見出し画像

ペイント大全ショウケース:トロール パート2(肌/腹側の白い部分)

よくぞ来た。前回アンダーコートまで進めたトロールをいよいよペイント開始だ。

ペイントの手順と、ペイントのコツ

ベーシック:ペイント手順伝説」で、俺は、込み入ったミニチュアをどうペイントしていくかの提案をいくつかした。一方今回のトロールはどうだ。ほとんど全身が裸なので、ペイントの手順はストレートそのもの。肌→棍棒、腰布→爪→顔の細部(牙、唇、目など)→生首と、広い場所からより細かい順にペイントしていけばOKそうだ。

一方で、トロールのように肌の面積がかなり広いモンスターには、別の悩みが出てくる。ペイントする部位が広いから、一発でペイントしようとすると、ペイント中にパレット上のカラーが途中で乾いちゃうんだよね。

これは面積の大小によらないけど、ペイントする部分全体を、1回の調色で一気にやるのは難しい。ペイントしたい場所を塗り終わる前にパレット上のカラーが乾いてしまうことが多いからだ(ウェットパレットならカラーが乾くことはないけど、ウェットパレットは俺のスタイルに全く合わなかったので、俺は紙パレットでのペイントをこれからも続ける)。

ハーミット・カウンシル収録の上記事では、パレット上のカラーおよび筆の乾燥に関する詳しい解説を紹介。乾燥のメカニズムと乾燥対策、筆を常に濡らし続ける方法とその理由などなど、詳しく解説してあるよ。

俺の場合、パレット上にこまめにカラーと水を足し、絶対に途中で筆先を乾かさないよう気をつけてペイントする。また、使う色はテキトーでなく、使ったカラーの名前と分量をちゃんと記録しておく。つまり、凡事徹底ということである。

それじゃあ、実際に進めていこう!

ここから先は

5,613字 / 28画像

寄せられたサポートは、ブルボンのお菓子やFUJIYAケーキ、あるいはコーヒー豆の購入に使用され、記事の品質向上に劇的な効果をもたらしています。また、大きな金額のサポートは、ハーミットイン全体の事業運営や新企画への投資に活かされています。