『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』を買える本屋さんなど(7/21更新)
2020年6月26日(金)に、初めての著書『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』をフィルムアート社さんから出版しました。編集者は臼田桃子さん、読み込みがいのある装画は宮崎夏次系さん、複雑怪奇な本文構造を調教するがごとくデザインしてくださったのは吉岡秀典(セプテンバーカウボーイ)さん、正確無比な組版をしてくださったのは藤原印刷のチーム組版のみなさまです。お世話になりました…!
というわけで、完成した書籍をお取り扱いいただいている書店さんをご紹介したいと思います。
本書を置いてくださっている書店さん
フィルムアート社の営業さんに伺ったところ、多めにお取り扱いいただいている書店さんは以下のとおりです。それぞれに平台に展開してくださっていたりしていて、ほんとうにありがとうございます!今のうち?に見ていただければと思います。
*はTwitter、友人からの情報で在庫を確認した書店さん。「うちにもあるよ」という書店さん、「あの本屋さんにあったよ」という目撃情報、よかったらコメント欄で教えてください。随時追記します◎
<京都>
MARUZEN 京都本店
京都大学生協 書籍部ルネ
京都大学生協 吉田店
恵文社 一乗寺店
大垣書店 京都本店
大垣書店 烏丸三条店
大垣書店 四条店
大垣書店 京都駅ビルザ・キューブ店
大垣書店 高野店
大垣書店 イオンモールKYOTO店
大垣書店 イオンモール京都桂川店
くまざわ書店 四条烏丸店 *
ホホホ座浄土寺店*
蔦屋書店ロームシアター店*
ふたば書店ゼスト御池店*
JEUJIA Basic(四条烏丸)*
同志社大学生協 *
100000tアローントコ *
本と野菜OyOy *
タコとケンタロー *
法然院(ご法話などの際、受付でご覧ください)
<大阪>
紀伊國屋書店 梅田本店
紀伊國屋書店 グランフロント大阪店
ジュンク堂書店 大阪本店
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
ジュンク堂書店 難波店
ジュンク堂書店 天満橋店 *
ブックファースト 野田アプラ店
リーディングスタイルあべの*
<神戸>
ジュンク堂書店 三宮店
ジュンク堂書店 三宮駅前店
ジュンク堂書店 神戸住吉店
大垣書店 ブリコ神戸店*
1003 (元町)*
<奈良>
ジュンク堂書店 奈良店(大和西大寺) *
<首都圏>
丸善 丸の内本店
丸善 津田沼店
紀伊國屋書店 新宿本店
ジュンク堂書店 池袋本店
MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店
ジュンク堂書店 吉祥寺店
東京堂書店 神田神保町店
三省堂書店 神保町本店
三省堂書店 大宮店
三省堂書店 池袋店 *(なぜか古典芸能の棚に?)
八重洲ブックセンター * (4Fに平積みされている)
ブックファースト 新宿店
ブックファースト 中野店
ブックファースト 六本木店
ヴィレッジヴァンガード 下北沢
書泉芳林堂書店 高田馬場店
HMV&BOOKS 日比谷コテージ *
有隣堂書店 伊勢崎町本店 *
有隣堂書店 横浜駅西口店 *
有隣堂書店 ルミネ横浜店 *
有隣堂書店 アトレ川崎店 *
有隣堂書店 藤沢店 *
有隣堂書店 厚木店 *
有隣堂書店 アトレ恵比寿店 *
有隣堂書店 ヨドバシAKIBA店 *
有隣堂書店 町田モディ店 *
有隣堂書店 誠品生活日本橋店 *
恭文堂書店(学芸大学駅前)*
模索舎(新宿)*
文禄堂(早稲田)*
文禄堂(高円寺北口)*
書楽(阿佐ヶ谷)*
Amleteron(高円寺東通り)*
早稲田大学生協戸山店 *
くまざわ書店 武蔵小金井北口店 *
ポルベニールブックストア(大船駅東口)*
<中部地方(名古屋)>
MARUZEN 名古屋本店
ジュンク堂書店 名古屋栄店
七五書店 *
<四国(高松)>
宮脇書店 総本店
紀伊国屋書店 徳島店(徳島駅前そごう8F)*
<東北(盛岡)>
MORIOKA TSUTAYA *
<オンライン>
ホホホ座浄土寺店(京都)
Amazonはこちら。https://amzn.to/2VknLGD
京都の書店で「おとなりの本」を見てきました
発売の翌日、京都の書店をぐるりとめぐり、「あのー、この本の著者なのですが」と説明して、写真を撮らせていただきました。快くご対応くださった店員さん、ありがとうございました!
◎出町座の本屋さん『CAVA BOOKS』は大林宣彦監督に見守られ…
大林宣彦監督の微笑みに見守られ、写真集『京大吉田寮』と一緒に、タゴールとゴッホに挟まれておりました。なんとドリンクチケットつき!現在、映画『ワンダーウォール』が上映されていますので、ぜひ本書とセットでお楽しみいただければと思います。
◎恵文社一乗寺店は『すべて名もなき未来』のおとなり
店出しの最中におじゃましてしまい、暫定的に樋口恭介さんの「すべて名もなき未来」のお隣をゲット。いつもながら、いい混ざり具合の平台ですね。
◎ロームシアターの蔦屋書店はちいさな京都的コーナーに
『京大吉田寮』のほか、鷲田清一さんの『京都の平熱』や綿矢りささんの『手のひらの京』、そして本書でもインタビューさせていただいた森見登美彦さん『京都ぐるぐる案内』などと一緒に。実は、蔦屋書店に併設されているスタバで本の原稿を書いていたので、感慨深いです……。
◎大垣書店四条店はカント大先生の隣で「へぇ〜」
SUINA室町のおしゃれな大垣書店さん。どーんと積んでくださっていました。この手書きのポップ「京大について知るほど『へぇ〜』」大好きです!しかも隣にはカント先生の『純粋理性批判』……。
◎丸善京都本店は『女帝小池百合子』とともにレジ前で!
