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クレイジーダイヤモンド

ジョジョではなく、その元ネタのシド・バレットのお話。

シド在籍時のピンクフロイド及びシドのソロはすごく好きで、色んな部分で影響はかなり受けてるのです。何かとドラマチックな語られ方ばかりをされているものの、純然たるポップネスがその歌とか曲にあると思うのですよ。

↑これとか、まぁ実在の下着泥棒をテーマにした曲なんですけど、今の時代の感覚で言ったら「変な歌」で終わりかもしれないですけどね、1967年の曲ですからね。当時にしたら相当衝撃的な曲だったと思うんですよ。エルヴィス・プレスリーが腰を振ったら「卑猥だ!」って言われたり、ローリングストーンズが夜を一緒に過ごそうって歌えば「そんなスケベ丸出しみたいな歌詞があるか!」って怒られたような時代ですよ。そんな時代にそんなテーマの曲で韻も踏みつつ聴きやすい曲を作るセンスすげぇなって思いませんか?最後に「もうするなよ」で締めるトコがいいですよね。あと、法被姿のシドが可愛い。

個人的には、シドが居なくなった後のピンクフロイドは大仰過ぎる感じがしてあんま好きじゃないんですよね。好きな人も沢山いるのは分かるんですけど。パッと聴く分には分かり易そうな曲の中に哲学めいた歌詞とか捻くれたアレンジいれるトコがいいと思うんですよね。

↓これはソロの曲。好きな曲です。シドの曲って聴いてるとポップスとして完璧じゃない?って思うんですよね。狂気がうんちゃらかんちゃらみたいな言われ方って個人的には合ってると思えなくて。これこそがポップでしょうよ!と思う訳です。


↓これもソロの曲ですけど、今聴くとオルタナティブロックの萌芽といっても過言じゃないと思うんですよね。当時にそういう感覚はなかったでしょうけど、今の感覚で違った見方も出来るっていうのが素晴らしいよねって思う。


シド・バレットについてなんてちょっとググればいくらでも語ってる人はいるんで何度も語られてるような事を改めて書く気はないけど、完璧なポップスという感覚で聴き直して、そこらでわーわー言われてるのとまたちょっと違う感覚を得てもらえたらいいなと思います。

それではまた!

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