l.豚肉のしょうが焼き
こずやのグランドメニュー第12段…、
「 こずや の しょうぶ焼き 」です。
こずやのしょうが焼きは、豚肉を生姜、醤油、みりん、日本酒の他…玉葱を使って作るタレで味付けします。
こずやでは運気が上がる料理として定着しています。
シンプル・イズ・ベストの極みであり奥深い…、今や和食の代表的料理です。
そんな全国各地で食べられているしょうが焼きも、昭和の時代までは関東地方のご当地グルメでした。
かつて、日本の農耕用の家畜は、冬が長い東日本では素早く作業できる馬、温暖な西日本では力のある牛が主流だったそうです。
その為、関西では牛を…そして、関東では馬の代わりに畜産性の高い豚を食べる文化が浸透しました。
関東が発祥の“豚肉のしょうが焼き”は、やがて多くの全国チェーン店の進出によって全国各地に広まりました。
シンプルな料理ではありますが、各々の家庭やお店によってその味わいは様々です。
ルーツは、1913年に東大教授だった田中宏さんによってまとめられた『田中式豚肉調理二百種』に「生姜炒(しょうがいり)」の名前でレシピが掲載されたことにあります。
これが生姜焼きの原点とされています。
外食グルメとしては、1951年に銀座で創業した居酒屋の 銭形 が出前注文に対応しやすい素早く大量に作れる肉料理として考案したのが起源とされています。
その成功以後、仕出し弁当のおかずや食堂などから次第に、しょうが焼きは外食のメニューとして認められていきました。
似たようなものに、“豚肉のしょうが焼き”よりも豪華なイメージの“ポークジンジャー”があります。
“ポークジンジャー”は、厚めのロース肉を洋風にソテーしたものです。
“ポークジンジャー”は和製英語で、ちゃんとした英語では“Ginger fried pork”や“Pork shogayaki”と言います。
厚めにスライスした豚肉をタレに漬け込んで焼くのが基本で、味付けやタレには赤ワイン、蜂蜜、摺り下ろした林檎がよく使われます。
一方で、“豚肉のしょうが焼き”は上記したように、日本の家庭料理に多い生姜、醤油、みりん、日本酒に玉葱を加えて焼いた料理です。
“豚肉のしょうが焼き”は小間切れ肉や薄めにスライスした肉を使うことが多いです。
洋食のレストランで提供されることが多い“ポークジンジャー”は、ステーキ肉のような分厚いロース肉を使うので、豪華に感じて存在感抜群です。
このことから、特別な日の豪華なディナーやおもてなし料理として出しても立派なメイン料理になります。
“ポークジンジャー”も含めて、“豚肉のしょうが焼き”は日本を代表する料理です。
あぁ~おいしい♪
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