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ペイント大全ショウケース:ブラックゴブリンの大族長パート4(革)

よくぞ来た。パート3に 続き、今回は「革」をどうペイントするか、丁寧に解説しよう。

毛皮、木材と並び、革もまた、ペイントすることの多い題材と言えるだろうね。ミニチュアを見れば、ほとんどあらゆるミニチュアが何らかの「革」を身につけている。つまり今回の記事も、色々なミニチュアに応用が効くってことさ!


革という素材

動物の「皮」をなめして、柔らかく、あるいは硬く加工した物が「革」だ。ありとあらゆる形にでき、加工の方法次第でフニャフニャにも、ガチガチにもできる。引っ張る力や押す力に対して丈夫な上、雨風にも強い。金属ほど重くなく、それでいて丈夫で、加工も簡単。工夫次第でありとあらゆる物が作れる。こんな素晴らしい素材を、俺たちの先祖が放っておくわけがない。だから紀元前の昔から、動物の皮革は人類の暮らしと共にあるのさ。

ひも、靴やブーツ、袋やカバン、箱や家具、上着やコートなどの衣類、本の表紙や財布、ナイフや剣のさや、ベルトや装身具、馬具、農作用具、盾に鎧、果てにはテントまで、俺たち人間は、およそ考えうるあらゆる物に革を活用してきた。革は動物の種類、なめしの方法、染めや塗装などによって性質、風合い、硬さ/柔らかさ、色ツヤが千変万化する。

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