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【HEROZ】ティファナ・ドットコムの株式取得(グループ会社化)の狙いについて

こんにちは、HEROZ株式会社(4382)のIR担当です。
3月19日に発表した、HEROZによるティファナ・ドットコムの株式取得によるグループ化に関してご質問を頂く機会が増えてきております。
今回は、ティファナ・ドットコムの事業の概要やグループ化の狙いについてご説明いたします。


・今回のM&Aに関する開示資料は、こちらからご確認ください。⇩
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4382/tdnet/2411618/00.pdf

https://ssl4.eir-parts.net/doc/4382/tdnet/2411617/00.pdf



ティファナ・ドットコムについて

会社概要・事業内容

ティファナ・ドットコムは、「WebとAIの力で、世の中を笑顔にしたい」という思いのもと、社会と繋がり社会から必要とされる会社を目指し、2000年の設立以来成長を続けてきました。
HP: https://www.tifana.com/

ティファナ・ドットコムは、Web制作事業とAI事業の2軸で事業を展開しております。
Web制作事業は、顧客のWeb制作やシステム開発から保守運用、コンサルティングまで、顧客のWeb活用を幅広くサポートしております。
また、AI事業としては、DXツール「AIさくらさん」シリーズを展開しております。

「AIさくらさん」について

AIさくらさん

「AIさくらさん」シリーズは、顧客の抱える課題に合わせて活用可能なDXソリューションです。
UIや説明のわかりやすさと、親しみやすいデザインが強みのサービスで、駅構内や公共施設、大型の商業施設などでも広く導入されており、ご覧になった事のある方もいらっしゃるかと思います。

最高裁判所や、JRの各駅、羽田エアポートガーデン、その他多くの自治体や公共施設で活躍中

このような接客案内や受付のサービスに加え、チャットボットや問い合わせ対応、web解析などを行う「さくらさん」シリーズもあり、多くの大企業でも導入されています。

ニーズに合わせた様々なシリーズを展開


直近でも、新たに電鉄会社や自治体との契約が増加しており、今後ますます社会へ浸透していくDXソリューションです。


HEROZグループへの参入の狙い

つづいて、今回の株式取得による狙いについて、ご説明します。

リアル空間におけるLLMの浸透

ティファナ・ドットコムのグループ化には、大きく2つの狙いがあります。
1つは、リアル空間におけるLLMの浸透です。
ChatGPTは、世界的には驚異的な利用者数を獲得しておりますが、日本における利用率は12%に留まっています。
HEROZは、残りの大多数のユーザーにLLMを届けるためのUXを実現する事が、日本社会のAIXを加速させると考えています。

分かりやすく、親しみやすい構造・デザインから、既に公共のシーンでも
大活躍しているAIさくらさんを通じて、上記の実現を目指します。

HEROZグループの既存のプロダクトとのシナジーの創出


2つ目は、HEROZグループの既存のプロダクトとのシナジーの創出です。今回のティファナ・ドットコムのグループ化にあたって、今後、HEROZグループの既存のプロダクトと、AIさくらさんを組み合わせていくことで、専門性の高いサービスや、ビジネスの現場で使いたいツールを、より分かりやすく、使いやすい形で提供していく予定です。

HEROZ グループのサービス・プロダクトについて


まず、改めてHEROZグループのプロダクトについて紹介します。

HEROZ ASK
HEROZによる、LLMを用いた業務アシスタントサービスです。
LLMを、単なる検索ツールとしてではなく、ビジネスの現場での業務効率化に適したサービスとして開発いたしました。クローズドβ版では、大手企業を中心に多くのフィードバックを受け、より業務で使いやすくなるような機能を追加し、有償版を提供開始しております。
また今後は、建設法規に特化した業務アシスタント「建設GPT」など、ドメイン特化型のプロダクトの開発も進めて参ります。

JOINT
ストラテジットによる、SaaSとSaaSとの間の連携をサポートするプロダクトです。
現在急激に成長しているSaaS市場ですが、複数のSaaSを並行して運用するのは難しく、SaaSの一元管理や、連携開発の需要は日々高まってきております。
スタートアップのSaaS事業においては、顧客に自社SaaSを導入してもらうために、大手SaaSとの連携機能の開発が必要となり、リソースが圧迫される、といったケースも増えてきております。
ストラテジットは、従来よりSaaS間連携APIの開発に特化しており、その知見を活かしてJOINTを開発致しました。これにより、SaaSベンダーは、自社のSaaSの連携開発にかけるリソースを大幅に効率化する事ができます。

Quickシリーズ
エーアイスクエアによる、コンタクトセンター領域に特化した自動応答や自動要約等のシステムです。
人手不足やオペレーションのストレスといったコンタクトセンター業界の課題を解決すべく、自然言語AIを用いて、チャットボットやFAQの作成などのオペレーション業務をになっています。

・バリオセキュア マネージドセキュリティサービス
最後に、バリオセキュアの提供する、マネージドセキュリティサービスについて紹介します。
バリオセキュアのマネージドセキュリティサービスは、中小企業にありがちな、「1人情シス」体制でも安心な手厚いフォロー体制が評価され、ファイアウォール型のインターネットセキュリティサービスとして、日本の中小企業の間ではNo.1のシェアをもちます。
一方で、直近ではゼロトラストに対応した新たなセキュリティ事業の開拓や、HEROZと連携してAIを用いた機能の搭載にも取り組んでおります。

シナジー創出に向けた展開


上記で紹介したプロダクトについて、HEROZ ASKをLLMの活用基盤として、グループ会社の様々なアプリケーションを搭載していくことで、様々な顧客にリーチしていきます。



 以上、ティファナ・ドットコムの株式取得に関するご説明となります。
 今後も、当社のプレスリリースや決算の内容について、積極的に株主の皆様の疑問や関心に応えていければと存じます。

 当社はAI SaaS戦略を掲げ、今後より成長に向けた取り組みを加速させてまいりますので、ご注目いただけますと幸いです。
 当社の次回決算発表(2024年4月期 通期)は、6月14日(金)を予定しております。

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本記事は、情報提供のみを目的として作成しており、有価証券の販売の勧誘や購入の勧誘を目的としたものではございません。