見出し画像

半年間IBSの改善に向き合った結果とコロナ禍における治療のメリット

こんにちわ。ストマックエイクです。だいぶ久しぶりの更新となります。

できるだけ有益な情報をまとめてお届けしたく、溜めに溜めてしまいました。今回は、某クリニックにてしっかり検査を受け、半年間に渡って改善に向き合ったので、その結果や気づいたことをお伝えできればと思います。皆さんにとって改善のヒントになれば嬉しい限りです。

では、まずは気になる結果からお伝えしたいと思います。ちなみに私は主に下痢でたまに便秘を繰り返すタイプでした。体重は標準より12kgほど少なく、だいぶ痩せた体質となります。

《 BEFORE 》
・腹痛でトイレへ駆け込む回数 
 → 1日で2〜3回、多い時で5〜6回
・通勤中に腹痛で苦しむ回数
 → ほぼ毎日

↓ ↓ ↓ それがこんな感じになりました ↓ ↓ ↓

《 AFTER 》
・腹痛でトイレへ駆け込む回数  
 → 1週間に1回あるかないか
・通勤中に腹痛で苦しむ回数
 → ほぼゼロ

いかがでしょうか?BEFOREについてはよくこんな状態で精神もったなと我ながら関心したいところですが、20年も腹痛と共に歩んできたので、もはや仲の悪い相棒みたいなものとして捉えていたのでしょう 笑。

その状態から約半年間、できる限りのことを実践し、かなり症状自体は良くなったかと思います。では、実際に何をやったのかをご紹介できればと思います。

この半年間、実践したこと

では、実際にこの半年間何を行ってきたのかをご紹介いたします。
主に以下の3つとなります。

1. サプリメントの服用
2. 食事療法(グルテンフリーの実践と低フォドマップ食)
3. 自律神経を整える


今がチャンス?コロナ禍における治療のメリット

では、なぜ今の時期がIBSの改善に良いのか、それは食事のコントロールが圧倒的にやりやすいからです(食事療法が容易)。自粛ムードの昨今、緊急事態宣言は解除(2021年3月現在)されたものの、まだまだ不要不急の外出は控える方が多いかと思います。なかなかワクワクしない毎日ですが、いつまで続くかわからない自粛ムード、私は逆にIBSを改善するチャンスだと捉えています。

言うまでもありませんが、IBSの改善には食事制限は非常に効果的です。しかし、友達との楽しい食事や同僚との飲み会や取引先との会食。そういった付き合いがある中での食事制限はかなり辛いものがあります。

しかし、コロナによって不要不急の外出が自粛されている今はまさに、食事制限にトライできる良い環境なのではないかと思っています。


1. 効果的面!?サプリメントの服用

まずは、半年間服用し続けたサプリをご紹介。いずれもクリニックでもらったものです。これらを1日の朝と就寝前に1 or 2錠ずつ飲み続けました。
なお、特に乳酸菌サプリの効果を最大化させるため、乳酸菌飲料や食品、納豆などの発酵食品も避けるよう案内されました。

・上 : ガセリ菌(乳酸菌)
乳酸菌ならなんでも良いというわけではなく、「乳酸菌マッチング検査」を受け、自身の腸内環境にあった(足りていない)乳酸菌。

・左下 : カンジダーゼ(酵母)
口腔内・腸内のカンジダ(真菌の一種)対策や腸関連疾患の改善を行うもの。腸内のカンジダ菌が増えすぎると腸漏れを引き起こす可能性があり、増殖を抑えるとともに、腸内環境の改善する。

・右下 : 百毒下し(漢方)
宿便(腸の中にたまっていた便)を出し、解毒や便秘改善効果を発揮するものみたいです。

以上、飲み始めて目に見えた効果として、最初の方は百毒下しの効果がとにかくすごく、便秘の症状は一瞬で消え去りました。腸内に長く眠っていた宿便が一掃される感じ。そのあとは乳酸菌と酵母が徐々に効いてきて快便の数が徐々に増え始めました。久しぶりの快便だったので、素直に感動。

2. 大好きな麺類との決別。グルテンフリー食事療法

次に実践したのは食事の改善です。IBSの改善において食事療法は非常に有効的です。これは実践して効果が顕著に現れたので絶対やった方がいいです。

ちなみに食事制限は私にとって、最もやりたくない事の1つでした。なぜなら、食事制限ってダイエットする人がすればいいもので、むしろ痩せ型の自分はたくさん食べて少しでも太った方が良いとも思っており、好きなものくらい食べさせろ!といったマインドだったのです。

加えて、ラーメンを筆頭に、うどん・パスタといった麺類が非常に好きで、以前の職場では4年間、ランチは必ずパスタを食べるというマイルールがあったくらいです。当時はむしろ麺類は消化が良く腸に負担をかけない食事とも思っていました。

