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ブルーな、それでも輝いているロック10曲

おはこんばんちわ、どうもこだまです。最近、修理に出していたエレキが2か月ぶりに戻ってきました。毎日、汗だくになりながら弾いています。

本題に移ると、今回のこの記事。なんで書こうと思ったかというと、昨日からずっとギターロックを聴いてるからなんです。スーパーカーの「スリーアウトチェンジ」を夜中に聴いてたら、"Lucky"のところでなんか泣きそうになっちゃって…気怠い気持ちを抱えながらも、ひずんだギターを鳴らして、ポップな曲を演奏する。そんな音楽を聴きたいし、もっと人に聴いてほしい。だから、多少青臭くてもいいから、文章にしようと思ったんですよね。(ちなみに記事タイトルの「ブルー」は、「憂鬱な気持ち」と「若い(青春)」とがかかってます。わざわざ言う必要ないかもだけど…)
曲は、エネルギッシュなところもあるけど、どこか影があるような、メランコリックな曲という条件で選びました。

1. Weezer "No One Else"

ウィーザーは今回の記事にはうってつけというか、まさにって感じのバンドだと思ってるんですが、さっきの条件に当てはまる曲が多すぎて結構迷いました。選んだこの曲はギターが重厚なパワーポップで(ハモリギターソロが好き)、歌詞は「他の人と笑ったりしない彼女が欲しい」というもの。ポップなメロディーでそういう願望を吐露するというのは、情けない曲を多く書くリヴァース・クオモの真骨頂だと思います。ただ、あまりに直球の歌詞だから、俺が英語がスパッと入ってくる英語圏の人だったらちょっと引いてたかも知れないな笑

2. Nirvana "Lithium"

ニルヴァーナは、今回選んだ10曲の中でも一番清涼感がない、一番重いバンドだと思いますが、この曲はメジャー調で比較的明るいのでこれに。サビでイェイイェイ言ってるし。イェイイェイ言ってるだけでめちゃくちゃかっこいいし。まあカート・コバーンの声が強すぎるんですけど…さっきも言った通り、この曲はメジャー調で明るいメロディーですが、タイトルの「リチウム」が精神安定剤を意味するので一筋縄ではいかない。歌詞は明るいところもあるけど、暗いところがあるせいで狂ってしまった明るさだと感じる。

3. スーパーカー "cream soda"

スーパーカーの1st「スリーアウトチェンジ」は本当にこのジャケット通り「青春」って感じがして大好きです。泣きそうになる。ビートルズの"She Loves You"みたいな、若者が楽しいことやってるっていう雰囲気が本当に好き。この曲の歌詞はこの時期のスーパーカーでよくある「君と僕」の話でロマンチックなんですが、「ずっと向こうのその先にきっと自由があるのにねぇ」という憂いを帯びたフレーズがあるのが、このバンドのもつ気怠さと、そこから進もうとする希望みたいなものを感じる。

4. oasis "Roll With It"

この曲は本人たちあんまり好きじゃないらしいですけど、俺は初めて聴いたときノスタルジックな気持ちになって楽しかったし、今聴いてもめちゃくちゃいい曲だなって思います。アルペジオが爽やかだし、何より曲とリアム・ギャラガーの声が強すぎる!最後の"I think I've got a feeling I've lost inside"を繰り返すところとかもはやシューゲイザーですが、曲に爽やかさがあるので繰り返しでもずっと心地よいですね。

5. Archers of Loaf "Wrong"

アメリカのインディー・ロックって、実験的だったりメロディーが希薄だったりすると最初は良くても「あれ?俺これ本当に好きなんだっけ?」ってなっちゃうこと結構あるんですけど、この曲くらいポップだと大好き。笑っちゃうくらい(実話)。ローファイ気味な録音とエネルギッシュな演奏が最高。あとチューニングがあやしいエレキがチャーミング。こういう熱量のインディー・ロックはスーパーチャンクとArchers of Loaf以外にないんですか泣詳しい方いたら教えてください泣

