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9期心理的安全性アンバサダー認定ワークショップDay2開催報告

昨日は、第9期「心理的安全性アンバサダー認定ワークショップ」Day2の開催日でした。Day2は相手の心を開くコミュニケーションの基本②,③を実施しています。

認定ワークショップではインプロ(即興コメディ/演劇)のなかにあるインプロ・ゲームと呼ばれている、ちょっとしたルールのあるエクササイズを中心に進めていきます。

Day2は特に身体的エクササイズ多めで実施していきます。昨日実施したエクササイズは、ニックネームポーズ回し、ミラー、震源地探し、Yes,And(動きあり)、ヒーローインタビュー、でした。

ミラーというエクササイズは有名なエクササイズで、かつ身体的な表現だけで相手とかかわっていきます。どんなエクササイズかというと、率先して動くLeaderと、それを読み取りながら真似をしていくReaderで構成されています。2人で実施することもできますが、20人ぐらいで実施することもできます。またオンラインでも上半身だけにはなりますが実施できます。もちろんオンラインでも全身を映すことができていれば全身を使って実施することもできます。

このエクササイズのポイントは
①相手に意識を向ける
②相手に集中する
③相手の変化に気づき変化していく

という3つのポイントです。

身体性というのは相手の考えていることを理解し共感する上で助けになるものです。相手と同じ表情、姿勢、動きをとってみるとより相手の考えていること、イメージしていることに共感することができます。

その際、自分に向いている意識が、相手への意識に変わっていくことが感じられます。意識が相手に向くと、しっかりリアクションを取りつつ共感や同じイメージを見ることができるようになります。そのなかで相手を観察・洞察して、相手の真の意図を探る手がかりになっていくのです。

インプロ的なコミュニケーションでは同時に2つのことをおこなっていきます、先ほどのミラーのエクササイズでは動くことに慣れてきたら一人語りで今日あったことなどを喋りながらLeaderは動いていきます。またReaderは話を聴きながら理解しつつ、しっかり真似をしていくのです。

このやりとりは会話の中でそのまま活かせます、ノンバーバルなコミュニケーションとバーバルなコミュニケーションを同時並行的に実施していくことで相手にしっかり伝えていくことと、相手の話を積極的に傾聴すること共感することができるようになります。

Leader
話す、相手に伝わりやすい感情表現、相手に伝わっているか確認しながら話す
Reader
聴く、リアクションをする、相手と同じイメージを見る、相手の伝えたいことが言語的に表現されているか観察・洞察しながら聴く

心理的安全性を醸成していくためには言語的な受け入れ方も大事ですが身体的な表現でしっかり相手の話を受け入れていく、伝えていくことが大事になってきます。

役者ではないビジネスマンには感情表現をしっかりおこない積極的傾聴をすることはなかなか難しいかもしれません、しかも会話をしながらしっかり感情表現をしていくことは、表現できる感情の種類や感情の幅が狭くなかなかハードルの高いものです。

しかし、相手に意識が向いて、相手の変化に合わせていきながら会話することができれば自然と感情が動き相手にしっかり共感している姿勢をみせることができます。

感情表現などは温度差が出てしまうと嘘くさくなり話を聴いてくれていないのではないかという不安感を持たせてしまいます。その温度差が出ないようにするためにも相手に意識が向いて、相手の変化に合わせていきながら会話することが大事になってきます。

つまりミラーエクササイズをしているような感覚で会話することができれば役者ではなくてもしっかり感情表現などノンバーバルコミュニケーションができ、相手に安心感を与え話しやすい雰囲気が醸成できる積極的傾聴が出来るのです。

少し長くなりましたが、今日は開催報告と、インプロと身体性と心理的安全性について語りました。

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