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ラーメン櫻島 の 櫻島ラーメン

桜島出身の店長が札幌市西区西野のびっくりドンキーの1号店である西野店の向かい側でやっている毎日行列ができているお店です。

創業は1994年で今年30周年…鹿児島系のラーメンです。

とは言っても、もはや、これは札幌のソウルフードです。

定番メニューは「櫻島ラーメン」で、丼からはみ出し気味の巨大な3種のチャーシューが圧巻です。

これを私は3種の神器と呼んでいます。

ロールタイプのチャーシューに炙りチャーシュー、そして角煮チャーシューです。

3種全てが柔らかく煮込まれており、旨味たっぷりで、食べればきっといつでもお腹一杯です。

麺は白い細麺のストレートで、札幌ではあまり見かけないタイプのものです。

スープはとんこつ…九州ラーメンから想像する “白濁” よりはやや濁りの少ない透明感あるものです。

野菜の旨味と和風の出汁が決め手のあっさりスープで、化学調味料は使わないこだわりのスープです。

トッピングはゆで卵(現在は半分にカットされてます)に九州ラーメンらしい高菜も乗せられています。

高菜ととんこつ系スープとの相性が抜群です。

…とここまでラーメンについて書いてきましたが、櫻島と言えばカレーです。

開業以来継ぎ足してきたルゥは、飴色になるまで炒めた玉ネギと豚骨スープが味の決め手とのことで、そこに約8時間煮込んで作るラーメン用の豚バラ肉のチャーシューがゴロっと入っているカレーは極上です。

櫻島さんの歴史が始まって10年ぐらい経った2004年頃でしょうか…、櫻島さんが店を構える一角は、小樽の自然派らーめんの麻ほろさんの支店や手稲の老舗の山ろく園さんといった名店が揃い、この周辺はラーメン激戦地と呼ばれていました。

山ろく園は元々、手稲の名店であり、全国からお客さんが集うお店でした。

手稲育ちの私も子どもの頃から通い詰めたラーメン屋さんで、引っ越してしまった時はショックでしたが、そのおかげで、山ろく園さんがなくなった後に櫻島に行けば何とかラーメン欲を満たせたので、ある意味良かったです。

今回、櫻島さんについて書こうと思って、少しネットで調べてみたら山ろく園さんが出てきたので感慨深かったです。

その奥様が考案した豚肉を味噌漬けにして空揚にしたものが3枚入っている「山ろくラーメン」は最強でした。

創業の地が自然豊かな手稲山の麓だったこともあり、盛り付けにはキクラゲや人参、山菜などの野菜が入っている他にはない印象に残るラーメンでした。

営業時間は午前11時30分から翌朝の4時まで…長い営業時間だったのですが、炊き出すスープが24時間かかるので、どうしてもそれを見ていなければいけないことから、この営業時間になったようです。

夫婦と息子さんのご家族みんなで交替で基本のスープ作りをしていました。

その山ろく園さんも西区に引っ越した後は長くは続かなく閉店してしまい、私は本格的に櫻島さん(他にも山桜桃さんやななしさん、ふくべさん、きちりんさん、信玄さん、ちょっと遠かった彩未さんにも通っていたので浮気状態ではありましたが…)に通うようになりました。

あの時、山ろく園さんが西区西野に引っ越してなかったら出会えていなかったかもしれない櫻島さんです。

3年以上行っていませんが、今でも行列ができているところを見ると、やはり美味しいのでしょう。

山ろく園さんのラーメンの写真も櫻島さんのカレーの写真もありませんが…(当時は食べるものの写真を撮る習慣がなかったので)…、あの味は感覚で私の中に永遠に残り続けると思います。

そして、今日載せた「櫻島ラーメン」の写真も10年ぐらい前のものなので、卵が1つ丸ごと入っています。

そんなことはどうでも良いですね…あぁ~おいしい♪

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