6. ナンバーガール「裸足の季節」

ナンバーガールは他のバンドとギターの音も違うし、この時期はかなり「ガール」について歌っているけどスーパーカーの青さとは違う、第三者の視点の歌詞が多いですよね。かなり独特です。でも、この「裸足の季節」が入っている"SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT"というアルバムの放つ輝きというのはめちゃくちゃすごいし、「ギターによる焦燥音楽、それすなわちROCK」という言葉を掲げて出てきたのもうなずけるギラギラ感です。この曲はアルバムの中でも分かりやすい疾走感を持った曲ですが、この独特のアンサンブルが曲をセンチメンタルにしています。スーパーカーとはまた違う、憂いを抱えながら疾走する感じが好き。

7. Manic Street Preachers "Yes"

キャッチーなリフ(syrup16gの"ex.人間"に似てる)と、力強い声で分かりやすいメロディーを歌う、オルタナっぽいけどポップな一曲。展開も多いし。歌詞は和訳サイトもないし、Google翻訳使ってもよく分からなかったけど、なんとなく暗いのは分かった笑。"And in these plagued streets~"のところでギターが「ジー」って音になるのが好きです。曲調は結構明るいのに、なんとなく何かを引きずってるような、何かあるなって感じがしますね。

8. RADIOHEAD "Black Star"

この曲は選んだ10曲の中でも一番無気力でメランコリックな曲調ですが、この夕方に一人で揺れるブランコを見ているような!!!そういう感じがするしそこがたまらんのですよ!歌詞はかなり憂鬱で、「黒い星」のせいにするしかない主人公ともう一人という感じ。ずっと不安がってる。トム・ヨークの物憂げな歌い方(ジェフ・バックリーの影響?)も非常に合っています。サビで爆発でジョニー・グリーンウッドのギターも最高です。ちなみにこの曲が入ってる"The Bends"は昔アメブロ時代に記事を書きましたが、今見ると未熟すぎて恥ずかしいのでリンクは貼りません…

9. ART-SCHOOL "Boy Meets Girl"

ART-SCHOOLの曲は疾走感もあるし憂鬱さもあるんだけど、ナンバーガールやスーパーカーほどギラギラしてない。いや、ギラギラはしてるんだけど、黒光りというか。この曲が収録されている"Requiem For Innocence"は全編にわたってそういう、少年期の青臭くて憂鬱な感情みたいなものを、翻訳分調で儚く描いている。そういうのって意外と他にないんですよね。この"Boy Meets Girl"は「ねぇ 今から 美しい物を見ないか?」という歌い出しが完璧。とても好き。木下理樹の叫びは、いつも俺を救ってくれる。

10. ASIAN KUNG-FU GENERATION「未来の破片」

アジカンは何の曲にするか結構迷ったんですが、結局ファーストに思い入れがあるのでこの曲に。アジカンは選んだバンドの中でもかなり前向きな方だと思う(メランコリックな場面もあるけど、そこでもやっぱり前向き)けど、やっぱりギターを鳴らして叫び気味に歌うっていうのはこの記事に沿ってるし、何より00年代以降においてアジカンを聴いてギターを始めたりロックを聴き始めたりした人はめちゃくちゃいると思うので入れました。この曲はアジカン節炸裂、まさにJ-ROCKといった感じの構成・メロディーで痛快です。

まとめ

今日思い立って当日中に仕上げてしまいました。多少ポエムっぽくなったっていいじゃん、全体的に良くなるんだったらと思って気合いで書きました。久しぶりのブログ楽しいですねやっぱり。この選んだ10曲を知ってる人も知らない人も、ロックを聴いて楽しいなって思ったりセンチな気持ちになったりしてほしい。音楽っていいよねマジで!!!ジャーーーーーン!!!!それでは!!



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