"コロナの時代"に思う#3  指導者の言葉

2020年3月26日

コロナの不安が広がっている。25日夜の小池東京都知事が爆発感染の重大な局面と発言し、不要不急の外出を控えるよう要望したからだ。25日の夜に都内のドラッグストアに立ち寄ったところ、通常は数品程度しか買わない客が、買い物カゴいっぱいに食料品を詰め込みレジに長い列を作っていた。翌日の今日、スーパーに行ったろところ肉売り場には一切肉が並んでなく、米もトイレットペーパーも売り切れとなっていた。

コロナの感染が広がってから、ネットでイギリスとアメリカのニュースを読んだり聞いたりするようになった。感染拡大に伴い、人工呼吸器の不足など緊迫した状況が日々伝えられている欧米と、感染が増えつつあるとはいえ、まだのんびりしている日本とは随分隔たりがあると思う。そんなニュースに触れるほど不安な気持ちが増してくる。恐らく買い物に殺到する人たちも同じ気持ちではないだろうか。

国の指導者がこの危機と不安について一体どんな言葉で国民に語りかけるのか興味が湧いて調べてみた。それぞれ個性があり、危機の中でのリーダーの言葉であるが、特にメルケル首相の言葉は分かりやすく、国民の視点から語りかけ、不安を和らげて希望につなげるものであったように思う。

安倍首相(3月14日) https://www.sankei.com/politics/news/200314/plt2003140016-n1.html けして悪くないと思うのだが、もっと語りかけるように、そしてみんなの気持ちになって話せば良いと思う。

アメリカ・トランプ大統領(3月11日)http://www.news24.jp/articles/2020/03/12/10608393.html 欧州の指導者のような危機感が薄い演説だった。この後、感染が拡大していくので、次の演説では言葉は変わるのだろう。

イギリス・ジョンソン首相(3月16日)https://www.uk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00024.html

フランス・マクロン大統領(3月16日)https://note.com/catotriptyque/n/naa563e646879 マクロン大統領の演説は、「戦時下である」との危機感を示し、国民の連帯を呼びかけた内容が印象的だったし、それだけ事態が悪化していることを示している。

ドイツ・メルケル首相(3月18日)https://www.mikako-deutschservice.com/post/コロナウイルス対策についてのメルケル独首相の演説全文 感染予防のために行動を制限することについて、東ドイツで生活していたメルケル首相は、国民の生活を制限することは本当に必要な時しか認められないと言っている。









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