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忘却の彼方

DELTARUNEのチャプター2が配信になりましたね!!!喜び勇んで始めたものの全くチャプター1のことを覚えていなくてですね………。

「はて? ワシは何をする途中でここにいるのやら?」

という感じで全く思い出せない(結構やり込んだことは覚えてますが)この先どこに行けばいいのか、というか、何のためにここにいるんだっけ?(戦闘の仕方も忘れてるし、色々酷すぎる!)

まあ時間のある時にチャプター1からやり直せばいいかという感じで、相変わらずゆっくりオトモンを育てております。(今後はネタバレにだけ気をつけていきたい!うっかりYouTubeとかで遭遇しないことを祈ろう)


でも安心しました! この記憶力の無さならオブラディン号に再び乗り込める日はそう遠くはない!と確信しました(やったね!)


とまあ、こんな私ですが、記憶や心にバッチリ残っているゲームもあるのですよ。

歴代色々あるのですが、最近のゲームの中からあげるとすればデトロイト一択でございます(サクッとネタバレがありますが3年も前のゲームなので許してください)

なんと言いますか、心に残り過ぎて最初に通ったルート以外の分岐に全く手をつけていないという。

「もっといいEDがあるんだろうな」と、頭ではわかっているんですが、あまりにも一つの「映像」としていい終わり方だったので(決してハッピーな終わり方ではなかったんですが)それが自分の中で正史のようになってしまったために、続けることが出来なくなってしまったんですよねー。

多分記憶を書き換えたくないんだろうなあ。そっちのルートが正しいと分かっていながら、頭の中で拒否したくなるような……。こんなゲームはあまりないと思う。

特に主人公の一人であるコナーは多分もっといいEDがあるんだと絶対にわかっているんですけども(なんか分岐がたくさんあったし)でも、やり直すのはちょっと違う様な……。

ちなみにうちのコナーは一応任務は成功しましたが、悲惨という確かあまり%の高くないレアっぽいEDを迎えたのでした。まあ私がQTEが下手くそだったのが敗因だと言うことはわかっています(たまに厳しい判定があって「今、押したじゃん!」ってなるのが切ない)というかデトロイトで一番好きなキャラだったけど、各ルートで何回か死んでしまっていて(その度にアマンダのところに墓石が建てられて)可哀想な子だったなコナー……。

最初のミッションでダニエルとともにビルから落ちたのも今や良い思い出です。(と言うかあれはダニエルが本当に可哀想で、なんとかしても救いたかったんですが。何をどう選択を間違ったのか一緒に落ちることに……)本当にごめん!


逆にもう一人の主人公マーカスはコナーとは違って結構いいEDだったと思うんです。あくまでも平和的に解決できたので。持ち主のカールがいい人ですごく好きだったので、絶対マーカスには悪いことをさせない!と思って、できるだけ平和的に物事を進めました。仲間も最後まで揃ってましたし!

ただ、マーカス編に出てくる、きつい性格の凄い美人な女の人がいるんですけどこの人が苦手でね……。

すぐ怒るし、多少の犠牲はつきものだとか言って仲間を見捨てようとするし、平和的に進めると好感度下がるし……。でも何かの間違いでこの人と恋人EDを迎えたのでした(何故すぐに大事なところで選択を間違うのだ自分よ)

このことも踏まえてマーカスに関してはやり切った感が大きいです。(これ以外のEDはまあ見なくてもくらいな感じ)

最後に真の主人公であるカーラのことを……。多分他の主人公たちと違って、もっとも過酷な選択をしてしまったカーラ。冷たい河をボートで渡って、やっとの思いでカナダに着いたのに、最後一人で生き残るという(最後の分岐すごく嫌だった、もしかしたら共に逝った方が良かったのかもしれないけど、そうしたら誰がアリスを弔ってくれるのか?と思ったら逝けなかった)このEDがね、ものすごく泣けまして……。しかも実にしっくりくるEDだったんで。やり直しできないんです。

ああこれで二人は本当の親子になったんだよと(多分もっといいEDあるんだろうけど)カーラはお母さんに、アリスは本当の娘になったんだよと、今思い出しても泣ける。カーラにはカナダで幸せになってて欲しいです。

所々謎もいっぱい残っているのですが、でももう一度プレーするか?と問われると躊躇ってしまうという、なんとも不思議なゲームでした。


あと、ゲーム中に人間では無いからか、アンドロイドをぞんざいに扱うキャラクターが(主に人間)が出てくるんですが、よくそんなことできるなと思いながらやってました。出来ないよ普通。

最初に出てくる特殊班の人(名前忘れた)とか、コナーが挨拶しても無視するし! カーラルートの豪邸に住んでたあいつ(名前忘れた)とか!本当に酷いよと思うことがたくさんあった。 

なのでアンドロイドに攻撃的な面を見せる人は、人間相手にも暴力を振るっているor逆に人間からはぞんざいに扱われているかのどちらかだ!と、仮説を立ててゲームを進めてみたら本当にそうだったのが最後まで悪い意味で衝撃でした。(特にカールの息子!)

なのでプレー中はもう一つ仮説を立てながらやりました(やってる最中に人間不信になりそうだったので 笑)変異体って実はアンドロイドだけの問題ではなくて、人間の中にもいるんじゃないかなー?と。

敵意を見せる人間の方があの世界では「普通」で「寄り添ったり、理解を示す」のが変異体。ハンクとカール、そして終盤に出てくるローズなんかは人間側にとっての変異体なのかなと(だから極端に良い人が出てくる数が少ない)それが最終的にみんなに広まるみたいな(アンドロイドたちに起こったように人間にも広まったのかなと……まあ他のED見てないから勝手にそう思っただけですが)それに人間はもともと共感力があるしね!(と言うことになってて欲しい)

更に私の勝手な憶測は、変異=人間化だと思っていて。コナーはハンクに心を貰って変異し、マーカスはカールに平等や公平を与えてもらって変異したので、誰かに何か(愛情でも影響でもいい)を貰って変化すると言うのはもはや人間そのものだと思っているので、この仮説はそこそこ正しいのでは?と勝手に思っています。

でもって最初から人としてぶっ壊れていたトッドはカーラによって最後の最後で寄り添ってくれたのかなと(ただ、カーラを人に変異させたのはアリスで、アリスを子供に変異させたのはカーラなんだよね、この二人は本当に特別)

ハンクもコナーに最初は嫌悪感を持っていたいけど、最終的には理解を示してくれたところがあるし。カールは最初から最後まで一貫して理解者だった、それを踏まえてのマーカスはあの選択肢があるルートなんだろうなぁ。(本当によく出来ていて面白いです)

細かいところは忘れてしまっていますが(キャラの名前とかは結構忘れてるなー、マーカスの彼女の名前とか)今でも「人間らしさ」などを問われるとき、このゲームのことをふと思い出します。

それはデトロイトを私がゲームとして攻略をしたのではなく、彼らの人生を一緒に見て、そして体験したからかもと、思っています。


#心に残ったゲーム

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