企画職から営業職へジョブチェンジして思うこと
こんにちは。
私は都内の会社に勤めている、独身のアラサーOLです。企画職から営業職へジョブチェンジして1年が経ちました。
これまでのキャリアはというと。
新卒で入った会社で、1年半ほど無形商材の法人営業をして、部署異動に伴い企画系のお仕事をもう1年半。
その後、フリーランスとして独立して、いろんな会社のいろんなお困り事(ほぼ雑用に近い)を、体力のある限り引き受けて。1年くらいふらふら仕事しました。(事業企画も、総務も、経理も、法務も、プロジェクト運営も、いろーんなことを経験しました。)
そして昨年に会社員に戻り、今も営業職として働いています。
この記事では「なぜ営業職に戻ったのか?」「企画職やフリーランスを経て改めて感じる営業のメリット・デメリット」をまとめてみます。
どなたかのお役に立てれば幸いです💐
営業職へ戻った理由
企画職が自分にとって楽しくなかった
企画職をかじってみて、スキルや経験が必要なのはもちろん、人物タイプ面で向いてると思ったのは次のような人たちでした。
私はフリーランスでやってたこともあるかもしれませんが、高い熱量で業務に取り組めませんでした。
「もっとこうしたら皆が働きやすくなる」
「〇〇の部署が困ってるから助けたい」
が、私には足りなかったように思います。
次に企画職の業務そのものが好きかどうかについて。
私はプロジェクトの行末が分かった途端、興味がなくなるタイプ。企画職の業務全てが楽しいわけではありませんでした。
どういうことかと言うと、ざっくりプロジェクトって次の流れで進むように思います。
私は①〜③は楽しいけど、④以降は途端に興味が無くなってしまうのです。
運用フェーズになったら別の人に任せればいいのですが、①〜③をやり続けたいか?と言われると、その会社や組織が好きじゃないと続けられないなって思いました。
ビジネスの基礎と痛感した
営業はビジネスの基礎です。
どんなに素晴らしいアイデアや商品があっても、使ってくれるお客さんがいないと世には出られません。
私がフリーランスができたのも、同じです。
私のスキル・経験を評価してくれるお客さんがいたから続けることができました。
独立したり、商品・サービスをローンチした時に、はじめに躓くポイントが「お客さんを確保する」ことなのではないでしょうか。
自分がどれだけ優れていても、どれそど素晴らしい商品があっても、売れなきゃ食べていけません。
会社や上司から評価されるのも同じです。
相手の求めるニーズに応えていなければ、良い仕事をしても評価されないのです。
スキル・経験を磨くのと同じように、アピール(営業)する力も必要なのだと痛感しました。
営業のメリット
商売力がつく
営業をしていると、本当に多くのことが身につくけれど、特に商売力が鍛えられている気がします。
お客さんの課題をとことん考えて、自分たちの商材だったらどう解決できるのか提案して、メリットがあると思ってもらえれば買ってもらえる。
自社にとってもメリットがあるように交渉する必要もあります。安定的な売上を出すために、納期から逆算して動く必要もあります。
ビジネスの基礎が詰まってるなって思います。
コミュニケーション能力が身につく
お客さんと会話する機会が多いから、やっぱりコミュ力は身につきます。
このサービスの〇〇が凄いんです!
だから買ってください!
