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オイルの話 #2~エッセンシャルオイル編 その選び方 その1~

アロマテラピーという言葉が一般的になって、アロマテラピストという職業もかなり増えました。自然の力で健康になるというコンセプトです。

目次
1エッセンシャルオイルとは?
2アロマテラピーは古代から使われていました

1エッセンシャルオイルとは?

エッセンシャルオイルとは植物の樹皮や葉そして花、種子などから抽出したエッセンスのことをいいます。いわゆるオリーブ油とかキャノーラ油のような油ではありません。通常、流動的で油のシミが残らないもので、空気にさらすと揮発します。油溶性は高いけれど水溶性ではありません。

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では、そのエッセンシャルオイルとはどんな効果を期待できるのか。
そもそもエッセンシャルオイルを作る植物は比較的少なく、芳香性の高いクチナシやスズラン、モクレンなどは全くエッセンシャルオイルを作りません。
エッセンシャルオイルとは、それを作り出す植物の細胞壁間の小さなポケットにオイルを蓄え、それを放出するときその植物の全身を循環し、効率よく機能するよう働く、人でいえばホルモンのような働きをするものと言われています。
多くの植物学者は、エッセンシャルオイルの効果として気候や環境の変化によって生じるストレスに対処できるのではないかと考えています。
最近では多くの化粧品会社が植物由来のエキスについてその効果を説明し、それを加えることで肌に素晴らしい影響を与えるものとして宣伝しています。本当に色々な植物エキスが紹介されていて、実験の結果で効果の期待できるものなのだと思います。

2 アロマテラピーは古代から使われていました

そもそもエッセンシャルオイル・アロマテラピーの歴史は古代エジプト辺りまで遡れます。古代エジプトでの使用例の代表的なのは「ミイラ」の製造です。まあ、人の死体を残そうっていうのですから科学力はすごいと思います。死んだ人の内臓をくりぬいてミルラとシダーウッドを詰めて臭いを消し保存したといいます。もちろん階級によってその植物の使われ方は異なっていたようです。
そしてギリシャ・ローマ時代におけるかの有名なクレオパトラの美貌維持のために使われたという精油の数々、肌を健康に保つだけでなく、治癒力もある薬草を使った浴場なども有名な話です。このころになると、医学と調香師というのは切り離せなくなるだけでなく、宗教が生活の中に浸透すると、それぞれの国の僧侶たちはお香を焚くことで悪霊退治や病気治療なども行っていました。
香油に関する歴史を調べると、それぞれの国に今でも残る風習などもあって、人間はいつの時代も何か目に見えない力を信じたいのかもしれないと改めて思います。「苦しい時の神頼み」とは世界共通なのですね。

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エッセンシャルオイルの選び方 その2に続きます。


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