見出し画像

そんなのやめちゃえばいいんじゃね?ってことを真剣に考えてみた

まぁこれも仕事中にお客さまに何気なく言われたことなんですけど、
(前記事「無題」参照。死産で亡くなられた胎児のお子様のお母さんとの会話より。)

「やっぱりこういうところって喪服着てこなきゃダメなんですかね?あんまり暗い悲しいお別れにしたくなくて。明るくお別れしたいから、いわゆる平服ではダメかなって・・・」

やはり火葬場には9割が喪服(礼服)で来場されるので、なんと返答しようか迷ったけど、「平服で来場される方もいらっしゃるので、そこは皆さんのお考えに合わせて来ていただいて大丈夫ですよ」というような内容でお話しさせていただいた。

世の中なんとなくだけど”こうしなきゃいけない”ってことに囚われてしまう場面って多くあって、特に葬儀関係なんかは“喪服マスト”みたいな空気がバンバン漂っている。

でも、このお客さまの、一見非常識とも捉えられてしまいかねないこの発言は、我々の業界にとってとても重要な考え方であり、大きなヒントが含まれているんじゃないかなと思ったのでした。

つまり、葬儀=悲しみの場であるみたいな考えを、最期くらい明るく笑顔で見送ってあげたいよねの場と考えられるようにパラダイムシフトが進めば、なんか今の時代にあってるんじゃね??と思うのです。

金銭的な理由で喪服が買えないから私服で火葬場にやってきているのだろうという方しか見てこなかったので、そんな前向きな考えで喪服を着ない!という理由も確かに考えられるなと。

スーツ屋さんには申し訳ないのですが、リクルートスーツもしかり、礼服もしかり、だんだんそういうドレスコードみたいなのって無くしちゃっていいと思うのですよ。

多分僕らから下の世代はこれからそういう考え方がどんどん進んでいくのだと思う。

葬儀に喪服着なきゃいけないの意味わかんね。みたいな。

だから我々業界に勤める人々も、もっともっと考えを柔軟にしていかないと、本当に葬送儀礼みたいなものは消滅しちゃうんじゃないかなって思う。

でも、必要ないものならやめてしまったっていいと思う。

年賀状もそう。w

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?