といっても、簡単には動いてくれません。
これらが満たされてないと、その「人」から買おうと思わないのではないでしょうか。
営業をすると、相手は何を考えているのか?を考えるようになり、視点が自分起点では無くなります。
この考え方は普段の日常生活にも役立つことが本当に多いので、私が営業していて良かったな、と思うことの1つです。
飽きない
私は無形商材を取り扱っている関係で、日々多くのお客さまとお会いします。
同じ業界・業態の会社であっても、全く同じ会社はないので知的好奇心がくすぐられ、飽き性の私でも長く続けられそうです。(商材に飽きることはありそうですが)
みたいな人には向かないかもしれません。でも私みたいな飽き性で広く薄くタイプの方にはメリットになるだろうなと思います。
転職に困らない
営業は手に職です。
どんな企業であっても、営業がない企業はありません。
また優秀な営業マンは、取引先からお声がかかることもしばしば。
転職に困らないのは強みと言えるのではないでしょうか。
女性の体力でも働きやすくなった
コロナ前後でお仕事の仕方が大きく変わりました。私の会社では、商談は全てオンライン。直接客先に行く機会が無いので、体力的に本当に楽になりました。
コロナ前、営業をしていた時は「体力的にずっとは続けられない」と思っていました。
実際に、新卒で入った会社では飛び込み営業をしているようなゴリゴリの営業組織に所属してましたが、女性はほとんどいませんでした。
特に子育てしている女性はみんなキャリアチェンジしていたように思います。
しかし、アフターコロナはITのおかげでとても働きやすいです。もちろん会社によりますが、企画職だと、情報管理の観点で、出社必須な職種も多いように思うので、営業は比較的リモートしやすくていいなって思ってます。
休みやすい
チームで働く企画職は、休みの日を同僚や上司と合わせることが多かったように思います。(全てではない)
しかし営業は商談が入っていなければ、比較的自由に休めることが多いです。前もって「この日に休む」と決めてしまえば、その日に商談を入れなければ休めてしまいます。
リモート環境もここに追加されて、働きやすさが加速してるように感じます。
結果が分かりやすい
結果を数値化しやすいのも良いです。
私は単純明快なのが好き。頑張ったら頑張った分だけ報われることが多いのでやり甲斐があります。
また、上手くいかなくても、月次や半期のタイミングでリセットされるので、気持ち新たに臨めるのもいいところです。
営業のデメリット
自分だけの力と勘違いしてしまう
営業の役割は「売ること」です。
売れるためには、そもそも良い商品やサービスだったり、会社の知名度も重要になってきます。それに、大企業になるほど分業化が進み、「売ること」に集中できる環境が整っています。
周りを見渡したり、過去を振り返ると、「自分の力だけで売れている!」と感じている人もちらほらいたような、いないような、、、
そのような人が転職したり、独立したりすると、「売れなくて困っている」「転職してはじめて自分の力を思い知った」と語る姿をよく見かけました。
ジョブチェンジしにくい
どの職種もそうですが、営業から別の職種にジョブチェンジは難しように思います。
これらがよく見かけるキャリアステップです。
他業種へ未経験で転職するのもいいけれど、チャンスがあるのって若いうちだけだろうし、躊躇しまてしまいますよね。。
営業とは関係ない他職種へジョブチェンジするための解決策としては、副業や会社の部署異動制度(あれば)が挙げられます。
未経験で転職すると、年収も下がりがちだし、向いてるからわからない職種を0からスタートすることになります。
その前に、副業でチャレンジしたい職種をやれば、実績になります。部署異動も転職しなくて済むので低リスクです。
ノリが若い
会社の組織風土によりますが、ノリが若い。
人とお話しすることが大好きな社交的な人が多いから、他組織と比べても元気さが凄いです。私は特に20-40代が中心の営業組織に所属しているせいか、特に感じます。
私はあまり大勢でワイワイするのは得意ではないので、ちょっとしんどい時があります。笑
以上が、企画職から営業職へジョブチェンジした理由と、改めて発見した営業職のメリット/デメリットになります。
コロナ前後で営業手法が変わり、リモートワーク・フレックスOKの環境であれば、かなり営業はしやすくなっていると思います。(もちろん会社にもよりますが)
新卒で飛び込み営業をしていた頃。
女性が結婚・出産でどんどん辞めていくのを見て「営業は好きだけど、体力的にも働き方的にも長くは続けられない」と思っていました。
数年後、もっと働きやすくなってるし、キャリアの選択肢も自分次第で、いつでも広げられるよ。って、あの頃の私に言ってあげたい。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。それでは!
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