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医療現場の真の課題を解決するために。SE・QAエンジニアを経て行き着いた、ドメインエキスパートの仕事

Henry

株式会社ヘンリーは、「社会課題を解決し続け、より良いセカイを創る」というMissionのもと、クリニック・中小病院向けの基幹システムであるクラウド型電子カルテ・レセプトシステム「Henry」を開発・展開しています。

今回お話を伺ったのは、電子カルテベンダーのSEや第三者検証機関のQAエンジニアを経て、現在ヘンリーのドメインエキスパートとして活躍する榎本彩可さんです。

子どもの頃から興味のあった医療業界に携わりながら、仕事と子育てを両立する働き方について、ヘンリーにジョインして感じていることなど、お話を伺いました。

こんな仕事があったんだ。全ての経験がつながった瞬間。

ー 榎本さんが現在ヘンリーでされているお仕事と、これまでの経歴について教えてください。

ドメインエキスパートとして、診療報酬制度や各種ルールをシステムに落とし込むための要件定義や、開発後のテストの作成・実行などを担当しています。また、医療事務の経験を活かして、社内勉強会なども主催しています。

経歴としては、医療事務の専門学校を卒業後、電子カルテのベンダーでSEとして10年間勤務したのち、第三者検証機関への転職を経て2022年8月にヘンリーにジョインしました。

ー 医療分野にはもともと興味があったのですか?

小さい頃、病院にお見舞いに行く機会が多かったこともあり、看護師に憧れていたんです。医療に関わる仕事がしたいと考えた時、もちろん看護師になる道もあったのですが、理系で数字を扱うのが得意だったので医療事務の専門学校に進みました。卒業後は、医療事務の知識を活かせる電子カルテのベンダーにSEとして就職しました。

最初は、専門学校でたくさん勉強したので「私、医療の知識あるわ」なんて思っていたのですが、実際に仕事をしてみると自分の知識の浅さにびっくり。本当に勉強勉強の日々でしたね。でも、勉強自体はすごく面白かったですし、私生活で役立つことも多かったので、楽しく仕事をさせていただいていました。

ー 充実していたんですね。そんな中、どうして転職を考えられたのでしょうか?

コロナが流行し始めてリモートワークをしていたのですが、少し状況が落ち着いてきた頃に出社を求められるようになって。小学生の子どもが2人いるのですが、私が会社に行かないといけないとなった時に「家にいてほしい」と言われたんです。純粋に一緒にいてあげたいなという思いが強くなり、転職することにしました。

ー そしてQAエンジニアとしてのキャリアをスタートされたんですね。

はい。2社目は、フルリモート勤務ができる会社だったので選びました。ただ、今度はワークライフバランスが崩れてしまいました。QAエンジニアとしての経験がそれほど多くなかったせいで納期がシビアに設定されている仕事をこなすために、夜の11時や12時まで働く日が続き、家のことが何もできなくて家族からは大ブーイング。どうしようかと悩んでいました。

ー それは大変でしたね。その後どうやってヘンリーに出会ったんですか?

1社目のSE時代の上司に「これまでの経験や知識が活かせる仕事があるよ」と紹介してもらったのがきっかけです。選考前にカジュアル面談もしていただいたのですが「とにかく家庭が第一だから」と言っていただけたのと、自由度が高い環境にも魅力を感じました。あとは2社目に転職してからもやっぱり医療事務の仕事が恋しかったので、ヘンリーの事業内容がまさに私がやりたいことにぴったりで(笑)。

ー なるほど。これまでの経験全てを活かせるお仕事ですよね。

そうなんです。行き着くところに行き着いたなと。半年ほどの経験でしたが、QAエンジニアの経験も決して無駄にはならなくて、本当にこんな仕事があるなら早く出会いたかったなと思いましたね(笑)。

500ページの資料もお安い御用!「なんで?」へのこだわり

ヘンリーでの仕事について語る榎本さん

ー 知識のインプットやアップデートが常に求められる状況で、榎本さんは楽しみながら勉強されているのが素敵ですよね。

色々と調べながら新しいことを知る楽しみもあるのですが、そもそも根本や経緯を理解していないと納得できない性分でして(笑)。なぜこういう制度ができたのか、どういう議論がされているのかを知るために、厚労省が作った500ページくらいある資料を読み込むこともあります。

