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種族解説:コボルド

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コボルドは小柄で、その背丈は人間の子供、あるいは成人したハーフリングと同じくらいだ。犬によく似た顔をしているが、小さな角が生えており、体毛は薄く、ウロコのような表皮を持つものもいる。その声は甲高く上ずっており、エルフたちはコボルドの声を大変嫌う。

性格はおしなべて意地悪くずる賢いが、それは敵対者に対してのことだ。コボルドは細工が好きで、家族の団らんや、親戚や友人を招いて食事と会話を楽しむこと、草花を育てることなどは、略奪や強盗、あるいは捕らえたハーフリングに靴を履かせていじめるのと同じくらい大切と考えている。

コボルドの捕虜となるも、その後彼らの友人となって生還を果たした伝説の吟遊詩人バデールは、コボルドの生活様式について“ことごとく悪趣味であることを除き、コボルドの暮らしむきはハーフリングとそっくりだ”と、衝撃の奇書『里穴暮らし』で述べた。ここで紹介する記述の多くは、バデールの体験を元に記されている。

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