指原莉乃の生き様

おはようございます。
こんにちは。
こんばんは、TAKAモノノフです。

今回は僕のアイドル観を構築し伝説のアイドルとして推しているアイドル指原莉乃の生き様を語ろうと思います。

指原莉乃の生き様は人を魅了し、アイドルの破壊と創造を成し得た王道なアイドルである!

何故僕がこう思うのか?
彼女との出逢いは2010年の24時間テレビ内で放映された「ヘビーローテーション」のCMである。そのCMのコンセプトはMVに○秒しか映らない美少女・さしこというコンセプトで流れていた。当時何となくAKB48が好きで推していた僕はそのCMで見た彼女にとても惹かれた。それから彼女のことを調べ週刊AKBやAKBINGOなどのバラエティ番組に出演している彼女を見続けた。
当時の彼女のスタンスはヘタレアイドルであった。
そのきっかけは番組内でバンジージャンプを飛ばなければいけない企画があり散々拒否続け飛べなかった。それを見たファンからヘタレと言われ彼女の代名詞となった。自虐ネタを発言しながらヘタレなキャラでバラエティ番組に出演し、その愛されキャラで彼女は瞬く間に人気となり徐々にメディア露出が増えグループ内でも地位を確立しつつあった。
僕が個人的に当時好きだったさっしー(以下略)のバラエティ企画は有吉AKB共和国内で行われていた「指原PRIDE」という1コーナーである。当番組のアシスタントであった小嶋陽菜と毎回しょうもない対決をするだけの企画である。散々VTRで小嶋陽菜を罵ったのにも関わらず対決はほぼ毎回負けた。小嶋陽菜にはバカにされMCの有吉さんにはボロカス言われるさっしーが何故か可哀想という目線ではなく面白く感じ笑っていた印象がある。まさにさっしーがプレーヤーとして愛されキャラでありバラエティ能力が発揮された企画であった。

そして、2012年彼女は選抜総選挙において4位という輝かしい順位を手に入れた。まさにアイドルとして順風満帆な道をたどりこれからセンター目指し更なる活躍を期待されていた…が…。
選抜総選挙を終えた直後青天の霹靂の如くとある報道が報じられた。
そう文春砲である!
さっしーは研修生時代に彼氏が存在しておりそのことが暴露された。まさにアイドルとしての禁忌を犯してしまったさっしーは当然のごとく大バッシングを受けた。
女性アイドルにとって彼氏の存在などは完全に禁忌とも言えるほどのご法度である。それを人気絶頂の48グループのメンバーともなればはっきり言ってアイドルとして終わったと言われても仕方がないレベルであった。
打って変わって周りからバッシングを食らったさっしーは当時のAKB48のオールナイトニッポンにて報道の謝罪をした。ラジオっ子でもあった僕はその放送をリアタイで聴いていたのを今でも覚えている。謝罪した後に秋元康も出演しさっしーにとってアイドルとして最大のターニングポイントと言えることを彼女に告げた。

指原よ、HKT48へ移籍しなさい。
1からやり直しなさい。

さっしーはその当時出来立てのHKT48への移籍を言い渡された。事実上の左遷である。しかし、このHKT48移籍がさっしーのアイドルの運命を劇的に変わるとはその当時の誰にも予想出来ない出来事であった…。

さっしーはその当時出来たばかりのHKT48で自分よりも年下のメンバーを束ねることになった。HKT48メンバーにはさっしーを快く思わないメンバーもいたであろう。また、ファンからしてもこれから盛り上げようとするアイドルグループに疫病神がやってきたかのような目線だったであろう。そんな完全なアウェーな雰囲気の中でさっしーがやったことは自分がアイドルとして魅せるだけではなく、HKT48メンバーを立たせてライブやメディアで魅せることをしたのだ。まさにアイドルプロデューサー指原莉乃が誕生した瞬間である。アイドルでありながらアイドルをプロデュースするその能力は瞬く間にファンを虜にした。さっしーは自分でなくHKT48を盛り上げるために甘んじて噛ませ犬的な立ち位置をなり彼女らを全国区へ広めた。また、さっしーはこの頃から自らのスキャンダルを笑いとして昇華した。むしろ少しゲスい方向へのネタもした。しかし、そのゲスさが醜く感じない。ゲスいのに品があるように感じた。これはさっしーの個性としか言いようがない。このような活動を移籍してから彼女はがむしゃらにした。まさに死に物狂いで世間と戦った。