しかし蓋を開けるとそれはそれは全くの「逆効果」でだったのでした。


-------------- 小難しいので興味のある方だけお読みください --------------

なぜ小麦粉が良くないかと言うと、少し専門的な話になるですが、ざっくり言うと、小麦粉に含まれるグルテンには、腸の内表面を覆う細胞と細胞の間を繋ぐ「タイトジャンクション」と呼ばれる装置を分解し、隙間を作ってしまい、そこから腸内細菌が作り出した毒素などが腸外へ漏れ血液中に入ることで(腸漏れまたはリーキーガット)脳に作用し、過敏性腸症候群をはじめ、アレルギー性疾患や精神疾患の原因となるそうです。(ざっくり言えてない 泣)

腸漏れの重症度は、血液中のゾヌリン(グルテンや腸内細菌等が腸の内表面の細胞に働きかけて分泌するもの)と言うタンパク質の量を測ることで判断できるみたいです。私の場合、そのゾヌリンの量が健康な人の約1.5倍の数値をたたき出しており、腸漏れを起こしている危険性が高いと診断されました。

--------------------------------- ここまで --------------------------------

小麦を避ける食生活を半年間続け、症状も次第に良くなり、半年後に改めて血液検査をすると、ゾヌリンと言う数値がほぼ健康な人の数値に近づいていました症状の重症度と数値が比例していたので、これには正直驚きを隠せませんでした。もちろん食事療法だけの効果ではないかもしれませんが、サプリを飲み終わったあとでも症状に差はなかったので、グルテンフリーはかなり効果があったと言えるのではないかと思います。

ちなみにグルテンフリーの他にも「低フォドマップ食」と言うものもあり、小麦だけでなく、発酵性の高い糖類を避ける食事療法です。グルテンフリーより高度ではありますが、IBSにはかなり効果的とされています。ここでは詳細は割愛させていただきますが、まずはライトに小麦粉を避けつつ、良くならなければ少しずつ「低フォドマップ食」を実践していくのが良いと思います。

また、飲み物も超大事です。特に炭酸飲料やコーヒーといった刺激の強いものや糖分の多いもの(特にジュース)は避けて、なるべく水に置き換えると、これだけでも結構良くなります。


3. 自律神経のバランスを整える

自律神経の乱れは、腸の働きを過敏にし下痢や便秘を引き起こすとされています。自律神経が乱れるからと言ってIBSになるとは限りませんが、日常的に感じる精神的なストレスはうまく対処していかないとIBSを引き起こすきっかけになりかねません。

例えば、満員電車や重要な会議の前やスピーチの前など、極度の緊張状態が続いてしまうとお腹がゆくなる方も多いのかなと思います。

この自律神経における課題は私自身も幼少の頃からずっとつきまとっており、症状として良くあるのが「過呼吸症候群」と言われるように、息をするタイミングが良く分からなくなったり、酸欠状態になり息苦しさを感じることも多々あります。

自律神経は意識してコントロールすることはできないため、まずは生活習慣を見直すのが効果的なのではないかと思います。

とはいえ、生活習慣と言われても「すぐには無理」「直せるんだったらもう直してる」って方多いと思います。私もそうです。よく健康診断で「生活習慣を見直しましょう」って言われますが、それって難易度かなり高いと思いませんか。

なので、ここではあえて1つだけお伝えしたいと思います。早起きしましょう!

おそらくこれさえできれば、あとは勝手についてくると思っています。
例えば、

・夜更かし → 次の日早く起きなければいけないので早く寝る
・不眠 → 朝早く起きたから、疲れて寝れる
・運動不足 → 朝に余裕ができ運動する時間ができる
・食事の乱れ → 朝食をとる時間ができる / お昼もお腹が空きちゃんと食べる

この様に、早起きだけで正されることって結構あると思います。
副次的効果としても、ちゃんと日光を浴びるようになったり、時間に余裕ができるので軽く運動するようになるので、結果的に自律神経の乱れも解消できるのではないかと思います。

いろいろやろうとするのではなく、1つだけやる。
そう考えると至ってシンプルですよね。少しずつ変えていきましょう。


改善に向き合ってみて分かったこと

長くなりましたが、向き合った結果、症状が良くなっただけでなくIBSに対しての考え方にもだいぶ変化があり、また多くの気付きもありました。

それは「下痢はするが過敏ではなくなる」と言うことです。言っている意味がよく分からないかもしれませんが、健康な人でも全く下痢をしない人ってそういないと思います。(たまーにお腹壊したことないっていう超人もいますが…)

人によって原因は様々で、辛いものや油ものを多く食べたとか、お酒飲みすぎや睡眠不足、緊張した時など、誰でもお腹はくだします。でも彼らはそれを引きずらないのです。出しちゃったら終わり。

IBSの課題はやはり「過敏」であることで、過敏であることが精神的にも体力的にも大きく負担がかかるから苦しいのだと思います。結論、過敏じゃ無くなるだけで、症状としてはかなり楽になるはずです。

なかなか改善に踏み出せない方もいらっしゃるかと思います。自分に合ったサプリを探すのは時間もお金もかかるかもしれません。ですので、まずは食事療法だけでも取り入れてみてはいかがでしょうか。何度も言いますが、今がチャンスです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆さんの症状が少しでも良くなりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?