やっぱりライブって良いね

楽しみにしていたライブが軒並み新型コロナウイルスによって中止となった。今はお家でＣＤＴＶライブを観ている。どんどん立て続けにライブ映像が流れてくるのでとても楽しい。タイトルに「お家で歌おう！全部歌える４時間ＳＰ」とあるけど、本当に名曲がずっと続いていく。

懐かしいライブ映像もあれば、もうそんな経ったのか…としみじみする00年代や10年代の曲が流れてくる。同時に当時を思い出して歌って力になる。

今、ウイルスによって音楽文化も危機的状況に陥っている。近年は生で体感するライブという２度と戻ってこない、その瞬間でしか共有出来ない時間の価値がどんどん認められて、ライブ文化がより盛り上がっていたと思う。

音楽番組だけでなく、各アーティストがライブ映像を配信してくれている。先日の無観客ライブ配信でaikoさんにも泣かされ、打首獄門同好会にも泣かされた。いつライブに行ける日常が戻るかはわからないけど、間違いなく「音楽、ライブって最高だな」ということを再認識する涙。

今はもうない仙台駅東口のZeep仙台に、初めて音楽を好きになったきっかけであるチャットモンチーのライブを観に行ったのは中学生の頃。はじめてのライブハウス。はじめてのスタンディングライブ。本当に緊張したのを覚えている。だけど、近くで観てみたいという気持ちもあって前方にいた。

真っ暗になって、１曲目『真夜中遊園地』が流れた瞬間の胸の高鳴りと、ステンディングの激しさでの汗と、その時間を共有できる嬉しさと、終演後にドリンクを飲みながら振り返る時間と。すべてが感動の連続だった。

あの日以来、僕はライブに行くことが生きる上で大切にしようと思える時間になった。

やっぱり音楽は最高だ。ライブは最高だ。また観に行ける未来が１日でも早く来ることを信じて。今できることを。音楽を止めるな。