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英語苦手な社会人が自己学習のみでTOEIC900レベルに到達するための学習法

当記事では、「特に英語の環境に身を置かれることなく成人した日本人が、自己学習のみでTOEIC900レベルに到達するまでの学習法」を紹介したいと思います。

仕事で英語を使用する機会があったり、英語さえできれば仕事やプライベートの幅が広がる方はたくさんいると思います。私もそのような状況から、自分で色々試行錯誤を繰り返し、英語力を上昇させました。その方法をシェアすることで、少しでも英語に苦手意識を持つ人を少なくしたいというのが当記事の目的です。タイトルにTOEICを使用していますが、実際にはTOEIC対策ではなく、英語の基礎力向上にフォーカスしています。

使用する教材は以下の3種類で、スクールや通信教育は使用しません。

・書店、Amazonで購入できる書籍

・Web上のフリーコンテンツ

・無料のSNS

私の英語についてですが、海外在住経験は無く、大学時代にはTOEIC380点でした。それ以外にも、以下のように英語がとても苦手な状態でした。

・英語で道案内ができない

・英文作成はほぼネット自動翻訳

・9割の生徒が合格する学内英語試験に落ちる

その状態から独学で勉強を始め、現在のTOEICスコアは930です(L: 490, R: 440)。

その後、偶然訪れた北米でのプレゼンのチャンスを掴み、現在の部署へ異動となり、主に北米・欧州へ月1回のペースで出張しています。また会社には理系でかつ英語が得意な人材は珍しいため、日々の業務や出張においてもかなり自由のきく状態です。

英語だけでこういったことが起きるわけではありませんが、1つの要素として重要であったことは間違いありません。本記事ではその要素の質を高めるお手伝いができればと思います。

皆さんご存知のように、TOEICでハイスコアを取得しても、それだけでは実践で使えませんが、日本人に「英語ができそう」と思わせることはできます。また、私の場合は学習時に工夫をしたことにより、かなり実践的に使える英語になっています。今までに何度か外国人(北米・欧州)から「本当に海外に住んだことがないのか」や「10年ぐらい住んでいたと思った」等のコメントを頂いたことがあります。こういった出来事はそれ自体が目的ではありませんが、学習を維持するためのモチベーションになり得ます。

本記事でご案内できるのは、以下のような状態までです。正直、こんなものです。TOEIC900って、実際はあまり大したことないんです。それでも、この位置まで到達すれば、人によっては人生を変える転機になったりします。

・TOEICで900点を超える

・普通の本であれば(専門的な内容でなければ)辞書なしで読むことができる

・英語のニュース(CNNなど)を聴いて、7〜8割の意味が理解できる

・外国人と、英語で内容のある会話ができる(ネイティブ同士の速い会話についていくには、さらに上のレベルが必要)

・会話や作文においては、文法的にかなり正確であるものの、ネイティブが使うような自然で流れるような文体を使いこなすことはできない。

・英語圏への出張、生活は、特に不自由しない。

これから紹介していく学習法の基本方針は「音読中心、同じ教材を何度も繰り返し使用する」です。リスニング力や伝える力の質を高めるため、発音にもある程度こだわります。

具体的には以下のような学習項目別に説明していきます。学習者のレベルに応じて、また必要に応じて個別に購入できる形式とします。全体的にはTOEIC300レベルの方が900レベルまで到達できるロードマップを描きますが、それぞれの環境や目的に応じて途中乗車、途中下車可能です。

(1)発音(まずは基本の型を学ぶ)

(2)音読(学習のベースとして続けていく)

(3)英作文(アウトプットのトレーニング)

(4)文法(大切だがあまり時間はかけない)

(5)単語(語彙力は本当に大切)

(6)多読(リーディング)

(7)TOEIC対策(必要な方のみ)

(8)ライティング力強化

(9)表現力強化(動画やSNSを活用した話す能力の強化)

(10)おすすめ教材リスト

(11)その他、追加コンテンツ

※「リスニング」の項目が無い理由については、発音トレーニングの記事で説明します。

それぞれの学習を、どのタイミングでどのぐらい行うかは、以下の図を参考にしてください。横軸にTOEICスコアを記載していますが、あくまで目安として考えてください。また、学習内容の太さは、その時期にどれだけリソースを割いて行うかを示しています。学習中盤〜後半にかけて、かなり学習量が多くなります。

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1.学習序盤(TOEIC 0〜400台)

学習開始直後は「発音・音読・英作文」のみを行い、基礎固めをしっかり行います。初歩的な内容を反復して行いますが、ここで英語力の土台を作れるかどうかが大切です。なお、既にTOEIC 500点以上に達している方でも、この部分は最初にある程度実施しておくことを強くお勧めします。最初の土台作りで、その後の伸びが全く変わってきます。

2.学習中盤(TOEIC 400〜600台)

序盤で行ったトレーニングに加え「文法・単語・多読」を開始します。学習の中で最も長く、ひたすら反復によるトレーニングを行うため退屈を感じやすく、また自分の英語力の向上を実感しにくいため、やる気の低下に襲われることが多いのもこの時期です。別記事で、学習継続のモチベーションについても記載する予定です。

3.学習後半(TOEIC 600〜700台)

序盤〜中盤にかけて使用していたテキストが一通り終わり、1ランク上のテキストを使用し、同じようにトレーニングを行います。反復トレーニングに慣れ、英語に関する内容の理解も深まってくることから、英語力の上昇を実感できるのもこの時期です。

4.学習終盤(TOEIC 700〜800台)

音読・リスニング素材として、Webで入手できるフリーコンテンツ(スピーチ・プレゼン等)を使用し始めます。英語の読書量も可能な限り増やしていきます。また、TOEICなどの試験を目標にしている場合は、試験用の公式問題集を、音読やリーディングに使用します。

5.学習後(TOEIC 900〜)

学習が完了し、本記事で案内できる場所まで到達します。英語ニュースを聞いたり本を読んだりしても、大体の意味が掴め、外国人との1対1の会話もほとんど苦にならなくなります。ここまで来れた方なら、好きな本を読み、好きな場所に行き、英語を使って「やりたいこと」ができるようになっているはずです。ここでは、さらなる上達に役立つSNS等も紹介したいと思います。

フルで走り切るとかなり長い道のりになりますが、一緒に頑張りましょう。一人でも多くの人が英語によって人生を変えるお手伝いができればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

【以下、学習法の記事】

英語学習noteまとめ

https://note.mu/hero_stn/m/m7b968f61a7b5

以下、個別の記事






以降、執筆中

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