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『異彩』の入り口へ|皆さま、改めまして。自己紹介です。


はじめまして。2020年4月からヘラルボニーに入社いたしました、深澤佳歩(フカサワカホ)と申します。短い前髪がトレードマークです。

ヘラルボニーのムードメーカーである大田さんの後にこのnoteを書くことは、かなりの重圧なので、温かい目と温かい気持ちで読んでいただきたく思います。


【 ヘラルボニー  】

はじめに、なぜタイトルが「皆さま、改めまして。」なのか。
HERALBONYのひとつ前、「MUKU」の時から私はヘラルボニーの一ファンでした。そして2019年の夏。4ヶ月間、ヘラルボニーにインターンとして関わらせていただいておりました。はじめは3ヶ月と言っていたインターン期間は気付けば4ヶ月…。その後は卒業論文と国家試験の勉強をしていました。
覚えてくださっている方はいるのでしょうか。かなり怪しいことろではありますが…
このような経緯がありまして、初めましての方も、改めましての方も、今後ともどうぞよろしくお願い致します。そして深澤は、ヘラルボニーにとって初の「新卒入社」という称号を頂戴いたしました!!ありがとうございます!!

新卒らしく拙い文章ではありますが、自己紹介を含めこのnoteを書かせていただこうと思います。

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【 学生時代 】
一言で表すことは難しいですが、表すとするなら部活。バスケットボール部でした。小中高大の14年間でしょうか。
大学ではバスケサークルで楽しくわいわい活動をしておりました。みんな大切な人たちです。
中学はバスケのために学区外へ、高校はスポーツ推薦、初めての受験は大学受験かと思いきや変わった制度を使って入学致しました。(テスト有)ここまででわかるかと思いますが、私に勉強という言葉は似合いません。
今しか出来ない沢山のことに挑戦して、挫折して、経験して、多くの方に支えていただきながら進んできました。
恵まれた環境と、愛嬌で切り抜けてきた人生だとよく言われますし、言われすぎたので最近は自覚してきました。

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大学では社会福祉学科で福祉全般について学んでいました。
インターンをしていた頃の投稿に、福祉に興味を持ったきっかけなどは書いていたのですが、せっかくなのでもう一度お話しさせていただこうと思います。今だから言える気持ちも加えて。


【 福祉分野への興味 】
私の福祉分野への興味は、ある女の子との出会いがきっかけでした。

 『心に残る出来事』ほど、その時感じた何かを、その時の熱量のまま、言葉で伝えることは難しいと思っています。「なんで福祉分野なの?」と多くの人に言われてきました。私もそう聞かれるとうまく答えることができません。
けれども知っていただきたい。私の心に残る、福祉分野に興味を持った1番の出来事を書かせていただきます。読んでいただけたら幸いです。

以前のnoteに書いた言葉。この時から気持ちは変わっていませんし、いまだに言葉にすることは難しいと思っています。私にとってそのくらい衝撃的な出会いでした。
私は小学4年生の時、スキーキャンプに参加しました。そのスキーキャンプは日本全国から身体障がいのある方々が集まる会で、私はボランティアとしての参加でしたが、スキーができるということにしか興味がありませんでした。
集合場所に行った時の気持ちは今でも忘れられません。今まであまり関わってこなかった人たち、自分と見た目が違う人、私は怖かったのだと思います。

その後、私はある女の子と一緒の部屋になりました。歳は私より一つ下、生まれつき腕や指先に障害のある子でした。私たちは歳が近く、すぐに仲良くなりました。
夕食の時間、大勢が集まるホールには多くの料理が並んでいる、バイキング形式でした。私はなんとなく、自分とその女の子のトレーをとりました。恐らく、自分なりに何か手助けしようと思ったのかもしれません。ですがその子は「ここにのっけて」といい、自分の腕にトレーをのせ、バランスよく料理を取り、席に着きました。私は、どの感情が正しいのか今でもわかりません。感動・焦り・尊敬・恥ずかしさ…その時にどうして女の子が私の助けるべき対象となったのか。

その子は少し変わったピースを私に向けて笑います。私よりも年下の女の子がこんなにもたくましいこと。前向きに自分らしく生きていること。常に感謝の気持ちを忘れない姿勢。私にはないもの。見習うべきことがたくさんある。言葉にできないものをたくさん感じました。多分、自分より年下の女の子に敗北感を感じたのも、これが初めてだったかもしれません。
その時に感じた感覚を、もっと多くの人に知ってほしい。
その時に感じた感覚が、出会いが、私と福祉を繋げたと思っています。

このことがきっかけとなり大学も福祉を専攻しました。大学での学びは理想と現実の戦いでした。理想に行きたくてもいけない福祉の現状で、私は障害のある人に対する社会の、人々の根本にあるものを変えていきたいと思うようになりました。


【 いろいろな話と未来のお話 】

本当に色々なことを経験してきた私ですが、個人ブランドで縫製スタッフをしたりポップアップに立ったりしていました。
そして、実はSNSオーデションのようなものに参加していた時期がありました。目立つことがあまり好きではない自分ですが、「自分の福祉に対する考えを話して、どこまで人の心が動かせるのか」ということをやってみようと思い、応募しました。その事もあり、趣味で被写体をやっている事もあります。
面接で福祉への思いをぶつけた私が、ずっと目標にしていることは『ものづくりと福祉をつなげる』という事でした。大好きなものづくりと、福祉をつなげて、新しい世界を作りたい。ずっと思っていた事でした。

私にとっては、アーティストの方も、ヘラルボニーの活動自体も『異彩』であると思っています。そして、今までなかった形だからこそ、作り出せる新しい世界があるとも思っています。その世界を創っていく1人になれるように、そして私があの時に感じた感情・思いがより多くの人に伝わるように頑張っていきたいと思います。 
そして今は、HERALBONYの商品、背景やストーリーを、誰よりも相手に伝えられる人になることが目標です。

私は主にHERALBONYの店頭販売、販路開拓、マーケティングを担当させていただきます。HERALBONYを通じて、多くの方の新しい世界が広がるように邁進してまいります。また、1人の社会福祉士として、既存のイメージに囚われるのではなく、いい意味で変わっている、面白い社会福祉士であり続けようと思います。
店頭販売で皆さまにお会いする機会が多いでしょう。より多くのHERALBONYファンが増えますように。たくさんの方にお会いできる日を楽しみにしております。

【 最後に 】

大変長くなってしまいましたが、ヘラルボニーメンバーの皆さま、関係者の皆さま、そしてこれから出会う皆さま、こんな私ではございますが、
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。


いざ、『異彩』の入り口へ!!


ヘラルボニー
深澤 佳歩

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