Stack & Tilt

日本では数年前に左一軸打法とのなんともヘンテコに訳されて伝わったスイング理論。 押しも押されぬスーパースターであるタイガーウッズが取り組んだが、その後腰を痛め、低迷。その原因としてやり玉にあがったのが左一軸がダメだったとされた。そう何かの記事を読んだ。

これには異論があって、タイガー学んだのはStack & Tile (以下ST) のオーソライズされたレッスンプロからではなく、STからインスパイヤされた理論を元にした独自の理論を展開する人で、タイガーのケースはそれこそ、最近、医学の専門家から指摘を受けたX Factorも取り入れていたからだと私は思っている。

STに関してはひと時のブームが去ってから私が取り組んでいたこともあって、左一軸やってるの?ダメだよねあれとか言われると、非常に気分が悪い。またSTを完全には習得できてはいないし、結果的にスコアに反映されていない為、反論ができないのが歯がゆい。

件のプロから本格的にレッスンを受けるようになった私ではあるが、彼のいう事には盲目的に聞き入れていた。初めからST理論に基づいたレッスンであるとは聞かされていなかった。

ここからは誤解ないように説明をするが、私が私のスイングに関してネガティブに発言しているように聞こえていても、レッスンに対する不満ではなく、ただただ言われた事に対して、自分の出来が悪いからであり、プロに対して批判的なものは一切ない。そこだけ踏まえて読んでいただきたい。

レッスン初日、ハイエルボー、つまりトップの位置が高すぎる事を一発で治された、前回のラウンドレッスン以降、それまでの練習ではひたすら教えを守り、スイングを続けてきた、初日のレッスンではむしろやり過ぎてるから控えるように言われる程だった。 今もその時のスイングを見返すとぜんぜん成っていないので、プロにしてみれば大変だったろうなと思っている。

そもそも左一軸と言われるSTは、それまでゴルフの常識だったものとは逆の事をする。大まかに言えば、体重移動をしないで身体の回転で飛ばす、肩の高さ以上にクラブをあげず、手元を低く保つという、日本のゴルフ界ではそれは異端のものだったと思われる。 

私と言えば、それまでがっつり体重移動をして飛ばしていたし、ハイエルボーでわかるように手元の低さなど考えてもみなかった。ただただ言われるままにドリルをこなして、従うだけだった。 

数回のレッスンをこなしていた、ある日、クラブに関して指摘を受ける。シャフトが自分のスイングに対して、やわらかすぎている、そのせいでスピンがかかり過ぎて距離を存している。クラブ自体も優しいモデルだし、そろそろ変えてみてはどうかという提案。それでその後、Brooks Koepkaモデルを購入する事となる、誤って。

STについてもう少し説明すると、その一番のポイントは再現性をあげるスイングだという。また基本的にドローを打つ。ST的に言えばグリーンを狙う際、効果的になのはストレートでもフェードでもなくドローボールだという。元来、ドローが打ちたかった私にはもってこいだった。

ただし、右に出してから、ドローを打つようのアドレスで構えているのにも関わらず、フックが出る事が多くなり、今度はこれを治すべく、今度はグリップを変更するように言われる。

思えばこの変更のせいで、今に至っても1wがまともに打てていない。 これも単に私の能力のせいではあるからあしからず。 グリップ変更は全てを変えた。酷いフックグリップだった私がウィークグリップにしてボールがまともに当たるようになるには数か月がかかった。ゴルフをやらない人にどうして説明して良いか難しいが、例えば今持っているスマホが右だったとして、左でいろいろ文字を打ち込んだら、難しくないだろうか? そんな感じの変更だと思う。ただ私の場合、ただのフックではなく、ど、がつくフックグリップだった。 このフックグリップはストロングとも呼ばれ、その名の通り強い球が出る。しかしフックボールが出やすい。 レッスンの前から悩んでいた、ブーメランの様なフックでOBや、やたらと飛距離が出るに関してはどうもこのグリップが関係していたらしい。

この変更をしたのが17年の11月ごろ、アイアンのような短いグリップに関しては、数か月で克服できたが、1Wや3Wといった長いクラブがまともに振れるようになったのは1年も以上あとの話。 まぁこれに関してはSTのスイングがにおける動作ができていなかったし、もともとクラブが正しく通る軌道に振れていなかった事もある事は加えておこう。

それ故、2018年のラウンドに関しては両手で数えられる程しかラウンドにでていないし、誘われてもひたすらレンジに通い練習だけをこなしていた。

何にせよ、STのスイングで打てるようになって、スコアを良くしたいが私の目標であって、長いクラブを攻略できるようになれば、ラウンドにもでていきたいと思っている。ではなんで、STにこだわるのか、それはカッコいいから。それだけである。

Instagram 07/18/17 投稿より


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