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ペイント大全ショウケース:ゴブリンのまじない師 パート5(木の杖、羊皮紙、縄、ドクロ(おしゃれこうべ)のペイント)

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イントロダクション

よくぞ来た。今回のペイント大全は『ショウケース』…つまり、俺がどうミニチュアを塗り込んで仕上げていくかを順序立てて紹介していく。前回に引き続き、「ゴブリンのまじない師」を進めていこう。

◆◆今までの連載記事◆◆

●1 組み立て、ベースデコレート、アンダーコート、配色決め、フードとローブ&肌のベースコート
●2 緑の肌、顔、地面のペイント
●3 茶色のローブと灰色のローブコートのペイント
●4 赤紫の頭巾、目、口、顔の仕上げ、生命感と加齢の表現

前回でここまで進んだ。

今回からは、手周り品や小物の数々を塗り進めていく。早速始めようぜ!


杖と手周り品の再アンダーコート

手に持つ杖や、腰回りに身につけている手周り品をあらためてアンダーコートする。「フェッ? パート1でウェットブラシ・アンダーコートをしているのにお前はおばかですか?」と君は思うかもしれないけれど、今回のアンダーコートは、「カラーの食い付きをよくし、ペイントに適した下地を作る」とは別の意味があるよ。

「ベースコート」は、その部位の色味を決めるいわば土台だが、そこからさらに下…いわば色の骨組みにあたるのがアンダーコートの色味だ。俺は今回、小物や杖を茶色系でアンダーコートし直すことにした。骨組みと言えるアンダーコートを変えることで、肌や衣服との質感差を際立たせることができる。正直めんどくせーので俺も普段はやらないけど、コンテスト用の塗り込みでは、俺の常套手段になっているよ。このゴブリンはコンテスト用じゃないけど、俺はやっぱ格別の思い入れがあるんだ。何せ、コンセプトデザインを俺が描いた自社ミニチュアだからね!

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