デザイんぼ!
「美味しんぼ」って漫画を知ってますか?
読んだことがなくても名前くらいは聞いたことある人は多いと思います。
漫画本はバカ売れし、必ずと言っていいほど飯屋さんには置いてあったり(特に中華のお店が多いような??)TVアニメにもなったり実写ドラマになったりしたこともありました。
※実写唐沢寿明さん版はまるで漫画が飛び出してきたかのようなベスト配役です。(ググって写真を見てみてください)
その「美味しんぼ」のアニメ、Youtube公式チャンネルがあり日々1話ずつ配信されているのをご存知でしょうか?
私も全話とは言いませんが学生時代、毎週楽しみにTVアニメも漫画も「美味しんぼ」を見ていた世代です。
TVerとかNetflixなどのTV配信、動画配信が多い時代になり、TVっ子だった自分ですらTVを見なくなってますが、こうやって Youtubeでも昔のアニメなど(寺沢武一先生のコブラとか!)を惜しげもなく配信してくれていい時代になりましたね。
今、「美味しんぼ」を寝る前に観ることを楽しみにしています。
さて、改めて今「美味しんぼ」をじっくりと観ていると、料理漫画(アニメ)なので当たり前と言えば当たり前なのですが、とあることに気がつきました。
親子、恋愛、夫婦、青春、友達、政治、環境・・・etc
それら全ての問題を「料理」で解決!
直接的だったり間接的だったり。
昔は「絵なのに美味しそう」が先に立っていましたが、自分も人生重ねてきたからでしょうか?(笑)今はそのドラマ性に涙する回もあったりします。
そしてもう一度言いますが
全ての問題を「料理」で解決している!
そんな「美味しんぼ」で改めて考えさせられました。
これってデザインと同じだなと。
デザインは「彩る」「注目させる」「告知する」手法という意外にも大変重要な側面があります。
それは
「問題を解決する」
ということ。
この「Qドラム」は昔、NHKの番組で見たことはありましたが、それが出来た「意味」を知った時、感動と同時に「デザイン」の可能性の無限さに胸が熱くなりました。
※Qドラムについてはこちらのサイトで詳しく紹介されていますのでご参照ください。
またこの「Q」というネーミングもシンプルでありながら、円を引っ張る紐というこれ以上ない形で表現されたデザインだと改めて実感します。
(美味しんぼでは究極のメニューというものが出てきますが)自分は
「問題解決」
こそ、デザインの究極の形だなと思います。
近年、スマートフォンの登場からSNSや動画(ショート動画)の発達、個人売買アプリにより、誰でも簡単に情報を発信、広告できるようになりました。
その分、「万人マーケター」または「万人デザイナー」時代。
がゆえに「とりあえずモノを作れば売れる」時代は終焉を迎えました。
自分たち「広告デザイナー」に課せられたミッションは「ただデザインだけしてればいい」時代から「できて当たり前」+α(動画やイベント、サービスなど)を求められる時代になったと、日々仕事をしていて実感しています。
「売りたい!売れたい!」
が、企業の切なる願いとなり、紙媒体などでの宣伝から、数字の見えるWEBへとお客様のニーズが変化しています。
それはある意味
「デザインで(企業・クライアント)の問題解決」
のターン、新しいデザイン業界の形に入ってきているのではないでしょうか。
漫画のように、アニメのようにズバッと解決!とはいかないでしょうが、今こそデザインの持つ「問題解決」の力を見直すべきなのかもしれません。
「デザイんぼ」
いつかはQドラムのように。
そんなことを想いながら今日も「美味しんぼ」を観るのでした〜