あれ?ないなーと思って探し回っていたら、レジ前にどーん!とあってびっくりしました。しかも、あの話題書、石井妙子さんの『女帝小池百合子』のお隣です!左隣は『雑談力』。つながるような、つながらないような…。
さきほど、親しくさせていただいている大学の先生から「哲学のところにあったよ!丸善さんはセンスいいねえ」と写真をいただきました。
うう、上の本が気になりすぎる!
◎大垣書店本店はエスカレーターあがってすぐの壁でやっぱり…
や、やっぱりここにも小池百合子さんがっ。そりゃそうですよね、話題書ですもの。本書でも取材させていただいた『京大変人講座』のお隣です。
◎大垣書店三条店もやっぱり『女帝』
女帝とともに「今週の大注目」にしていただきました。しかも、女帝の上に乗っている……。つい、調子に乗った写真撮ってすみません!
というわけで、自分の本そっちのけで書店の棚ワールドを楽しませていただきました。本屋さんってやっぱり楽しいですね。みなさんもぜひ『女帝』を‥…じゃなくて、『京大的文化事典』を見にいってください。
◎ホホホ座浄土寺店
ガケ書房の頃からお世話になっている山下さんがつくる平台。「別に何も考えてへんしなー」というわりに、なにかが露呈している感じがすごく好きで。ここにこうして混ぜてもらったことがすごくうれしい。
『忘れがたきヤツたち』と『牛乳配達DIARY』の間、テニスコーツのレコードの下、井上陽水の近所!ここに混ざりたかったんですよね。「売れてるよー」とのこと、ありがとうございます!ホホホ座浄土寺店は京都市内なら、電話一本で即日無料配達(在庫がある場合)してくれます。 遠方からの方は通販でも!
◎タコとケンタロー
なんと『京大的文化事典』はたこやき屋さんでも売っています!京大的文化を育んだ、吉田寮ちかく「寮裏」と呼ばれる吉田東通にある、タコケンさんこと「タコとケンタロー」でお取り扱いいただいています。「なんであんなに完全なる球形になるんだー!」とちらちら見ながらページをめくり、「なんでこんなにおいしいんだー!」と本のことを忘れて、たこ焼きをハフハフしてほしいと思います
ところで『京大的文化事典』ってどんな本?
すでに長くなってしまったのですが、ここでちょっと本書の紹介を。
『京大的文化事典 自由とカオスの生態系』は、主に1990年代以降の京都大学の面白い空間や一風変わった風習(?)を、大学自治の文脈から読み解き事典風にまとめた読み物、です。
以下の項目が章ごとに整理され、概ね歴史に沿って位置付けられながらお話が進みます。いろんな世代の方に楽しんでいただけるように理解を補足すべく脚注もたくさんつくりました(「ゲバ字」とか「三点」とか……)。ちゃんと数えていないけど150以上はあるはず、もっとかな?
本書を書くにあたり、約50人の卒業生、現役学生、教職員のみなさんなどにインタビュー。過去の資料もできるかぎり収集しました。その場にいた人たちの声なくして、この本をつくることはできませんでした。
聞かせていただいたことから、90年以降の主なできごとから項目の候補を洗い出し、わたしなりの歴史観を立ち上げてから、ふたたび一人ひとりの言葉を読み込んで、全体の構成に編み込んでいくという手法で書いています。
発売日にいただいたお花、みなさんへの感謝の気持ちを込めて文字起こし原稿フォルダの横に飾っています……(読んだけど参考書籍ではない本の背表紙が写り込んでいますが気にしないでください)。
巻頭には、知っている人ならニヤリとする「京大的文化的マップ」、巻末には「老眼にきつい!」「がんばりすぎ!」とほうぼうで評判の「京大的文化の主なできごと年表1989〜2019」を収録。また、本書の背景を理解していただくために「学問の自由と大学の自治」と「京大と大学改革」などのコラムも書きました。
そして!京大(らしき大学)を舞台にした小説を書かれてきた、森見登美彦さんへのインタビュー「『京大』と『自由』の語りづらさについて」を収録。「語りづらいんだよね」という森見さんに、「京大的文化」を語っていただいてしまいました。ごめんなさい。ありがとうございました!
そして、巻末には第24代京都大学総長 尾池和夫先生からの特別寄稿も……。全部で320ページあるけれど、白いページほとんどないです。本も長いけど、「ちょっと紹介」も異様に長くなってしまった!ごめんなさいーー。
あ、あと、ひとことだけ「あとがきのあとがき」のようなことをすると、この本で伝えたいのは「自分たちのことは自分たちで決めようよ」ってことです。「え?なになに?」と思った人は、フィルムアート社さんの『かみのたね』にて公開されている「はじめに」をご一読ください。
もしも、万が一、この本に関して著者に取材してあげようかという親切な方がいらっしゃったら、あまり更新していないサイトの「Contact」からご連絡ください。よろしくおねがいいたします!
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