私的台湾POPs入門のススメ
今、台湾POPsにハマっています。
J-POPや欧米のロックなどを取り入れつつ、台湾としての個性を投影しているサウンドには、近年世界でも人気が高まっています。
最近、Twitterでこんなタグ<#推し曲答えて繋げるリレー>が回ってきました。
推そうかとも思いましたが、140字でシーンの魅力を伝える力を持ち合わせておらず、noteにまとめることにしました。
大御所からデビューしたてのシンガー、気鋭のラッパーなど、台湾POPs入門にぴったりな5組を紹介しています。
僕の好みという色眼鏡もありますが、言葉がわからなくても楽しめるものを選んでいるつもりです。
自粛中の暇つぶしにでもなってくれれば幸いです。
・旺福(Wonfu)
男女混成4人組バンドの旺福。1998年12月に結成して何度かのメンバー交代を経て、今のスタイルになりました。キャッチーなサウンドと、ポップで聴いてて楽しくなるような楽曲で、台湾を代表するバンドです。既に日本にもファンが多く、ザ・コレクターズの加藤ひさし氏と交流があり、定期的に来日してライブを行っています。
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You Are My Air
もし、歌詞の意味を知りたかったら、字幕の日本語をONにしてみて下さい。vo.Mamiの透き通った声と、「あなたはわたしの空気なの」のようなキュートな歌詞にハマること請け合いです。ちなみに、このMVの撮影場所は京都だそうです。
・RPG
台南出身、気鋭のラッパーです。台湾のシーンでは、作詞家としても活躍していて、様々なアーティストとコラボしています。中国語と英語が入り混じる滑らかなリリックとフロウ、チルなサウンドには、日本のヒップホップ好きも心奪われるのではないでしょうか。
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Go South
フェスの終わりに聴きたくなるような、少し切ないこのビート。中国語はわかりませんが、それでもすっきり聴きやすいラップです。ちなみに、MVのキャラクターは、RPG自身のアイコンだそうで他のMVにも登場します。遠巻きに音楽フェスを眺めているという構図は、RPGのとある問題提起らしいです。
・dizlike
2018年に結成された4人組のガールズバンドです。メンバー全員が女性というのは台湾では珍しいらしいです。確かに男女混成はよく見かけます。フレッシュで爽快感のあるサウンド、J-POPっぽさのある曲構成で、徐々に台湾でも人気が出ています。まだ世に出せる楽曲も少なく、日本のSCANDALのカバーなどもしているそうです。
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你說你
サビのフレーズに「愛している」と日本語で歌っています。他にも乾杯の場面ではキリンビールだったり、日本人として嬉しいです。自分達がしたいことと、シーンへの擦り合わせを行っていると、メンバーはインタビューで話していました。もしかしたら日本でも売れるんじゃないかと期待しています。加油!
・Sweet John
このバンドはまず、推し曲のMVから見てみましょう。
降雨機率
男女混成の5人組バンドです。こちらも旺福と同じく、台湾では人気を確立しているバンドです。日本でも、台湾の音楽シーンに詳しい方であれば、ほぼ知っているというバンドです。まず、サイケデリックな映像が目を引きます。演奏力も高く、洒脱でテクニカルなサウンドが心地良いです。大都市台北を感じさせてくれるとともに、どこか日本人にも懐かしい部分があると思います。りんご音楽祭とかに来てくれたら嬉しいです。
・?te
文字化けではありません。?teがアーティスト名なのです。いつも黒い帽子を深く被り、口元だけを見せている謎多き女性シンガーです。深みのある声と、Lo-Fiなサウンドで注目されています。インタビューやインスタグラムでも、素顔を晒していません。
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Insomnia
「不眠症」というタイトルですが、聴けばよく眠れそうです。この謎に包まれた歌姫は、2019年に突如としてシーンに現れ、まだ情報も少ないのですが、現地のシーンでも人気を集めています。何の前情報もなくこの曲を聴くと、欧米のシンガーと間違えそうです。
まだまだ紹介したいアーティストはたくさんいます。もっと知りたいという方は、YouTubeを漁ってみたり、このアプリを使ってみたりすることをオススメします。
StreetVoiceは、台湾のStreetVoice社が2014年にインディーズミュージシャンの為に開発した、音楽プラットフォームです。
細かい説明は割愛しますが、言うなれば台湾版のSpotifyといったところでしょうか。ユーザーは、ほとんどの機能を無料で使えます。貴重なデモ音源も聴くこともできます。
一曲でもあなたの耳に合えば、異国の音楽を楽しむきっかけになってくれれば、とても嬉しいです。
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