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姫路・奈良 旅行記 2日目

2日目。朝7時30分起床。寝過ごした。
6時に起きて優雅に朝温泉してのんびり支度して出発…のはずが、温泉入ってたら時間が!と貧乏性を発揮してせこせこと顔を洗って、ホテルをチェックアウトしたのでした。

姫路城

さて、この日は神姫バスのフリーきっぷを利用して観光します。
お得な乗車券・お得なセット乗車券|路線バス|神姫バス株式会社 (shinkibus.co.jp)
私が使ったのは、姫路城周辺だけではなく少し足を伸ばして移動できる「姫路観光周遊ワイドフリーキップ(1日券)」(1,300円)です。
姫路城を中心に結構広い範囲まで行くことができます。
姫路城周辺だけならば「姫路城ループバス 1日乗車券」(400円)や「城下町散策1dayフリーきっぷ」(600円)もあります。

何と言ってもまずは今回の旅の一番の目的、白鷺城こと姫路城を訪れました。「白鷺城」は「しらさぎ城」だと思っていたけど、「はくろ城」とも読むのだと、姫路市内を歩いていて発見したのでした。

祝日でも何でもない平日月曜日の早朝なので、観光客はほとんどいません。誰もいない世界遺産のお城を独り占めだぜ~うぇ~い、ってワクテカしながら、朝8時過ぎにチケット売り場に着いたら、開場が9時でした…。温泉入れた…。

開店前の売店の自販機で温かい缶コーヒーを買って飲みながら開場を待ちます。寒いですが、快晴で気持ちの良い日です。
ところで、姫路城跡地の中に動物園があって驚きました。時間があったら入ってみたかった。

大迫力です。お美しい姿です。

姫路駅からも真正面に姫路城が見えましたが、姫路城からもまっすぐに駅まで見通すことができます。
他の神社仏閣などでもそうですが、靴を脱いで上がるので、床板で足が冷たい…。もっとゆっくり見たいんだけど、「足の裏がー、足の裏がー」ってム◯カ大佐な状態になってしまいます。そうか、今度から折りたたみスリッパを持っていくことにしよう。

天守閣も面白かったのですが、個人的に百間廊下の雰囲気が大好きでした。曲がりくねりながらずっと続いていく廊下を歩いていると、かつて刀を帯びたお侍さんがこの廊下を駆けていたのかとドキドキします。
さて、噂通りの美しいお城でしたが、近くで見ると外壁は少しくすんでいるというか、白いだけに汚れが目立ちますな。
あんまり真っ白すぎても異様な感じになってしまうのでしょうけれど、そのあたり管理も大変なんだろうなあと思ったのでした。

鵤ってなんて読むんだ

正解は「いかるが」です。
姫路駅まで戻り、今度はバスで移動。太子町にある斑鳩寺に向かいます。
聖徳太子御創建 播州 斑鳩寺公式ホームページ (ikarugadera.jp)
聖徳太子に縁のある寺院ということで、少し足を伸ばして訪れました。
バスに揺られること約40分。他に観光客らしき人も見当たらず、バス停を降りても普通の住宅地です。
5分ほど歩くと、住宅地に突然寺門が現れます。

どことなく法隆寺の夢殿を思わせる建物だなあと思っていたけど、まさにその夢殿を模して後世に作られたものだそうです。
境内はそれほど大きくない(かつては大きかったそう)ので、すぐに回れます。
次のバスがここに到着してから1時間後なので、それまでバス停で本を読みながらのんびり待ちます。
あ、そうそう、今回の旅のお供は知念実希人著『祈りのカルテ』でした。

書写山を登り圓教寺へ

再びバスに揺られて姫路駅に戻ります。
そういえばまだ朝ごはん食べてないな?
次の目的地、書写山へのバスの時刻表を調べてご飯にしよう、と思ったが次のバスは10分後!トイレいきたい!時間的にトイレしか無理!
ということで、もうしばらくご飯はお預けです。
大丈夫、書写山に行きたいお店をチェックしてあるのだ。

書写山にはロープウェーで登ります。
兵庫県姫路市、書寫山圓教寺を繋ぐ【書写山ロープウェイ】 (mt-shosha.info)
往復1,000円。神姫バスのフリーきっぷを使わない人は、バス+ロープウェーのセットきっぷもあります。

もう紅葉の時期は過ぎてしまったけど、十分に美しいですな。
ロープウェーを降りて、志納金500円を収めて入山します。この先は、歩きorマイクロバス(500円)で登ることができます。私はもちろん歩きます。
ここまでのバスは他の観光客もけっこういたんだけど、ロープウェー後はほとんどバスで移動していたので、またも一人で山登りです。

道はきれいに均されているので、とても歩きやすいです。約15分ほど歩くと、摩尼殿へと到着します。
が!摩尼殿へと進む前にここで休憩をします。

はづき茶屋さんで、おにぎりと姫路おでんで腹ごしらえ。
姫路おでんは生姜醤油が特徴。
炭水化物でエネルギー補充!

