野口信一 飲食店/人/組織づくりコーチ

1994年~飲食店づくり、1999年~人・組織づくり。全国津々浦々、仕事で47都道府県行った経験あり。個人から大企業、カフェに居酒屋、専門店等。会社も店も色々見てきた私の知見を書き記します。空間計画株式会社https://www.kukankeikaku.co.jp/

野口信一 飲食店/人/組織づくりコーチ

1994年~飲食店づくり、1999年~人・組織づくり。全国津々浦々、仕事で47都道府県行った経験あり。個人から大企業、カフェに居酒屋、専門店等。会社も店も色々見てきた私の知見を書き記します。空間計画株式会社https://www.kukankeikaku.co.jp/

マガジン

  • コロナ禍に思う事

    未知の疫病が私に与えてくれたのは家で長時間過ごす事。その中で思う事を率直に記しました。

  • Series "be supposed to"

    時代と共に変化する常識・価値観・モラル・マナー。何が正解で何が不正解か?団塊Jr世代の私の基準を記します。

  • 実録!バカ社長愚行愚言集

    中小企業はナゼ中小企業であるのか?そこには傍若無人に振る舞うバカ社長が君臨し、感情的に言動を行うジャイアンみたいな大人が居た。そんな愛すべきバカ社長の愚行愚言を反面教師に使うもヨシ、呆れるもヨシ、自社はまだマシかと癒されるもヨシ。リアルな社長の生息実態をご紹介。

  • それでも店を始めますか?

    店のオープンまでに必要な知識や考えなければいけないことをまとめています。店を始めてから困らない為に、店を持とう!と思った時にこれを読み始め、全部読み終えて、それでも店を持とう!と思った人は成功確率が高いでしょう。

最近の記事

小規模事業者持続化補助金を申請してみた(全完了)

何かと話題の“持続化給付金”とは別に2020年4月30日に令和2年度補正予算が成立し、それに伴い“小規模事業者持続化補助金<コロナ特別対応型>”が設けられた。 “小規模事業者持続化補助金”とは、コロナ禍だけのものではなく、従来から行っている制度で、中小企業庁管掌の「小規模企業支援」という従業員20人以下(商業・サービス業は5人以下)等の小規模事業者を対象に、経営面や資金面で支援するものである。通常は上限50万円の補助金であるが、<コロナ特別対応型>は倍の100万円に上限が引

    • 席数減らして営業するべきではない!

      厚生労働省が推奨する“新しい生活様式”は国策として掲げる必要があると理解できるが、これを遵守せよと言うことは飲食業、特に居酒屋・パブ業態(アルコール売上比率の高い業態)にとっては死刑宣告も同じである。 小売業や飲食業の売上算出式は“客数×客単価”。飲食業の場合、客数は“席数×回転数”によって算出される。回転数は営業時間によるが、摂食は生理行為なので一般論として人が空腹になる時間は同じで、且つ、始業・休憩・終業時間の兼ね合いもあって、店側の都合で変えることは出来ない。更に、居

      • “接待を伴う飲食店”を整理整頓してみた

        “接待を伴う飲食店”や“夜の街”など、抽象的な表現をしている事に違和感を持つ人は少なくないであろう。具体的な業態名が放送禁止用語じゃあるまいし、一般呼称と化しているのだから、堂々と使う事で誤解や曖昧さを排除し、聞く人にとって理解・認識し易くなると思う。 小生は法律家ではないので厳密なところまで言及はしないが、そもそも“接待”という言葉を用いている事から違和感があり、一般的には“接客”と置き換えればわかり易い。“接待”と“接客”の大きな違いはもてなす側ともてなされる側にサービ

        • ナゼ、“ワケ”を伝えないのか?

