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ズノートの兵たち 4(盾・革上着・革帯・頭巾のペイント):ペイント大全ステップアップガイド
よくぞ来た。ステップアップガイドは、ペイントスキルのさらなるステップアップを狙う君のためのガイドだ。とはいえ、『ショウケース』でやるような、じっくり塗り込みのテクと手順を紹介するものとは違う。
このシリーズで注力すること。それはミニチュアを最小限の手数で効果的にカッチョよく塗り上げ、テンポよく完成させることだ。いかに手を抜くかという単なるスピードペイントではなく、だからといってじっくり塗り込むコンテスト向きペイントでもない。その真ん中だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1719159546171-7cYb2LEaPR.jpg?width=800)
前回俺は、剣持ちの着込んだチェインメイルと革鎧をペイントした。今回はメイス持ちの盾と、着ている革帯、革上着、頭巾を塗り上げていこう。
それじゃあ、進めていこうぜ!
メイス持ちの盾
![](https://assets.st-note.com/img/1719159963642-v9zRHuB2TI.jpg?width=800)
パート1とパート2では表にあまり出てこなかったけど、今回はこのメイス持ちが“主役”だ。肌までペイントしているけど、上写真で見てわかるように、木の盾にも色が入ってるよね。これは、盾を接着してからペイントしているためにやったことだ。なにせ木目のハイライトでドライブラシを使うから、肌を塗り上げた後だと修正が大変。そこで、肌をペイントする前に途中まで進めておいたのさ。
今回はステップアップガイドなので、『マスターズ:木材』でやった方法と比べて手数が少ない。改めてこの木材部分を取り上げよう。パレットもミニチュアの写真もパート1当時に巻き戻るよ。
ベースコート(フラットペイント)
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510【ミドルストーン】と120【ヘアリーブラウン】を7:3の割合で混ぜ、水で少し薄めたもので盾の木材部をフラットペイント。
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▶︎ベーシック:フラットペイント&筆洗い伝説
ハイライト1段目&2段目(ドライブラシ)
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221【ホーストーン:ダン】を原液のままパレットにとり、筆についたカラーをキッチンタオルで落とす。筆先を滑らせた時、キッチンタオルのエンボス凸部にうっすらとカラーが載るか載らないかくらいが適正だ。
次に筆を寝かせ、凹部に筆先が入らないよう注意しながら木部全体をドライブラシ。一度終わったら同じカラーで再度、しかし最初より少し軽めにドライブラシしよう。コートデアームズなら、同じカラーで2段のハイライトがかけられるよ。
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▶︎ベーシック:ドライブラシ伝説
ハイライト3段目(ドライブラシ)
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517【デザートイエロー】を原液のままパレットにとり、筆についたカラーをキッチンタオルで落とす。筆先を滑らせた時、ほとんどカラーがキッチンタオルに載らない状態が適正だ。
上写真左下でわかるように、カラーを落とす中で水分が失われて筆先が乱れ、ボロ筆が元のようなボソボソ&まん丸のやべー状態になるはずだ。このままだと筆先のコントロールがおぼつかないし、雑な仕上がりになる。
キッチンタオル上で筆を滑らせて上写真右のように整えたら、木目と直角になるよう、矢印のように筆先を行ったり来たりと何度か動かしてくれ。こうすることで浅い凹部にも筆先が入らず、ハイライトが凸部にだけかけられる。あまり何度もやると下にあるハイライト1段目と2段目が塗りつぶされるので、ほんの軽くに止めよう。
シェイド入れ(シェイディング)
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175【シェイド:ライトブラウン】と177【シェイド:ダークブラウン】を5:5の割合で混ぜて色付き水状態に薄め、全体をシェイディング。
一度乾燥させたら、再度同じカラーでシェイディングしてくれ。これにより全体の色味が暗くなりつつ、凹部にハッキリ目の陰影が入る。
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▶︎ベーシック:シェイディング伝説
まだ途中ではあるけど、とりあえず木目の明暗がしっかりした状態は今は十分さ。最終的な木材の色味をどうするかは、全体がある程度進んでから決めようと思っている。この後、パート2で紹介したように肌と顔をペイントして、この項目冒頭でも見せた下の写真に至るってわけだ。
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