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仕事の報酬は仕事

2019年頃から、看護学校、大学での
「国際看護」講義の依頼が増えて、
毎年新しい学校が追加され、
去年は8校。
今年も、すでに2校検討してほしいと言われた。

本当にありがたいことだと思う。

最初は、私が授業なんて・・・
って思っていたけど、
今や、私の授業は結構楽しい授業だと自負している。
ま、地域性によっては、
海外なんて興味ない、
地元で安定した暮らしをしたいという田舎の学校の学生は
興味ないから爆睡してるけど、
それもそれで、その地域の学生の特性かと思う。
やっぱり、都会の学生や助産学生とかは熱心に聞いてる印象、
田舎の看護学生は、ボケーっとしてるか
寝てる。
田舎に住んでたら、なかなか世界に目は向かないよな〜と思う。

90分の授業って集中する方も
興味がないと本当に退屈で、
しかも一日4コマ週5日とか、学生の時、
どうやって過ごしていたんだろう・・・
と不思議になる。
私が学生時代は、超劣等生だったけど、
努力もたいしてしないから、
授業はよく寝てたし、
看護学校の授業は、今や何も覚えていないし、
臨床で役に立った覚えもない。

どんなことを学生は私から聞きたいか、
考えながら資料を作るんだけど、
文字いっぱいのパワーポイントで
一方的に喋るだけでは、つまらないし、寝る。

だから、
英語が喋れると、生きるオプションが増えるよ
とか
外に出てみなければ、自分の真の価値なんてわからない
とか、
勝って知ったる日本ではわからない世界のひろさを知る楽しさ
とか、
日本の避妊中絶事情がいかに利権にとらわれて最低か
とか
話してみてる。

よくある、「世界で起きてることを知ってほしい」
みたいな呼びかけって、
結局自分がしゃべりたいことを喋ってるだけだから、
ちょっとエゴだなって思う。
自分で選んで聞く、youtubeやpodcastならそれでいいけど,
授業や講義は単位のために
絶対にその場にいなきゃいけないのだから、
相手が何を知りたいのか、
その欲求を埋めることのほうが
役に立つ。

今や、スマホで世界と繋がっている若者は
本音やリアルを求めてる。
教員や教授だかの顔色伺って、
こんなこと言っていいのかな?
みたいな授業はやりたくない。
来年は来ないでください!って言われてもいい覚悟で
なんでも言う。

もちろん、臨床や国試には
何にも役に立たない情報盛りだくさんの授業だけど、
一年に100コマ以上ある授業で
2コマくらい、
臨床や国家試験に役に立たない授業があってもいいじゃんか。

ちなみに、来年から来ないでくださいと言われたことは
一度もないので、毎年増え続けている。
ということは、このままのスタイルで貫いていいっていうことだな。

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