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味の素株式会社主催「食と健康の未来フォーラム」〜私たちはどうして「無添加」が気になるのだろう〜

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・食と健康について学び直すきっかけに

みなさんがもしスーパーや飲食店にいたとして、「無添加」と表示されている食品と表示されていない食品があるとしたらどちらを選びますか?

大半の方が「無添加」を選ぶ、とお答えするんじゃないでしょうか。
そうですよね、だって「無添加」ってなんとなく健康的なイメージですし、逆に「食品添加物」って不健康なイメージがありますから。

私は食品添加物における、成分、基礎知識を高等教育で学んだことがあるのですが、母が「無添加」支持者だったため、「食品添加物」に対しては、なんとなくネガティブなイメージを持っています。そして日常的にも無添加を選ぶ傾向がありました。

今回、味の素さん主催「食と健康の未来フォーラム」に参加し、食品添加物を含め今後の食と健康について考えさせられました。結果、改めて認識の違うところがわかり、様々な部分で理解の深まることがたくさんありました。そのため、今回、備忘録も兼ねて、簡単なレポートを書かせていただきました。

私の感想や、イベントレポートが、みなさんの考える「食と健康」において少しでも、参考になれば嬉しいです。

2020年8月31日 第1回 食と健康の未来フォーラム
登壇者の方たち

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・今回イベントが開催された理由は?

SNSが人々の生活のなかで切り離せない情報ツールになっている昨今、フェイクニュースや間違った情報が横行することや、様々なメディアの発展からおこる情報過多な社会にて、「情報の取捨選択」について考えなければならない過程にあると思います。
私も、常々情報の扱い方には悩むところが多いのですが、特に「食と健康」については私だけではなく多くの方が気にしているテーマであると感じます。
開会挨拶で、味の素株式会社の代表取締役社長 西井 孝明氏がこのようにおっしゃっていました。

SNS などを通じた見えない発言者の情報が溢れ、いわゆる” フェイクニュース” に惑わされるリスクも多くある。だからこそ、食の情報や安全性、つまり食生活をより安全に楽しく送るための正しい情報を社会全体で分かち合うための場、不安に思うことや疑問に思うことを話し合える議論の場が必要ではないか。そのため今回「食と健康の未来フォーラム」を開催し、より楽しく安全な食生活をたくさんの人がより豊かな食生活を得られるようにしたい。

私がSNSで多く発信している「美容」よりも「食や健康」への関心の方がより広く、より深く刺さることもなんとなく想定できます。食というのは毎日私たちが自然と、もしくは意識的に行う行為です。そして子やパートナー、など自分だけではなく「意識」して気をつけたいと思うテーマでもあるので、より慎重にならざる得ないエッセンスだとも思います。
私も常日頃、美容と健康はかなり密接な関係で、何はともあれ健康であり続けることがとても大事だと発信していることに気づいている人も少なくないと思います。自分にとって最適な「情報」を選択する、そして行動する。これは健康というテーマだけではなく、私たちが日々楽しく、健やかに過ごしていくために必須なスキルであるとも感じています。

わかりやすくいうと、インプットとアウトプットのバランスが必要だということ。またよくSNSでもそのような内容を発信していると思います。


今回のイベントは、

インプット=正しい知識の取り入れ方とは?
アウトプット=それらを共有、検討し実践する機会とは?


という2点をどう「健康」に絡めていくかについてとても考えさせられました。
正しい知識については結構意識していたのですが、それを誰かと共有したり、実際によく検討して「買う」「使う」ということはあまりなかったため食や健康に関しての関心が非常に高い私ですら、意識的に考える機会は今まで少なかったのだなと気づきました。

・「食品添加物=危険」と「無添加=健康的なイメージ」を持ちやすい

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アンケート結果を踏まえた上で、オレンジと黄色の回答者たちを大きく分ける違いはほとんどなく、なんとなく「無添加」表示を選んでおけば間違いないだろうという考えがあるのでは?といった意見もありました。

この意見に関しては私も少し身に覚えがあります。なんとなく無添加はいいイメージですし、選んでおけば間違いないだろうといった印象があるんですよね。無添加食品って比較的そうでないものより高価なものが多い印象でしたし、安全なイメージも感じられるからだと思います。

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アンケートでは無添加を選ぶ理由についてこのような回答になったそうです。確かに「無添加」=「健康的なイメージ」は多くの人が持ちやすい感覚。

そして私が一番なるほどな、と思ったコメントがこちら。

「添加物への警戒心」の逆で、「無添加への無警戒」、これも存在しているのかなと思いました。無添加というだけで、誰もが素直に安全だと信じられているけれども、これは大丈夫なのでしょうか。

食品添加物に対して危険かもしれない、何が害があるのでは?と警戒することが、「無添加」は害がないと疑わない理由にはならないんですよね。これは確かに全く別の話だなと思います。

食品添加物に対して曖昧な知識を持つ私たち

なぜ食品添加物に対しては深く検討し、無添加に関しては「なんとなく」で選んでしまうのか?これについて登壇者たちから人間は危険なものに関しては忘れないように努力したり、記憶に残りやすいが「安全」における情報は情報の正誤に関わらず、信頼している人から情報を得たり、好意的に感じているところからの発信には疑問を持ちにくいのだそう。だからこそ無添加に対する知識は曖昧になりやすいんだとか。