          「ナゼ、手を入念に洗うのですか?」 「ナゼ、マスクを着けているのですか?」 「ナゼ、フェイスシールド着けているのですか?」 「ナゼ、人との距離を2m保つのですか?」 「ナゼ、3密を避けるのですか?」 「ナゼ、活動自粛するのですか?」 街行く人にこれらの質問をして、どんな答えが返ってくるのだろう? 新型コロナウイルスは空気感染しないならば、人の広義の体液が伝染の媒体であると言えよう。(厚生労働省のウェブサイトでも取り上げられている2020年3月22日放送のNHKスペシャル“

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        • コロナ禍に思う事
          11本
        • Series "be supposed to"
          10本
        • 実録!バカ社長愚行愚言集
          19本
        • それでも店を始めますか?
          50本

        記事

          持続化給付金を申請してみた

          5月1日(金)午前中に手続きをしたので申請番号は J00009043 。ちなみに、午後イチ位にサーバーダウンしたと報道があった。 公言されていたのは、支給は約2週間後を目途とする、と言う事と、提出内容に不備などあったり、給付に際しては通知があると言うだったので、連絡を待っていた。 結果的に、連絡が来たのが5月16日(土)で下記のメール。提出から数えて15日目。 届いて直ぐに不備を訂正し再申請した。念のために、当メールに対処した旨を伝えつつ、給付予定日を伺う内容と共に返信

          Adults are supposed to be able to do anything by themselves

          社会的弱者を除いて、大人たるもの何でも自分で出来てこそ、大人と言えるのでは無かろうか? 今回の疫病下で思う事は、情報を集める事、集めた情報を踏まえて状況判断する事、状況によってどう行動するか判断する事、が一人一人出来ておらず、大勢は報道に右往左往され、漠然と怖い、マスクを着けなきゃ、検査をして欲しい、家に居ればいい、自粛すればいい、後は行政が何とかしてくれる、等と深く考えないまま安易な結論に至っているように思う。 某有名人が言った通り、「自分で考えて行動すればいい、人のせ

          Adults are supposed to be able to do anything by themselves

          18.品がない

          映画やテレビに出てくる社長は絵に描いたような人物像だが、現実の中小企業のバカ社長は真逆を行く。 典型的なのは ①食べ方が汚い 咀嚼音は勿論、お箸の持ち方、食べる際の所作が出来ていない ②態度が横柄 店員、運転手に対してあたかも自社社員の如く上からモノを言う ③言葉遣いが汚い 得意は暴言や批判・叱責。「お腹が空いた食事に行こう」ではなく「ハラ減ったメシ行こう」 ④セコイ 自分はプライベートも会社経費を使うが、スタッフが少しでも使うと文句言う。店で値切る事も“商売人気取り”で当

          色々な“過ぎる”物事を見直す時では?

          一つの疫病が世界を席巻し、多くの人命を奪い、経済に深刻な打撃を加えている。皮肉にも、人々の活動が停止するという事は社会や経済が連鎖や循環し成り立っているという事を改めて浮き彫りにさせた。 こんな惨状の中、偶然か必然か原因は不明だが、他にも皮肉にも浮き彫りになったことが複数ある。 ・大気汚染の改善 ・水質の改善 ・北極のオゾンホール消滅 言われ始めた“アフターコロナ”。私はそれを大局観を以て意見したいと思う。 終息にはならず収束になるであろうこの疫病。その時を多くの人が待

          色々な“過ぎる”物事を見直す時では?

          コロナ禍で実際に融資手続きしてみた

          “日本政策金融公庫”と“民間銀行”の2つに融資申請手続きを試みた。これは後者、金融機関と融資実行に至るまでの実際の経緯を記したものである。 3月13日(金) ・アポ無しで当社が創業時から取引する某メガバンクの現在居住地の最寄り支店訪問。(創業地は都内の為、所有口座は都内であるが、現在居住地は地方(政令指定都市)の為、訪問した支店は地方所在) ・法人担当者及び融資担当者と初対面 ・訪問趣旨を説明、融資に必要な各種書類を携行していたので全て提出 ・融資担当者から「1週間以内に当

          コロナ禍で実際に融資手続きしてみた

          17.ボキャブラリーが乏しい

          バカ社長はトップダウンと朝改暮令が好きなので、メンバーに口頭や文章で何かを発信する事は頻繁に起きる。しかし、ボキャブラリーが乏しく、更に話し方が下手なので、何が言いたいのかサッパリわからない。わからないから戸惑っていると怒られる。怒られるのが嫌だからカラ返事してその場を凌ぐも、先で「何故やってない!」と結局怒られる。 長々と話しをするも、よく聞けば熟語2文字で済む事や、珍しく熟語を使ったと思えば、語彙を誤解しているので文脈が余計に複雑になる。特に英語となれば誰かさん張りに新

