男性看護師あるあるを書いてみる

#キナリ杯 に応募しよう、と思い立ち何について書こうか悩みましたが、自分の職業について考えてみるのが面白いのではないかと。
僕が思ったり、聞いたりした男性看護師あるあるを書いてみようと思います。
自分は医療的なことを書けるほど知識はないとおもっているし。

ただこれはあくまでも僕個人が感じていることなので、全ての男性看護師が同じように思っているわけではないことをご理解ください。

あるある①
『気づけば病院または施設全体で男性看護師は自分だけ』

大病院ならともかく、地方の小規模病院や施設ではあるあるですね。そもそも看護師の約7~8%しかいないんですよ、男性看護師って。看護師10人中1人いればいい方。自分の学生時代の同期の中にもこの状況の人がいます。各病棟に1人ずつぐらいいるなら多い方だと思います。ちなみに男性保育士は約3~4%。一緒に頑張ろう、男性保育士さん……。

あるある②
『噂話はしない(できない)』

看護師は女性の世界。偏見かもしれませんが、女性の世界らしく噂話がいつの間にか他の病棟まで広まることも多いです。不用意に噂話に加わるのは、命取り。『◯◯くんが言ってましたよ』の一言で、目立つ男性看護師の命運は絶たれます。そう、噂の発信元に仕立てあげられるのです。怖い。

あるある③
『休憩室に居場所はない』

これは②とも繋がりますが、休憩時間の一番のおやつは噂話です。悪口や浮いた話が目の前で繰り広げられる環境で、休めるはずはありません。ましてや、お気に入りの下着の話やら、月のものの話やら、彼氏との夜の話やらは耳を塞ぎたくなります。……話に入っていける男性看護師はいるのでしょうか。少なくとも僕には無理です。僕は基本的に休憩室では休憩しません。アレコレ理由をつけて食堂に行きます。まだマシ。

あるある④
『看護師じゃなくてもできる雑務を割り振られる』

重いものを運ぶ、高い所のものをとる、パソコンなどの電子機器のトラブル対応、備品の修理、その他etc......。以前テーブルの足をノコギリで切ったり、釘打ちしたり、スプレー缶で塗装したりをさせられたときは、自分の職業を疑いました。そういう雑務の方が楽だし楽しい、とは口が裂けても言えないですけど。

あるある⑤
『業務中、同僚の下着が見えてしまうことがある』

ノーコメントです。僕は経験ありますが、ノーコメントです。ナース服って意外と胸元緩いんですよね、男女問わず。時々「うっわこの人めちゃくちゃ派手なのつけとるやんけ」なんて思うとかないです。記憶から消すんで。その辺のガード緩い人多いから気をつけて欲しいです。僕は時々自分の胸毛が気になります。がっつり生えてるわけではないけとまさぁ……。

あるある⑥
『思わぬボディタッチで気まずくなる』

まあね、女性とぶつかったり、不可抗力で触っちゃったりするんだよ。漫画みたいに転びそうなのを支えたときとか、あるんだよ。気をつけても気をつけてもダメな時はダメなんだよ。むしろこっちより向こうが何とも思ってないことが多いです。僕は……ノーコメントでお願いします。ガード緩いのは本当に勘弁してくれ。

……とまぁ、ふざけ半分に6個のあるあるを書いてみましたが、真面目な話男性看護師は制限が生じる場面も多々あります。

それは多くの男性看護師が、精神科や救急、手術室に配属される機会が多いこと。
現場を希望していても年齢を重ねるにつれ、管理職など現場から離れなくてはならない人事が出やすいこと。
同じ看護師でありながら、男性だからという理由だけでダメなこと。
患者を目の前に、『あなた看護師さん呼んでもらえる?』と言われる悔しさ。

おそらく、他の業種で女性が経験しているような悩みや偏見を、僕たちは医療の現場で感じているのだと思います。
それでも多くの男性看護師は、制限を受け入れながら業務に臨んでいます。
少なくとも、自分の周りの男性看護師はそうです。
もしみなさんが男性看護師を見かけた時には、1人の看護師として接していただければと思います。
こちらも、誠実に、1人の看護師として対応していきます

……面白くない文章だなぁ。

#キナリ杯 、入賞はできなくても他の作品が楽しみ。
医療職以外の方も、男性看護師に聞きたいことがあれば答えられる限り答えます。

最期に男性の方々。
入院中悶々とする気持ちはわかりますが、男性看護師に『どの看護師がイケるんだ?』とか聞かないでください。
それは看護師に対して、そもそも1人の人間に対して非常に失礼です。
そしてそれ以降は必ず男性スタッフが対応することになるし、女性スタッフからの対応がどうなるかはご理解いただけますよね?

んなことやってる暇あるなら仕事するんだよバーカ!

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