システムは誰のためか

自分のなかでこの業界に対する迷いがある一番の原因が、システムってだれの為ってことだと思う。

自分の当初の志として、業務円滑化のシステム・人が楽をするためのシステムが作りたいからだった。要は、人のためのシステム(BtoB)が作りたかった。

でも現実は、人のためお客様のためを標榜しすぎた結果、SEにしわ寄せがいく。

自虐もこみで言うと、ビジネスの仕組みを変えることはできないから(権力がない・請けの構造)、与えられた枠内での「お客様のため」を求めすぎる結果、1SEの力では政治力が技術力より優位になり、ある程度以上の納得感を与えただけで感謝されてしまう。そのことは当然嬉しいのだけれど、その結果追いやられるSE・逆に言われた枠内に収まってしまうSEもどきが量産されてしまう。

では、自分で世の中に必要なもの開発する側に回ればいいのかというと、まだ分からない。やっぱりユーザーの為って言うのは根底に持っているし、そういう直接のターゲットがないものを作ることに対する、自分の価値観が今のところもててないのだと思う。

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