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もうエアコンはいらない!?

こんにちは。なかなか咳が止まらないんですが、SNSにもそんな方がちらほら見受けられて、私だけじゃないんだなぁと思っています。気温差が激しすぎて、体調が追いつきません!

さて前回お話しすると言っていた、私が出会ってしまった一冊の本はこちら、甲斐徹郎さんの『自分のためのエコロジー』です(古いのでさすがにAmazonにもう在庫はないですね、リンクは中古品になりますのでご注意ください)。

もう15年近く前になりますが、家の新築を考えて様々な本を読んでいたのですが、とあるリフォーム本を見ていた時に「お金をかけなくても、ちょっとした断熱で暑さ寒さをコントロールするだけでも快適さが断然違う」という内容に出くわします。当時あまり自分にはない発想だったのでその原典を辿って、この本に辿り着きました。

この本では、どうして夏は暑いのか?冬は寒いのか?を、ただの気温の高低の話ではなく、人がどう感じると暑いのかといったメカニズムから解説してくれています。といっても難しい話ではなく「熱血サラリーマンが窓の外にずらっと並んでいるようなもの」なんて表現で、とてもやさしく直感的です。

その中の話で私がとてもびっくりしたのが、世田谷に作った集合住宅で夏にエアコンをつけずに生活ができている、という実戦でした。実際に著者の住まいなのですが、緑の効能と家の性能を最大限に活用することによって、外気温が36℃の時、部屋の中は(エアコンなしで)27℃に保たれているというのです!

もちろん、緑の効果を最大限に利用するためのたくさんの仕掛けがなされています。しかし私はこれを読んで大変シビれまして、この本に書いてあることで自分にできることがあればぜひ実践しよう!と心に決めました。もちろん全てを同じようにすることは難しいですが、メカニズムを理解していれば多少の応用は効くし、予算などの制約があっても、何を優先すればいいのかも考えられます。

そうして、私が「外の環境」が一番大事で、さらに家は「断熱性能」を優先すればいいという、このnoteでお話ししている考えに至ったわけです。

そしてこの本の素晴らしいところは、私のように「こんなふうに自分のために緑を増やして快適な家にすればいいんだ」とみんなが考えるようになると、その快適な環境がつながり街全体がどんどん快適になっていく、という考え方。そしてその環境を自分のために使うことが、その環境を共有できる人同士のコミュニティを形作っていく、というところまで言及していることです。

「緑に囲まれた快適な住まい」という価値を自分のために追求していったら、同じように追求していった人たちとのコミュニティが生まれる、というところまで理論化されているのです。

著者の甲斐徹郎さんはしばらく大学の先生をされていたそうなのですが退職されて、その後オンライン講座で講師をされているのですが、それをこの秋に私はたまたま見つけてしまいました…!私は先生の理論をもっと知りたいと、今そのオンライン講座で学んでいます。

なので、今私が学んでいることやこれまで経験してきたことを、拙い文章ながらこのnoteを読んでくださる方と共有していきたい、そして最終的には理想の快適な住まいとして実現していきたい、と思っています。

もしよろしければ、今後も(多少脱線もあるかと思いますが)お付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

次回は、もうひとつの私のバイブルになっている、甲斐先生の著書についてお話ししたいと思っております。

ここまで読んでくださりありがとうございます。よければスキを押していってくださいね。ではまた。

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