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商店運営スタッフから見たハーミットイン商店

ハーミットイン商店、運営担当スタッフのインスタことAikaです。ハーミットイン商店で長く働いていると、ありがたいことにハーミットイン商店の存在を知る方と出会う機会も出てきました。

しかし「ハーミットイン商店ってそもそも何なの?」と聞かれることも、やっぱりたくさんあります。ハーミットイン商店は、オールドスクールファンタジーミニチュアの輸入販売をしている通販サイトです。さらにコートデアームズという塗料や自社のホビーグッズを販売していたり、同じ名前でウェブメディアをしていたり、ゲームを出版したりしています。

ハーミットインの詳しい解説は、オーナーによる以下の無料記事から
https://note.com/hermitinn/n/n92888fe3ba73

「ハーミットイン商店」は、ハーミットインのオンラインストアで、オーナーが吟味を重ねたミニチュアやホビーサプライのセレクトショップなのですが、単なるミニチュアのお店にはとどまらないと思っています。なので、私が思うハーミットイン商店についておはなししようと思います。
(宣伝です)

私の思う「ハーミットイン商店」とは

ハーミットイン商店は、たしかにミニチュア屋さんです。しかし私はミニチュア屋さん“でも”あると思っています。ただのミニチュア屋さんでは収まりきらない、ちょっと変わったお店だから。服や家具、雑貨のセレクトショップみたいな雰囲気もあります。でも、それともちょっと違う.......,。

ハーミットイン商店を私なりに一言でいうと「オールドスクールファンタジーのエンターテイメントパーク」です。たとえば、ディズニーランドなどのエンターテイメントに近い空間だと思っています。

ハーミットイン商店の軸にあるのが、オールドスクールファンタジーミニチュアたち。「昔のミニチュア」ではなく、今でも現役のミニチュアたちこそが主役です。ディズニーランドでいうところのミッキーやドナルドたちにあたるキャラクターです。

ミッキーたちが生まれたのは、すごい昔のことですが、今でも彼らは現在進行形で、過去のものではありません。ハーミットインのミニチュアたちも同じです。

このオールドスクールファンタジーミニチュアを通して、ハーミットイン商店の楽しみ方は、多岐に渡ります。

ミニチュアの楽しみ方はたくさん!

ハーミットイン商店で、オールドスクールファンタジーのミニチュアを購入したあとは、コレクションにしてもよし、ペイントを楽しむもよし、ゲームの駒として使うこともできますね。

さらに購入したミニチュアをより楽しむために、ハーミットイン商店では、ミニチュアをより多彩に仕上げるためのコートデアームズの塗料も販売中。コートデアームズは、筆塗りのために作られた、安全無害&超高品質の水性塗料。今まで私も、模型塗料は臭いものだと思っていましたが、コートデアームズは臭いもないし、換気いらずで、手も荒れないから本当にびっくりしました。

また購入いただいたミニチュアの活躍の場もあります。昨年よりスタートしたデス・オア・グローリーで、ミニチュアを主役としたファンタジックな冒険ゲームも楽しめます。

製作したミニチュアの発表の場もあります。note内のサークルでは、製作したミニチュアの写真を仲間と共有することもできますし、Twitterで「#メタルペイント」タグをつければ、たくさんの人に見てもらえます(ハーミットインのオーナーである籾山庸爾のアカウントでも、「#メタルペイント」タグはリツイートしています。

そして一体のミニチュアから、冒険のストーリーを作るのもオススメ。ツイッターの「#メタルストーリー」では、さまざまなミニチュアを主役としたストーリーが見られます。

他にも、noteで発表されたみなさんの作品は、無料マガジン「オールドスクールファンタジーミニチュアの世界」でもまとめられています。

ハーミットインのnoteは、オーナーである籾山庸爾が執筆する「ハーミットイン図書室」。独立系ウェブメディアとして、ハーミットインにとって大きな部分をしめています。 

定期購読マガジン「ハーミット・カウンシル」は、ミニチュアペイントのハウツーに加えて、オールドスクールファンタジーミニチュアの歴史や背景、今の状況、商店での製品情報やレビューなどを読むこともできます。過去の記事では、ゲームズワークショップの歴史やメタルミニチュアの歴史、塗料の歴史に触れたりと、独立系のミニチュア・ウェブメディアとしては、国内はもちろん、海外でも他にないレベルで情報と知識が集積されているのです。

ミニチュアペイントをより楽しく、また上達するための読み物として、製作ガイドの記事は「ミニチュアペイント大全」として、毎月2回発表されています(カウンシルを読んでいればこちらも読めます)。

また、オーナーが長年作り続けている世界「ハルクウーベン」を舞台としたメタルストーリーが読めることも。新商品紹介の際、たまに単発で読み物が発表されています。もちろんそれは、ミニチュアから膨らむファンタジー物語の一例でしかありません。あなただけの冒険のストーリーを作っても楽しめます。

このようにハーミットイン商店と図書室では、ミニチュアを買ってよし、ペイントを楽しんでよし、ゲームを楽しむもよし、物語を作るもよし、歴史やカルチャーに触れるもよし、と、さまざまな楽しみが詰まっています。

