はじめまして、まりです

ずっとずっと隠れて生きているような、そんな気がしていた。「普通の人」のフリをして、この世界からはみ出してしまわないように、誰も傷つけないように、私も傷つかないように。ところで、普通って何で、私は誰だっけ?

はじめまして、まりと申します。

都内で総合職の会社員として働く25歳(もうすぐ26歳)です。ひとり暮らしをしていて、独身ですが恋人がいます。

冒頭で突然ひとり語りをしましたが、私は、私の人生を振り返るといつも「生きにくい」という感覚が多かったように思います。

私の生きにくさの原因は主に「自分らしさを隠すこと」「隠さなきゃいけない自分らを持ってしまったこと」だと考えています。


私は、バイセクシャルです。

人生のほとんどの恋愛を女の子としてきました。自分のことをレズビアンだと自認していた時期もありました。

また、昔から落ち着きのない子どもでした。じっとしているのが苦手で、空気も上手く読めなくて、今でも長い会議は辛いです。人の話を上手く聞けませんが営業職です。なんとか頑張って仕事をしていますが、本当はそれが苦手なことを周りに言えずにいます。

あと、非常に浮気性でセックス依存症気味です。昔出会った人に「まりちゃんはポリアモリーだね」と言われたことがあるけれど、相手の浮気は許せないので自分勝手な浮気性です。今は恋人のサポートもありひとりの人と安定した関係を結べるように努力しています。

さらに、ボーダー(境界性人格障害)だと自分では思っています。学生時代の自傷癖、人間関係の不安定さ、毎日違う人とセックスをして、恋人を何人も作って、試し行為をしては別れて、また新しい恋人を作って。これも今の恋人のサポートで少し落ち着いてきているけど、暴れ出しそうな気持ちを抱えて、泣きじゃくる日々です。

それと、援交をしていました。今はパパ活ともいうのでしょうか?1回セックスするたびに1.5万円から2万円を貰っていました。なんとなく自分を傷付けたかったのと、お金はあったほうがいいよなぁって。そんな感覚で身体を売るようになりました。お金にだらしない母親のもとで育ち、お金のことで何度も嫌な思いをしたから、お金への不安と執着は強いかもしれません。怖い思いもたくさんしたけれど、稀に出会う良い人からたくさん勉強もしました。そこで出会った人と不倫関係になって、辛い思いをしたり。まあ、1番辛いのは奥さんだから私が何かを言える立場じゃないんだけど、孤独なあの人を救いたいって、偉そうに思っちゃったりして。


ここに書いたこと全部、会社の人にも友だちにも言えませんでした。今も言えません。もちろん、親にも。だから私、友だちって思える人がいないんです。常に何か隠し事をしてるから。みんなそんなこと気にしないよって友だちでいてくれるだろうけど、私の勇気が足りなくて。あとこんなこと親にカミングアウトしても傷つけちゃうだけだろうし。

だから私はいつも普通の人のふりをして、誰も知らないところで自分らしさを発揮してた。でもそういう場所では普通の人の私をひた隠した。どこかでそのふたつの世界が繋がってしまうと、普通の私が脅かされる気がして。

でも、普通の人でいることって、自分らしさを否定すること。自分で自分のアイデンティティを奪うことだから、すごく辛くて生きにくかった。

きっとこの世界にはそうやって、自分で自分を否定しながら頑張っている人がすごく多いんだと思う。本当は言いたいことがたくさんあるのに、こうした方が普通でいられるから、普通でいたほうが生きやすいからって。全然生きにくいのにね。

女だから、若いから、母親だから、普通こうするべきだ、逆もまたしかり。でも私はそういうカテゴリである以前にひとりの人間だ。同性愛者は普通じゃないから大人しくしてろ、権利なんてない、そもそも存在してはいけない。そう言う人がいるけれど、でも私は存在している。


今の世の中はとても便利で、閉鎖されていてひとりぼっちだと思っていた私の世界を発信することができる。ほぼ匿名で、でも私の存在を伝えることができる。

もしも私と同じように生きることが辛くて、人と違うことを隠すことが辛くて、普通でいることも辛くなっちゃった人がこの記事を見てくれたなら。あなたはひとりじゃないし、あなたも存在していていい。それをあなたに伝えたくて、このノートを始めました。

また、マイノリティと呼ばれる人たちのことをもっとみなさんに知ってほしくて、このノートを始めました。セクシュアリティって、ジェンダーって、なんだか難しい。そう思っている人たちが何かを知るきっかけになればいいなと思います。


文章を書くのが下手で、何も考えずに打ち始めてしまいます。それぞれの記事には伝えたいことがあるようでないような、そんなノートです。私を否定しないための場所です。あなたを否定しない場所になりたいです。


どうぞよろしくお願いします。

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