夢を語る時間
現実
今私はコロナの影響をまともに受けている。仕事も趣味も。去年から力を入れていたネット活動のおかげで、閉塞感は緩和されているものの、現実世界では何もできない。そしてひたすら自粛。
歌と楽器演奏がダメ、集ったらダメという世界で何ができるのだろうと考える毎日だ。
ストレスに負けたくはない。
今まで通りの日常が戻るのか分からない中でやれることはないのか。
私がネット活動をがんばり出したのには、実は自己表現をしたいという欲求だけが理由ではなかった。新しい道を探していたのだ。
音楽というものは、価値があると認められなきゃお金にならない。ただの趣味とどこが違うの?と思われてしまう。ボランティアなら呼ばれるが、報酬となると知名度も実力も劣る私に演奏を依頼する人などほぼいない。
そういう経験をたくさんしてきた。
演奏できるだけでありがたいという時代はもう終わりにしたかった。感謝されることも増えたが、その道では同じ景色しか見られない。
自分が一番得意なことを磨いていったら、もっと自分の価値が高まるのではないかと考えた。私は自分を向上させたい、そして新しい景色が見たいという欲求がかなり強いので、そうすることが楽しいのだ。
心がワクワクし出したらスイッチが入る。
現実と夢の狭間
今回の騒動で同業者の友達とLINEしてたときに、Zoomを使って英会話レッスンをするという人の話を聞いた。ただうらやましかった。
私は形式的な人付き合いが好きではないので、友達はかなり限られている。レッスンやるからおいで、と声をかけることは無理だ。
でも今の仕事は実質ストップしているのだ。先が見通せない。幸い今は報酬をもらえる方向で進んでいるが、再開したときのための準備しかやることがない。
私は現実的な方法を考えるのは苦手だが、夢を語ることは得意だ。夢を現実にできるかどうかは分からなくても、どんどん広げることができるのはこの際長所としておこう。今こんなことができたらいいのに、と思っていることを書いておこう。可能性はゼロではない。
古きと新しきの融合
長らくクラシックで行われてきた「公開レッスン」とネットを融合させる。
一対一のレッスンは高額にしないと割に合わないが、よっぽどのスキルとコネを持たないと生徒はつかない。これはピアノの話にも書いたが、すごい先生のレッスン代はすごい。教えてほしい人がたくさんいるから。需要と供給。
私にできたらいいなという方法。
自分のネット活動をもっとレベルアップさせて、教えてほしい人が増えたらPatreonでレッスン動画を公開する。クラシックの公開レッスンみたいに。
知らない人もいるかもしれないから説明すると、プロの演奏家が芸大生のようにプロを目指している優秀な人を数人レッスンして、他の人は客席にいてそれを聴く、というスタイル。だからレッスンされる人は人前に立ってまず演奏する。それをその場でアドバイスしていくのだ。
レッスンしてほしい人を募って、ネットでレッスンして、その動画を、サポートしてくれる人だけに公開する。
夢のような話だね。
だけどできる人はいる。
そういう話。
私はアイデアを出すのは得意だけど、なかなか認められないんだよね。
自分が自分を認められるように、まずはスキルを磨く。
それが今できること。
夢があるから楽しいよ!
叶わなくてもいろいろ試すのが楽しい。
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