見出し画像

🇹🇼「子育て中でも、母でもない、妻でもない「私自身」のための時間や行動を少しでもいいから大事にする。そんな人に憧れます」

Kumiさん

フリーランスのヨガ・ピラティス講師。2018年、東京から台湾へ移住。翌年、初のクラスをスタート。日本語と中国語OK、マタニティ期や子連れの参加も歓迎。人気が広がり、現在は台北3か所、台中1か所でレッスンを開講。漢方茶のプロデュースも手掛ける。2023年夏ごろ、自身がデザインしたヨガウェアを発売予定。
取材日:2023年2月13日

Q、今の仕事のアイデアはいつ、どうやって思いついた?
A、以前は銀座で働いていました。24歳のときに仕事を辞めたら、パニック障害になって。働くことが好きだという自覚はあったのですが、「仕事してないと私、本当にダメなんだな」って気付かされました。心身の不調を治すためにヨガ・ピラティスを始めたんですが、すぐに「教えること、仕事にできる!」ってピンと来たんです。習い始めて半年で講師ライセンスを取って、1か月間のハワイ研修留学にも行きました。

Q、台湾になぜ移住を?
A、「海外に住みたい」って漠然と思ってたから。やりたいと思ったらすぐ行動したいタイプ。東京でお世話になっていた女性が台湾人だったり、ご縁も多くて、「住むなら台湾!」という感覚で飛び込みました(笑)。

Q、どんな子ども時代だった?
A、自分でもすごく意外なんですけど、超人見知りでした。いとこや親戚のおばさんとも話せないくらい!ただ、8歳年上の姉が大好きで。姉は、私が小学校4年生くらいのころ、秋田の実家を出て東京に住み始めたんですが、私は姉に会いたい一心で、1人で東京まで行くようになりました。人見知りの奥に隠れていた「チャレンジ精神」が顔を出すきっかけになりましたね。私も高校から東京暮らしを始めました。

Q、今までで最大の試練は?
A、中学2年生にありました!バレーボール部の先生と全く合わず、私の意見は全て否定されるような暗黒時代。上からの意見は絶対、という感じで逃げ場もなく、大人不信になりましたね。仕事を始めてからは、辛いことも学びや経験だと思えているので、そんなに試練と感じることはないですねー。

Q、人生の目的は?
A、女性たちが、女性である自分を大切にしながら、生活を楽しめる世の中をつくりたいです。私、仕事は大好きだけど、子どもを育てたいという思いも持っています。今の世の中、「妊娠中だから参加できない」「子連れだから行けない」って、母子の体調に問題がなくても、いろいろ制限される場面多いですよね。女性の人生から、そんな〝不便さ〟をなくしたい。

私の教室では、マタニティや子連れの方も気兼ねなくレッスンを受けられます。私自身も将来は子どもを育てながら心地よい働き方、生き方を見つけていきたいと思っているので、同じ思いの女性をサポートすることは生き甲斐なんです。

Q、今の仕事で嬉しいことは?
A、妊娠しても出産しても、教室に通ってくれる生徒さんがいること。生徒さんの体が柔らかくなったり、どんどん素敵に変化していくこと。

Q、自分軸を整えるのに役立つロールモデルは?
A、「ママになっても自分らしく」という女性は素敵ですね。子育て中でも、母でもない、妻でもない「私自身」のための時間や行動を少しでもいいから大事にする。そんな人に憧れます。例えば、仲里依紗さん。子育てしながら奇抜なファッションも楽しんでいる。「ママ」という型にとらわれない感じがいいな、と思って拝見しています。

言葉にしづらいけど、生活全体が母という立場で100%になるより、自分自身の世界を持った1人の女性として子育てしていく方が、きっと家族にいい影響があると思うんですよね。私も「これが私だから」って心のままに突っ走るママになりたいな!

Q、あなたにとって「稼ぐ」とは?
A、夢の実現と楽しさを兼ね備えているもの。「人に喜ばれたい!」「私も楽しい!」に思い切り向かっていると、収入って増えてくるんですよね、不思議と。

Q、人生を過ごす上で、誰かのアドバイスは必要?
A、私は、周りに反対されても自分がやろうと思うことをやるのが信念。なぜなら、人のアドバイス通りにやって失敗したら、大きなマイナスしか残らないから。相手への恨みとか、人間関係の問題とか。自分の考えでやった場合は、失敗も全て学びになる。だから、いつも自分で決めます。

Q、今の生活で気に入っていることは?
A、やりたいことを、やりたいようにできている環境。たくさんの方々と交流できているところ。

Q、人生の最期どう迎えたい?
A、わが子に見守られていたい。

Q、「自分に自信がない」という人に伝えたいことは?
A、自分に自信がない人って、自分から動いてないと思う!私はよく「自信がありそう」って言われるんですけど、最初から自信があったわけじゃない。ヨガのポーズをマスターしたい、中国語話したい、台湾に住みたい…。自分の「やりたい」「なりたい」に向かって、1つ1つ、小さな「できた」を積み重ね続けた結果なんです。だから、自信が必要なら、動いてほしい。私が提供しているヨガ・ピラティスの時間も、その一つとして生かしてもらいたいです。

Kumiさんのリンク:
(Instagram)kumi_twyoga
(Facebook)kumi_taiwanyoga
(HP)A-project
取材日:2023年2月13日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?