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【ネタバレ有】ルパン三世VSキャッツアイ・アイ 感想

Amazonプライムビデオで配信されている「ルパン三世vsキャッツ・アイ」を見た。

ルパン三世は小学生の頃に「カリオストロの城」を金曜ロードショーで見て心を奪われて以来、劇場版とTVSPは一応全作見てるけどTVシリーズは最新を含めても全話見てないという、大好きだしファンではあるけどオタクとは言えないくらいのレベル。

これが原体験になってるのでヒーロー然としたルパンが好き。

キャッツ・アイに関しては、シティーハンター書いてる人の漫画で3姉妹で泥棒やってるくらいしか知らなかったので、アプリで原作を2巻まで読んで基本的なあらすじを理解したくらい。

シティーハンターの劇場版に出てたのは見た。

●内容

1981年、東京。
昼は喫茶店を営み、夜は怪盗キャッツアイとして世間を騒がす美人三姉妹、瞳・泪・愛は、美術展から一枚の絵画を盗み出す。
同じ頃東京に現れた、神出鬼没の大泥棒・ルパン三世。彼もまたとある武装組織を出し抜き、絵画を盗むことに成功した。
両者が盗んだ絵はどちらも、画家ミケール・ハインツの描いた作品――三連作「花束と少女」の一枚。
キャッツ三姉妹にとっては、父であるハインツの消息を掴むための重要な手がかり。
伝説的な泥棒の“獲物”が自分たちと同じであると知った彼女たちは、その眼差しに美しい闘志を宿す――
公式サイトより

●感想
世界観はルパンだけど、ストーリーの比重的にはキャッツアイっていう感じでバランスは丁度良かったと思う。
vsコナンの時も思ったけどルパン側の間口がかなり広いので、相当変な作品じゃない限りはどんな作品とでも良い感じにコラボできそう。

ルパンは好きでもキャッツアイへの思い入れはあまり無い自分としては、やはり同じコラボ作品だった「ルパン三世VS名探偵コナン」(TVSPと劇場版の2作品)と比較してしまった。

TVSPも劇場版もめちゃくちゃ良い。

🚫私自身がコナンの大ファンなので元々の熱や知識量が違うというのを大前提とさせて欲しい。

その上で一番強く感じたのは、キャッツ・アイ側とルパン側の戦力の大きな差によるバランスの悪さだ。

ルパン側はバトル漫画のようなスーパーパワーではないものの、常人を超越した身体能力やドライビングテクニックを持つ5人がメインで活躍する。
VSコナンでは、コナン側も同じくらい常人を超越しているような人たちが登場する(コナンとか蘭とかFBIの人達とか)ので、そこまでの身体能力的な差は感じずに、両者の間には年齢と経験の差みたいなものだけでルパン陣営の一枚上手な感じを味わうことが出来た。

それに対してキャッツアイ側は泪、瞳、愛の3人で彼女たちも驚異的な身体能力を有してはいるが、ルパン一味の比較すると流石に見劣りしてしまう(自分が原作、アニメ共にあまり知らないだけだったら申し訳ないが…)。
それに加えて、コナンの際と同じように年齢と経験の差、しかも同じ盗みを生業としている者同士なのでルパン陣営の1枚も2枚も上手であり、終始キャッツアイ側の印象が弱く感じてしまった。

終盤で標準装備であるカードとワイヤー?を使用して相手を追い詰める場面があり、主題歌が流れ、それまでの話の積み重ねもあり非常に盛り上がる場面ではあるのだが、どうしてもやってる事の弱さというかスケールの小ささみたいなものを感じてしまってイマイチ乗りきれなかった…。

だが、全編としてつまらなかったかと言われると、そんなことは全く無くて。
先述の通り、同業者の先輩として3姉妹と接するルパンたちの姿は新鮮で良かったし、ルパンが3人の父親と一緒に仕事をしていたという設定も両作品を繋ぐものとして自然だった。
また、不二子に頼まれて最初に動くことが多いルパンが3姉妹の父であるハインツへの思いで絵を手に入れようとしていたり、終始3姉妹を守って行動するなどルパンの義理堅さが強く描かれているのもカッコ良かった。
守りながらの戦闘が多かったからか、ラストでルパン、次元、五右衛門の3人が結構ボロボロだったのも珍しく良かった。

●総括

総括すると、嫌いでは無いけどまぁ…って感じなのかな。私がキャッツアイへの理解度が足りなかったと言ってしまえばそれまでな気もする。

言ってる人多いけど次は是非とも「ルパン三世vsシティーハンター」を見たい。バランス良いと思うんだよなぁ。

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