そして、2013年に彼女は奇跡を起こす。
選抜総選挙で1位になったのだ。そうHKT48の功績が認められた。

その瞬間、指原莉乃はアイドルとして破壊者となりアイドルとして創造者となった。

今までのアイドルの常識ではさっしーは潰れている。
いや、もっと言えば芸能界から消えている。しかし、彼女は崖っぷちで火事場の馬鹿力を発揮しスキャンダルすらも踏み台しに新たなアイドル像として君臨したのだ。
この生き様に僕は本当に惚れたし僕が想像していたアイドル像を全てぶち壊された。その時僕のなかでさっしーは永遠の推しメンとなった。
2013年の選抜総選挙で一番印象に残っている場面はやはり大島優子とさっしーどちらかが呼ばれる瞬間である。大島優子の名前が呼ばれた瞬間、騒然とする中で大島優子は笑っていた。そして、彼女はこう語った。
「こんな腹を抱えて笑った総選挙は初めてだ…」
今まで前田敦子とAKB48でツートップとしてデッドヒートを繰り広げアイドルとして命をかけて戦った大島優子だからこそ言える言葉であろう。そこに嘘偽りない。今まで二人で築き上げたAKB48選抜総選挙という枠組みをぶち壊したのだ。しかも、それが指原なのだから笑うしかない。

ついに選抜総選挙で1位となったさっしーは48グループの顔となり新たなフェーズのセンターとなった。
賛否両論あった声も選抜総選挙以降の彼女の活躍にだんまりするレベルの飛躍を遂げた。そして、さっしーを新たなアイドルの創造者として許さないアイドルファンは最後の希望とばかりに渡辺麻友を推した。
2014年の選抜総選挙では見事さっしーを倒しまゆゆは1位となった。しかし、まゆゆがセンターになっただけではこの流れを断ち切ることが出来なかった…。

何故なら世間の目は王道なアイドルよりも邪道なアイドルを求めてしまったからだ!

さっしーは邪道なアイドルとしてアイドル界の頂点を取ったため王道なアイドルスタイルのまゆゆが一度センターを取ったところでその牙城は崩れなかった。もしかしたら我々アイドルファンはこれを望んでいたのではないだろうか、今までのアイドルの概念を木っ端微塵に砕くほどの衝撃的な邪道アイドルを。
さっしーは勢いそのままに2015年~2017年の選抜総選挙を1位となり三連覇を果たした。三連覇を阻むためにAKB48やSKE48、NMB48、HKT48など様々なアイドルが彼女に挑んだ。しかし、結局さっしーが卒業するまでに事実上彼女を越えたのは2014年のまゆゆのみ。この三連覇から僕はこう考えた。

邪道なアイドルスタイルが王道なアイドルとなり、王道なアイドルスタイルが邪道なアイドルとなった!

そして、彼女はアイドルの概念を木っ端微塵に壊しアイドルを辞める覚悟を決めた。2018年彼女は卒業発表をし、翌年の2019年アイドルとして終止符を打った。
最後まで彼女はアイドルとして振る舞った。さっしーは自分の源流であるハロプロイズムを決して忘れずに常にライブに挑んでいる。だからこそ他のアイドルたちには付け入る隙がない。彼女はまさに伝説を残しアイドルを辞めた…。

さっしーはアイドルを辞め次なる戦いとしてアイドルのプロデュースを目指している。=LOVE・≠ME・≒JOYとアイドルグループをプロデュースしている。ここからはアイドルプロデューサー・指原莉乃として新たなスタートを切った。アイドル指原莉乃の生き様を推している僕としては引き続き応援したい!
次に彼女はどのようにアイドル界を壊し新たな世界を魅せてくれるのか…。長い目で見守ろうと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?