ハーブを安全に使用するためのポイント:パート2「ハーブと自分の性質を理解する」
ハーブを安全に楽しく取り入れてもらうために、
注意点をまとめています。
パート1は
これを見て、
何だかハーブってめんどくさいって思わないで欲しいです。
でも安全第一!ですからね。
With great power comes great responsibility (大いなる力は大いなる責任が伴う)
スパイダーマンでも言われているように
ハーブのスーパーパワーを使うにはやはり責任を持って使わなければです!
パート2も気合いを入れて頑張ります。
今回は「ハーブの性質」と「あなたの性質」という側面からの安全性のお話です。
ハーブの性質を理解する
ハーブは一つ一つ性質が異なります。
以下の点を理解しましょう。
禁忌事項
一番大事なことは
▷ 妊娠
▷ 授乳
▷ 年齢(幼児や乳児など)
▷ 特定の疾患
▷ 薬との相互作用
▷ 使用期間
などハーブによっては禁忌事項を理解することです。
まずは、これをチェック!
注:私はよほどの理由がない限り妊娠中の方(特に初期)には液体ハーブを使用しません。(禁忌でなくても)
薬との相互作用
禁忌事項と重なりますが、(禁忌でなくても)
何らかのお薬を飲んでいる人は医師や薬剤師に相談しましょう。
医療関係者はハーブの専門ではないので
できたら「どんなハーブ・どうして」と説明できると良いかもしれませんね。
薬との相互作用で一番有名なのは
セントジョーンズワート。薬の代謝酵素(CyP450)に作用するので薬と特に注意が必要です。
グレープフルーツジュースみたいな感じですね。
効果の出が強いハーブ
ハーブも私たち同様性格が違い
穏やかなものからパワフルなものまであります。
▷ 効果が強いもの
▷ 効果の出が早いもの
は注意が要ります。
例えば
高麗人参、とてもパワフルなハーブなので取り扱いに注意が要ります。
ハーブ紹介であげたペパーミントも刺激が強いと感じる人がいます。
少量で効果を発揮するハーブ
ハーバリストの間では「Low dose herbs」と呼ばれ
少量で効果があるものです。なので大量に使用しないことです。
ものすごく身近な例でいうと生姜、チリ(唐辛子)、ちょっとで効果抜群ですよね!(どちらも立派なハーブですよ〜)
ちなみにチリは効果の出方も強いのでものすごく使い方に注意がいります。私はチンキでは使いません。
使用期間
ハーブによっては長期使用に向いていないものがあります。
ハーブの世界では時間の流れは比較的緩やかです。
なので長期使用=年単位、数ヶ月は短期間だったりもします。
そうはいっても、数ヶ月、何らかの不調を改善目的に
濃度の高めのハーブをとっても効果が見られない時は見直しが必要だと思います。
長期使用に向いていないハーブの例は
センナ(それに似た便秘に使用される植物)
ハーブがどのように自分に作用するかを理解する
ハーブを理解したら、今度はそれが体(特に自分の)にどのように作用するかを理解する必要があります。
▷体格
▷年齢
▷代謝能力
▷体質
▷薬(草)への反応
など、私たちは本当にそれぞれ違います。
例えば、
液体ハーブを数滴飲んで効果が出る人から
私なんかは数ml飲んでも平気です。(鈍感 笑)
繊細な人は特に注意して最初は少量・またはハーブティーから初めて見るのがいいかもしれませんね。
こんな症状が出たらストップ
▶︎ 下痢
▶︎ 吐き気
▶ 胸焼け
▶︎ 頭痛
▶︎ 効能が出すぎた時
はとりあえず一度摂取するのをやめましょう。
もしかして、ハーブとは関係がないかもしれません。(例えばお昼ご飯に当たったとか)
でも、稀にアレルギーがあったり
あなたに合わないってことも考えられます。
体調が戻ってからもう一度半分の量、もしくは少量だけ試してみて
症状が出ない場合は、多分大丈夫だと思いますが、
同じような症状が出たらそのハーブの使用は避けましょう。
最後に
2回にわたりハーブ使用の注意点をまとめてみました。
安心してハーブを楽しんでもらえたら嬉しいです。
ハーブのことをもっと知るために
ハーバリストはハーブのマテリアメディカ(ハーブ辞典)を何冊も使います。
本・著者・編集者によってハーブの情報が少しづつ違うので読んでいてとても面白いです。(ただのオタク)
日本でも何冊か本があるようです。
そこまでしたくない、っていう人も
ハーブの販売元やネットでサクッと禁忌や註事項は調べてくださいね。
私も頑張ってハーブ紹介していきたいので
よければこちらもみてください。
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