そんな楽しみ方ができるのは、ハーミットイン商店がミニチュアエンターテイメントだから。

とはいえ、ハーミットイン商店のファンタジーは、ディズニーランドのように夢の国を舞台としたものではありません。もう少し、大人?ダークな…フワフワしているのではなくて…ドラゴンランスや指輪物語のような、ドラクエみたいなファンタジーの世界……うまく言葉にはできませんが、長年つちかわれ、人々の心に火を灯すような......ファンタジー世界のエンターテイメントだと思っています。

ミニチュアを持っている、というホビー

このように、ハーミットイン商店にあるミニチュアたちは、いろいろな楽しみ方があります。そんな中、私が一番大切に思っていて、なおかつ私が直接的にお手伝いできると思っているのは、ミニチュアを買い、所有する、という楽しみです。

使うあてもないのに、部屋にあるだけでなんとなく落ち着く雑貨や小物、ありますよね。私は、ハーミットイン商店にあるミニチュアは、そうした「毎日の暮らしをちょっと豊かにしてくれる宝物」だと思います。

いずれも大量生産品ではありません。機械で作ることはできません。一つ一つが手作りなんです。そして、商店に並ぶミニチュアは、ただ入荷したものを並べているわけでもありません。全てオーナーが一つ一つ品質をチェックし、温度と湿度が管理された専用のスペースで保管されています。

お客様からご注文をいただいて初めて、それらを一つ一つパッケージに梱包し、緩衝材を巻き、包装紙に包み、手書きのカードを一枚ずつしたため、お手元に届けています。お客様がツイートしていただける「 #ハーミッ到着 」を見ることが、私にとっては大きな楽しみであり、また励みでもあります。

ミニチュアをどう楽しむかは、お客様が決めること。でも、そのミニチュアをどう届け、どんなワクワクを届けられるかは、私の仕事です。

ハーミットイン商店では、ぬくもりと思いやりを大切にしたいと思っています。実店舗でもできないような購買体験をお届けするのが、ハーミットイン商店です。子供のころに行ったおもちゃ屋さんのような、家族にプレゼントをもらったような、ドキドキとワクワクをお買い物のたびに感じていただきたいんです。

町の喧騒から遠く離れた深く静かな森の中

ハーミットイン商店はスモールビジネスで、ニッチ商材を扱っています。昨今、SNSの普及でインスタ映えする商材がブームを起こす時代ですが、私自身、ハーミットイン商店で扱っているものは、いわゆるインスタ映えはしないと思っています(それでも、日々のインスタグラム投稿は根気よく続けます)。

しかし、それで良いと思っています。短期間で大量消費される種類の商材に飛びつくのは、ハーミットインがハーミットインであるためには絶対やってはいけないと思います。だから私は、ハーミットインが好きで働いています。

ハーミットイン商店に並ぶアイテムは、出会った瞬間にドキドキ、ワクワクといったトキメキをお届けできると私は思います。

それは、「誰かに褒められたい」とか「うらやましがられたい」「みんなから遅れたくない」のような、集団の中にいるための方便ではなく、誰でもないあなた自身のためのドキドキとワクワクです。

本当に好きなものは、人には伝えたくない気持ちが働きませんか。私だけかもしれませんが、お気に入りのスイーツのお店は、人に言いたくありません。なんてったって売り切れたら困ります。お気に入りの美容院やサロンのスタッフだって、予約が取れなくなったら困ります。そんなふうに自分だけの胸に隠したくなるものこそ、良いものが多い気がしませんか?

うぬぼれかもしれませんが、そんな商材や記事をお届けできているのが、ハーミットインだと思います。だからメジャーにならなくていいし、有名にならなくてもいい。ただ、「これは人には言いたくないな!」と思っていただけるお客様を、一人でも増やしていけたらなといつも思っています。そのためにも、私は商店運営スタッフとして、お買い物をしてくださった一人一人にお客様に喜んでいただけるよう、またぜひ御来店いただけるよう、全力で取り組んでいます。

我々の名前「ハーミットイン(隠者の宿)」で連想されるように、町の喧騒から遠く離れた深く静かな森の中にハーミットイン商店はあります。

現状から別の世界へとつなぐ、あなただけの安らぎの場、トキメキの場がハーミットイン商店であれば、と私は願っています。

これからのハーミットイン商店

10年後、20年後のハーミットイン商店がどうなっているのか?それは私には分かりません。オーナーもペヤングも分からないと思います。

もしかしたら、デス・オア・グローリーは海外展開しているかもしれないし、ハーミットインはミニチュアメーカーになっているかもしれません。
やりたいことは、それぞれたくさんあります。

オールドスクールファンタジーやミニチュアを軸にハーミットイン商店のエンターテイメントは進化していくことでしょう! 私も、商店運営担当として、これからも誠心誠意取り組んで、お客様に「嬉しい!また買おう!」と思っていただけるような仕事を心がけていきます。

これからも頑張ります。ハーミットイン商店をよろしくお願いします!

(*インスタ*)

註:この記事はカウンシル掲載だけど全文無料で読める紹介記事だ。俺(籾山庸爾)ではなく、ハーミットイン商店の運営担当スタッフであるインスタが書いたものである。俺以外の口(筆)から商店のことが語られることがあまりないので、別の切り口もいいなと思って掲載した。

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