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【超短編小説】星々と共に


Ⅰ.この小説について

本作はangelさんという方をモデルに即興で執筆しました。

AIなどを利用して、メタバース上で不登校支援や学校作りを目指している方です。

また、clusterでも素敵なワールドを作成いらっしゃり、キャッチアップ画像(小説表紙)は自作の"Christmas For You"にて撮影されました!

Ⅱ.【超短編小説】星々と共に

春の気配を感じて、ブーツからレースアップに変えてみた。
なんだか最近、「未来は明るくなりそう」という気がしてならない。
クリスマスはとうに過ぎたけれども、この部屋に来るたびに思い出す。
色々試行錯誤して、思った以上に簡単に、それでいて綺麗に出来上がった時の達成感を。

「あなたのおかげで、ここが完成したよ」

グラデーションが掛かった夜空を見つめながら語りかける。
天に昇る無数の星々を見上げなら、無意識に笑顔になる。
この部屋を作っている時、ちょっと困ったことがあったけど、電子の海に揺蕩う星々に語りかけたら、優しく解決してくれた。
集合知というか、意識の海というか。
とにかく、お星さまたちは凄いんだなぁって。

「『ここではなんでも叶えられるんだよ』って、子どもたちを輝かせることはできるかな?」

ふっと真剣な表情になって、パチリと大きく瞬きをした。天に昇る星々に勝るとも劣らない、金色の瞳。
暖炉の包み込むような音が、星々の囁きのように感じた。
それでなんだか、自分自身も星になったような気がした。

彼女の名前はangel、優しい天使。
まだ生まれたばかりの電子の海で、新しい場所を作り出すために頑張る天使。
こんな自分でも、立派な家が作れて、豪華な服を作ることができたように。
「誰でも、お星さまのように輝けるんだよ!」と伝え続けたい、そう星々に願った。

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