スノーデン(オリバー•ストーン)

映画ウクライナオンファイアの流れで、スノーデンを今更ながら視聴しました。
スノーデンは、アマゾンプライムではサスペンスに分類されていました。機密情報を盗み公表するというのは、命も危ない非常に危険な行為なのでハラハラドキドキするという意味で確かにサスペンス要素は大きい。
映画は、有名なホテルのシーンよりも最初の軍に入って除隊してというところから始まるが、スノーデン自身の疑問を持ち始める部分がよくわかり、一市民としての感覚として違和感を持ち出し行動に移ったということがよくわかる。
一言で言うとウクライナオンファイアにも通ずるCIAがどういうやりくちをしているかという暴露映画であるが、事実ならば本当に恐ろしく思う。
日本人として決して見過ごせないシーンがある。それは、スノーデンが日本にも派遣されたことがあるという事で、そのシーンの中でアメリカによる監視を日本の政府が断る場面がある。断ったのだから問題ないということではなく、常に日本という国はプライバシーの侵害にもなるような情報提供の圧力を受けているということが大問題なのだ。
推測でしかないが日本政府が躍起になってマイナンバーカードを進めるのはアメリカから何らかの圧力がかかってやっていることではないだろうか?
映画の中では、すごく短いシーンでしたが我が国のことを考えたらとんでもないシーンだと感じましたし、何よりも強く印象に残りました。
日本という国は、中国やロシアといった民主主義を蔑ろにした国と違って、平和で民主的な国だと我々は思っているようだ。しかし、日本における情報の統制、操作はびっくりするほど厳しく、情報の島国となっているのではないだろうか。
今や情報は受けるものではなく自ら探すものであり、またそれらを吟味し取捨選択していかなくてはならない。
手間のかかる世の中になったものだ。

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