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暗号資産投資の成功への道

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暗号資産(仮想通貨)の投資について、解説しています。何となく上がると思ったから暗号資産を購入してしまった方、長期保有したら資産が目減りしたという方、その投資方法で本当に大丈夫なの…
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#投資戦略

リスク管理の秘訣②

繰り返して損切りするより 最大ドローダウンを抑える効率的な方法は キャッシュの割合を増やして ボラティリティ(価格変動)を調節することです。 高いボラティリティだとチャートはこんな形 まず、ボラティリティは 一体何なのか、定義から始めてみましょう。 ボラティリティも測定方法が様々ですが、 最も簡単な方法を選んでみました。 ●1日ボラティリティ=(前日の高値-前日の安値)/始値×100(%) ●ボラティリティ=最近5日間の1日ボラティリティの平均 上記のボラティリ

リスク管理の秘訣①

こんにちは、HEYBITです。 以前の記事までの連載をお読みいただくと どう投資すべきかについて学ぶことができます。 ここで一回復習してみましょう。 私たちは自分の頭脳を使うと 逆に痛い目にあってしまうため、 感情に左右されないクオンツ投資が 投資に有効であること。 なぜ、トレンドをフォローしなければならないのか、 どうやって上げ相場と下げ相場を区分するのか を学びました。 具体的な戦略に入る前に、 最後の関門が残っています。 「リスク・マネージメント」です。 残

暗号資産に絶対に投資してはいけないタイミングとは?

投資で成功するには 上昇トレンドに乗ることが重要である と、以前の記事でも一度触れました。 つまり、投資は上げ相場の時だけ 行われるべきものです。 上げ相場では、我が家の子犬や 隣近所の6歳の子供が オススメした暗号資産(仮想通貨)でも 値上がりする可能性がかなり高いです。 投資でお金を稼ぐことができるのは 市場が上がったときです。 逆に、下げ相場では 何をしても上手くいきません。 ウォーレン・バフェット(Warren Buffett) のような投資の賢人も 200

バイアスを克服し、投資で成功する方法とは

投資で成功するための最大の敵は 市場でもなく、 政府でもなく、 相場を操作する勢力でもありません。 最大の敵とは、私たちの脳なのです。 脳に投資を任せるとなぜ失敗するのか、 なぜ口座の残高が空っぽになってしまうのか についてはこの連載ですでにお話ししました。 投資を成功を邪魔する、 この悪魔のような存在について もっと詳しく知りたいなら、 ダニエル・カーネマン博士の著書 『Thinking Fast and Slow (邦題:ファスト&スロー あなたの意思はどのように

暗号資産投資で判断ミスを招く心理②

投資で成功するためにはまず、 自分をコントロールすることから 始めなければいけません。 前回の記事に続き、 投資を失敗させようとする 最大の敵「心理」について お話しします。 損失回避+気質効果前回、基準点のバイアスにより 投資家の大半は買い値以下で売ることに抵抗感がある と述べました。 私たちが 「買い値より安くは絶対売れない(売りたくない)」 と考える理由がもう一つあります。 それが、損失回避(loss aversion)です。 人は損をしたくないと考えてしまう

暗号資産投資で判断ミスを招く心理①

こんにちは、HEYBITです。 今回は前回の記事に引き続き、 投資心理についてお話したいと思います。 投資の勉強というと 数字やグラフが 目まぐるしく変化する株価チャートを 分析するイメージがあるかもしれませんが、 投資心理を学ぶことも非常に重要です。 「相場がなぜそう動くか」 という事を突き詰めると、 そこには人の行動心理が働いている事は 明白ですし、 投資で判断ミスをしてしまう要因は 心理にあります。 前回は投資における最大の敵について お話ししました。 今回は

【長期保有で本当に大丈夫?】暗号資産はどう投資するべきか

以前の記事で暗号資産の市場の ボラティリティ(激しい価格変動) に勝つためには、 真正面から立ち向かって闘うよりは 価格変動のトレンドに乗っていくべきだ とお伝えしました。 今回の記事では、 暗号資産への投資戦略として 長期保有は正しいのか? 暗号資産へ投資をするならば、 なぜ価格変動のトレンドに乗っていくべきなのか? というお話しをしようと思います。 暗号資産は右肩上がりの資産なのでしょうか? 億り人になれたらいいな。 特定の戦略を検討する前に、 暗