そして気をつけたいことについて、下記のようにまとめられていました。

・消費者も多少の科学的知識が必要
食品を守るためにどのように食品添加物が使われていてどう作用しているのか。安全性についてはかなりの高い基準で守られていることを理解する。

・情報発信者も伝え方が大事
消費者、インターネット、専門家、公的情報、何を信用すればいいのか?という観点では、情報を受け取る側だけではなく、発信側も信頼を得られるような発信を心がけることが必要。

・食品添加物は活躍する場が多い
食品添加物は決して悪ではなく、適切に使用され、医療現場、私たちの生活の上でも実は縁の下の力持ちであることを知る。

これらを意識することは私たちの食品添加物、無添加が影響する健康や食についての価値観に、影響を与えるとても重要なポイントになるのではないかなと私も参加して思いました。

そして、食品添加物に関心を持たれている方は、食べる事を大事に思っている方だと思うので、誰かに話してみる、質問する、調べるなど一方通行にならないコミュニケーションを心がけ、豊かな情報交換があるのがベスト、とおっしゃっていました。

情報交換しやすい社会だからこそ、一方通行になりやすいし、逆に過多になりすぎることもあるので、自分が「幸せになれる」という基準で情報を取り扱える、そして結果的に食生活が豊かになることが大事という意見にはとても納得させられました。これは食に関してだけじゃないですけど、日頃コミュニケーションが多い人に対しても、活用できると思います。

・「無知であることは恥ずかしいことではないが、疑問を持たないと損をすることになる」

今回イベントに参加して「無知は決して恥ではないが、疑問を持ち続けないと損をするのは自分」と改めて思いました。
その情報は自分にとってためになる?どこから来たのか?どう取り入れるのか?いくつの面があるのか?どのくらいの量なのか?
このような疑問を持ち続けることで得をすることも損を避けられることも多くあると思うのです。(それは些細なことから大きなことまで様々だと思いますが)

これは私の体験談なのですが、このイベントに参加するまで私は日頃、「お茶」と「だし」は無添加を選ぶようにしていました。
恥ずかしながらそれは感覚に近い観点で選択していたと思います。
「なんとなく液体として抽出するものは悪いものをより多く吸収しやすそう・・」
それは溶け出すことによってより多くの害が体にありそう、といったイメージや印象からくるものです。

そんな選び方をしていた私ですが、2020年の夏はとにかく猛暑でしたよね?
そのためかとにかく例年より、家で煮出すお茶がすごく早く味がダメになるんです。
昨日作って冷蔵庫に入れて、次の日に冷房のガンガン効いた部屋に少しだけ置いていても1~2時間で味が変・・・。
そしてイベント参加後にお茶選びを少し変えたところ、あることに気づいたんですよ。
無添加のお茶はダメになりやすいのではないかということに

食品添加物の表示があるお茶に変えたところ、グンと長持ちしたんです。
なんとなくですが、「食品添加物が含まれていて腐りにくいものは体に悪そう」といった印象を特に根拠なく持っていたことに気づいたのです。しかし、もちろんそんな事実もあるわけでもなく、ただ「なんとなく」でちょっとした損をしていたわけなんですよね。
この暑さで夫婦二人、お茶の消費も早いわけですが、腐りやすいと、まあこれがものすごいスピードかつ、すごい量のお茶を作らないといけないわけでとても面倒でした。結果的に、食品添加物の含まれているペットボトルのお茶2リットルを買うわけです。それって本末転倒なんですよね(笑)

食品添加物を避けた結果、生活のなかで大変になったり、非効率になったり、そして最終的に食品添加物の含まれている食品に頼るという。

なら最初から頼ったほうが得するんです(笑)そして、ペットボトルのお茶や添加物のお茶っぱを使ったところで何もなく生活ができている。

健康と、自分たちが心地よく過ごせるか、というバランスは常に天秤にように存在し、都度意識していくのが大事なんだと思います。

健康面で考えてもダメになったお茶を飲むほうがダメージが大きいに決まってますし(笑)

少しだけ視点を変える、今まで自分が選んでいたものに対して「なぜ?」なんの基準で選んでいたの?と見直す機会って意外とないのでは?と思うのです。特に、今回の体験談で我が家の「お茶を大量生産しないといけない問題」は、無添加に対する疑問を持ったことでスピーディーに解決できてとても快適になったんですよね。
自分のちょっとした「曖昧な基準」を見直すことでグッと食に関する生活が効率的になるんじゃないかなと思いました。

皆さんもぜひちょっとしたこと、例えばここの考え方を変えたらもっと便利に、楽になれるかも?と視点を変えてみるのはどうでしょう。人によって豊かな食生活の定義はもちろん十人十色ですが、私のようにちょっだけの「疑問」を持てば、健康と過ごしやすさのバランスがわかったり、基準の見直しになるかもしれません。

食生活はもちろん、皆さんの日々の中で得をすることが少しでも見つかりますように。

                          エルメス

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