          居酒屋・パブ業態の衰退から考える外食の近未来

          未曽有の自然災害。未経験の疫病が従来の常識や価値に大きな変化を与える。変化を与えられる物事は今、不自由であったり苦境に立たされている物事である。 その一つが飲食業の居酒屋・パブ業態。 以前からアルコール離れ、会社の飲ミュニケーション回避、働き方改革による残業時間減少などの煽りを受け、外食産業市場の中でも年々5~10%の下落傾向であった上に、夜間活動の自粛、3密回避の働きかけで、特に都市部の駅前繁華街、特にオフィスワーカーが多いエリアは壊滅状態。聞くところによると前年比30

          居酒屋・パブ業態の衰退から考える外食の近未来

          これを機にやめるのも賢明な選択

          長期化の様相は避けられず、五輪も史上初の疫病に因る延期。世界的な流行による世界経済への悪影響も必至。やるせない、不安など、心苦しいのは誰も同じ。 こんな今、これを機に店をやめる事は賢明な選択と言える。 何故なら、コロナウイルスが収束しても、それにより経済活動は大きな影響を受け、不況の様相は免れないだろう。イコール、店にお客が戻って来ても、以前と同等に戻るとは期待できないと予想される。 働き方改革による残業時間削減に加え、コロナウイルスによる濃厚接触の回避の一つとして宴会

          これを機にやめるのも賢明な選択

          16.社長のいいおもちゃ

          「会社とは何のために存在しているのか?」と聞けば、「社会の為」、「スタッフ(従業員)の為」、「お客様の為」等など。色々と“美しい”答えが返ってくるだろう。 しかし、バカ社長の本心は「利益追求の為」と「株主の為」である。株主=自分なので、要は「会社は自分の利益の追求の為」に存在し、それを追及している、と強く確信している。これは決して間違いではないし違法でもない。 普段はこの本心を決して言動に示さず、スタッフを叱咤激励する。しかし、不測の事態や有事が生じれば強くこの本心が言動

          We are supposed to team up against hardship

          世界に蔓延するウイルスで世界中の人々が困っている。確実に世界的不況に陥るであろうこれからに於いて、人々が他人を阻害したり、憎しみ恨んでも何の解決にもならない。 皮肉にも、経済も人々の実行動もボーダレスで移動・循環していることが、こうなって再認識させられる事となった。この世界的苦難は各国のナショナリズムを牽制せんばかりの神の啓示とも思える。 奇しくも、オリンピックイヤーに発生し、史上初の疫病による延期と言う歴史的事実になる程の出来事であるのだから、“オリンピックの精神”を以

          We are supposed to team up against hardship

          飲食人のみなさんへ

          客足が止まり、終息が見えないので不安が募りますね。貴店のみならず、他店も他業種も、みんな同じ状況・心境だと思います。こんな時、何を考え、何をするのかがとても重要と思います。所見ではありますが、以下の通りお伝えします。 【やること】 ・制度を利用し借り入れをする(政策金融公庫からの融資とセーフティーネット4・5号を利用した保証協会付き融資) ・支出を出来るだけ減らす(社員スタッフがいない店は店を開けずにカラ家賃を払うのが賢明) ・店を開けているなら、来てくれたお客様に心から感

          Japan is supposed to be one of the safest country in the world, isn't it?

          かつて、「水と安全はタダ」と言われた日本は今、猟奇的な事件や頻発する自動車暴走事故など、身近に"突然の不幸"が存在し、捻れば飲める水道水も耐用年数40年を越えて水道管の腐食が進み、本当に飲用に適当なのか疑う余地がありそうだ。 増加する外国人観光客に比例して在留外国人も増えている。そんな人達にお客様扱いで"おもてなし"など悠長な接し方をしていると、彼女彼らの異なる生活習慣に迷惑を被ったり、悩まされたりする事は確実。キッチリと日本の生活習慣と文化を伝えなければ不愉快な思いだけで

          Japan is supposed to be one of the safest country in the world, isn't it?