すずきヒロあき

デジタルハリウッド大学メディアサイエンス研究所研究員。伝えることを仕事にしてきました。…

すずきヒロあき

デジタルハリウッド大学メディアサイエンス研究所研究員。伝えることを仕事にしてきました。"コロナの時代"に思うことを、noteに記録していきたいと思います。

最近の記事

コロナの時代に思う#9 「きょうの猫村さん」主題歌を聞いたら涙が出そうになる

2020年4月26日 毎週「きょうの猫村さん」(テレビ東京)を見るのが楽しみになっている。 https://youtu.be/7CFgXdCIOEk 猫の家政婦の猫村さんが暮らす日常風景をコロナの渦中に見るにつけ、以前なら当たり前だった風景の中にある温かさや人(猫)と人の距離に涙が出そうになる。 特に坂本龍一が作曲しユザーンが作詞した「猫村さんのうた」の歌がいい。 「お料理 おそうじ おせんたく ちょっぴり うたたね・・」 猫の家政婦を演じる松重豊「深夜の音楽食堂

    • コロナの時代に思う#8 "自粛生活"で、とにかく夢をよく見ませんか?

      2020年4月26日 最近、よく夢を見るようになりました。主に仕事の夢なのですが(大体うまくいっていないのです)、とにかく良く見るのです。在宅勤務と外出自粛が始まってからの現象で、これほど夢を連続して体験したことはありません。 皆さんは夢を見ませんか?と思って調べてみたら、ナショナルジオグラフィックに「新型コロナで奇妙な夢や悪夢を見る人が増加、理由と対処法は」という記事を見つけました。 暮らし方の大きな変化は、体と心に少なからぬ影響を及ぼしているのですが、コロナによる将

      • "外出自粛"が終わるのは2021年秋か

        2020年4月15日 厚生労働省クラスター対策班が、日本における新型コロナウイルスによる感染者数の予測を発表した。 これまでアメリカやイギリスで、対策の強度に応じた感染者や死者の予測が明らかにされていたが、日本で予測が発表されたのは初めてだと思う。そもそも緊急事態宣言を発令するにあたっても、科学的な予測に基づいた根拠を示した方が良かったのではないだろうか。 https://www.asahi.com/articles/ASN4H3J87N4HULBJ003.html

        • コロナの時代に思う#6 「命を守る」と言い始めた小池知事の発言の変化

          2020年4月12日 近所のドラッグストアで初めてマスクが店頭に並んでいるのを発見し、マスクを買うことができた。5枚で598円。トイレットペーパーもたくさん店頭に置かれていて、買い占めの混乱も一段落したのかと思う。一方でAmazonで購入したマスク(50枚)は、突然キャンセルされてしまった。世界で起きているマスク争奪戦の影響なのかもしれない。 緊急事態宣言を受けて、仕事もより一層在宅の機会が増え、大好きなボルダンリングもできなくなったので、運動不足を解消しようと久しぶりに

        コロナの時代に思う#9 「きょうの猫村さん」主題歌を聞いたら涙が出そうになる

          コロナの時代に思う#5 中国の今と日本の未来

          2020年4月4日。 コロナの不安と同居しながら過ごす日々。 メディアはイタリア、スペイン、アメリカの爆発的な感染と日本の緊急事態宣言を報じていて、中国がどんな状況になっているか気になっていた。 日本で何が起きるかを予測するには、他国で起きていることが参考になる。 徹底した隔離政策を実行している南京の様子を取材した竹内さんのドキュメンタリーを以前見たが、今回は現在の南京市の様子を映像で知ることができる。すっかり生活が元に戻っていて驚いた。 爆発的な感染拡大を凌いだと

          コロナの時代に思う#5 中国の今と日本の未来

          "コロナの時代"に思う#4  「長期戦になる」

          2020年3月28日 東京都の小池知事らが求めた外出自粛の週末。仕事で出かけた東京・上野は、人はいるものの閑散としていた。もし都市封鎖という事態になれば、どうなるのだろうか。 仕事帰りに寄ったスーパーでは、2日前になくなっていた肉は棚に並んでいたが、コメと納豆は一切なかった。入り口の扉には「入場制限」の張り紙が残され、恐らく開店前には行列ができていたのだろう。今日の東京の感染者数は、63人と過去最多となった。 そして、注目の安倍総理の会見が夕方に行われた。過去2回の会見

          "コロナの時代"に思う#4  「長期戦になる」

          "コロナの時代"に思う#3  指導者の言葉

          2020年3月26日 コロナの不安が広がっている。25日夜の小池東京都知事が爆発感染の重大な局面と発言し、不要不急の外出を控えるよう要望したからだ。25日の夜に都内のドラッグストアに立ち寄ったところ、通常は数品程度しか買わない客が、買い物カゴいっぱいに食料品を詰め込みレジに長い列を作っていた。翌日の今日、スーパーに行ったろところ肉売り場には一切肉が並んでなく、米もトイレットペーパーも売り切れとなっていた。 コロナの感染が広がってから、ネットでイギリスとアメリカのニュースを

          "コロナの時代"に思う#3  指導者の言葉

          "コロナの時代"に思う「恋はつづくよどこまでも」

          2020年3月19日 マルケスの「コレラの時代の愛」は、コレラが大流行した時代に愛を貫いた男の物語である。そんな本の題名に触発されて「コロナの時代に思うこと」というタイトルでnoteを書き始めたことは、前回のnoteで書いた。 今official髭男dismの「I love…」を聴きながら、#2を書いている。「恋はつづくよどこまでも」を見終わったからだ。50代ですが、毎週、楽しみにしてました!面白かった!! 「コロナの時代の愛」とも共通点がある。主人公の看護師は、50年

          "コロナの時代"に思う「恋はつづくよどこまでも」

          "コロナの時代"に思う #1

          2020年3月17日 コロナの流行の真っ只中にいて思い出すのが、昔読んだガブリエル・ガルシア=マルケスの「コレラの時代の愛」である。 コレラが流行する時代に50年以上、一人の女性を待ち続けた男の話だ。物語はともかく、"コレラの時代"なぞ、遥か昔の遠い世界の話だったはずなのに、感染症が広がる"コロナの時代"を生きるとは思いもしなかった。 noteを書いてみよう、書いてみようと思っていたのに一切できなかった僕が、noteを書区ことを決めたのは、そんなコロナがきっかけだった。

          "コロナの時代"に思う #1