摩尼殿の近くにはづき茶屋があることは調べてあって、
「着いたら絶対おにぎり食べよう…!」
と思いながら山を登っていたので、食事をいただいたあとにお店を出たら、目の前にこんな立派な建物があったことに驚いたのでした。
人の食い意地ってこわい…。

摩尼殿を抜けて、さらに進み、3つの堂を見てさらに進んで奥の院まで。
この圓教寺は、あの「ラストサムライ」やNHKの大河ドラマなどの舞台に使われたらしいです。
確かに摩尼殿の雰囲気なんかは最高に魅力的ですよね。

この辺りで足の違和感が強くなってきました。
少しきつめの靴だったので、後で気がついたのですが親指と小指のそれぞれ外側にマメができていて、かなり痛い。
登り坂のときはかかと側に体重がかかるからつま先は痛まないんだけど、下りがかなり厳しい。踏ん張るごとに激痛が走ります。
とりあえず気休め程度に持っていたロキソニンを飲んで痛みを紛らわせて歩き続けます。

ところで、この奥の院への道は難易度高すぎるね?

駅そばだけどそばじゃない

痛む足を引きずりながら書写山を下山。ロープウェーとバスに揺られて姫路駅へと戻りました。
姫路観光は以上で終わりです。
この後は姫路をあとに、今夜のホテルのある奈良へと向かいます。
まずはお土産に「御座候」を購入。知ってる?「ござそうろう」今川焼、大判焼き、です。たぶん地方によって呼び方が違う。
今夜の晩酌のデザートです。

姫路で最後に食べておきたかったもの。それが姫路駅の構内にある「駅そば」。ホーム上にある何の変哲もない立ち食いそば屋さんなんだけど、そこで天ぷらそばを頼むとこれが出てきます。
前知識がないと
「…???」
となること請け合い。
そばはそばでも、麺が日本そばじゃなくて中華そば。これはおもしろい。
姫路の人のソウルフード…なのですか?

難波?なんば?

姫路から奈良へは、途中までJRで途中から近鉄を利用します。
まずは姫路駅からJR新快速で大阪駅へと向かいます。約1時間の列車旅。
平日の夕方なので、サラリーマンがいっぱいです。
大阪駅で降りたあとは、迷宮を通って梅田駅へと向かいます。
梅田駅から大阪メトロ御堂筋線でなんば駅まで。
ここで近鉄線へと乗り換えます。
この近鉄線で面白い切符があったので、これを利用します。
奈良世界遺産フリーきっぷ 奈良・斑鳩(1日・2日)コース|奈良のお得なきっぷ|観光・おでかけ|近畿日本鉄道 (kintetsu.co.jp)
この切符、2日間範囲内を乗り放題で2,030円なんだけど、「フリー区間まで行く」ときの乗車券と、「フリー区間から帰ってくる」ときの乗車券まで含まれているのですね。
しかも、行くときと帰るときの場所が同じでなくても良いというのが便利。
なので、今回の旅では、大阪なんば→近鉄奈良、フリー区間で観光、近鉄奈良→京都、京都から新幹線、という使い方をしてみました。

というわけで、前置きが長くなりましたが、なんばから近鉄線で近鉄奈良まで移動します。
今回のホテルは近鉄奈良ではなくJR奈良駅の近くなので、少し歩きます。
その間に歩きながら夕飯の場所を探します。
観光のときは、その場所の名物を食べるのもいいけれど、観光客向けの料理よりも、地元の人が行く居酒屋さんのほうが満足できる、というのが私の結論です。

今回お世話になったホテルは
【公式最安】スーパーホテルLohasJR奈良駅 - ビジネスホテル (superhotel.co.jp)
でした。
今回の旅で、全国旅行支援をうまく活用できないか探したのですが、兵庫県はすべて完売。
ところが奈良県は利用することができました。
ホテル代が約8,000円だったところに旅行支援で4,000円の割引、さらに3,000円分の商品券まで着いてきました。
実質1,000円?!安すぎるー。

さて、チェックインを済ませて、荷物をおいてひと休憩したら夕食を求めて再び彷徨います。
飲食店の集まる通りは分かったので、客引きを避けながらブラブラと歩き、ホルモン?のお店に入店。

とりあえずビールからの、九条ねぎを使った卵焼きからの、日本酒をいただきました。
篠峯と春鹿、どちらも美味しかったです。
さらに最後にいただいたホルモンの唐揚げがうまかった。

ホテルに戻って、温泉で身体の疲れを取ります。
更にもう一杯飲んでからの御座候~。美味です。
今日も色々と楽しみました。明日は最終日。
明日もまた楽しみましょう。
おやすみなさい!

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