ー さすがですね。制度の内容だけを覚えたら良いのでは?と思ってしまいます(笑)。

「なんで?」を知ることで、今後その制度がどう発展していくかまで予測することができるんですよ。「次はこういう動きがあるんじゃないか」「病院の立場ではこうしたいんじゃないか」とか、さまざまな視点で考えることができるようになるんです。仕事をする上で特に意識しているポイントですね。

ー 1社目の頃からそういう意識があったんですか?

いえ、むしろ上辺だけの知識でコテンパンにされた経験が今の自分を作ってくれたと思っています(笑)。現場の方と対等に話すためには、知識をつけないと太刀打ちできないと感じましたし、そのためには根本から制度を理解していないと無理だなと実感しました。ヘンリーに入社してからも、最新の知識にアップデートするために調べ物をたくさんします。調べた内容は適宜社内のメンバーに共有していますね。

発言することが怖かった過去。ベンチャーらしい風通しの良さに惹かれて。

ー ヘンリーに入社してみて、どんな方におすすめしたい会社だと思いますか?

経験で言えば、やはり病院で医療事務をされている方にはおすすめです。特に、子育てや介護をされていて、仕事は頑張りたいけれど両立に悩んでいる方。ヘンリーは子どもを膝の上に乗せて仕事をしてもいいし、子どもが寝静まった夜にまとめて仕事をしても良い。柔軟に働けるので私自身にも余裕ができて、家庭の雰囲気もすごく明るくなりました。あと、この会社に入ってすごく実感しているのですが、ヘンリーには褒める文化が根付いていて、常に「ありがとう」っていう言葉が飛び交っているんです。ちょっと照れくさい時もありますが、褒められるとやっぱり嬉しいですし温かい気持ちになりますよね。医療の現場は結構ピリピリとした職場も多いと思うので、良い雰囲気で働きたいという方にはぴったりだと思います。

ー組織規模が小さいからこそのアットホーム感があるのかもしれないですね。

そうですね。大手企業での経験がある方だと、ベンチャー企業への抵抗感がある方もいると思うのですが、働き方の融通が効く点は魅力だと思います。組織の雰囲気も古い考え方をする方が少ないからか、ギスギスしないんですよね。私、これまでは公の場で発言することが怖かったんですよ。「何て言われるかな?」と周りからの批判を気にして、自分の意見を発信できないことが多くて。意見したとしても「今まではこうだったから」と言われてしまって新しいことが全くできなかったんです。それが、ヘンリーに来てからは安心して発言できているので、そういった変化も大きいなと感じています。

いち企業が国の医療制度を変えていく

ー 今後さらにキャリアアップしていくために、挑戦していきたいことはありますか?

転職活動をするにあたっても、ヘンリーに入社してからも感じているところではあるのですが、開発実装のスキルを身につけたいなと思っているんです。今すぐは難しいかもしれないですが、開発メンバーの工数削減のためにも、ゆくゆくは自分でソースコードを見たり、修正したりできたらいいですね。

ー 最近はプログラミングを学びやすい環境も整っているので、勉強しやすそうですよね。

そうですね。実は、1人目の出産後パソコン教室に通っていた時期があって、その時少しプログラミングの勉強をしていたのですが、子育てとの両立ができずに挫折してしまって。いずれ再挑戦するぞ!とは前々から思っていました。ヘンリーにも親切なエンジニアがたくさんいるので、ぜひ教えてもらおうと思っています(笑)。

ー そうだったんですね。榎本さんの視点で結構ですので、ヘンリーが今後目指していく姿についても教えていただけますか?

やはり、電子カルテが導入されていない病院はまだまだたくさんあるので、いかに多くの病院に使ってもらえるかですよね。ただ、単にシステム開発だけを進めるのではなくて、そもそも誰にとっても分かりやすい医療報酬制度に変えていく必要があると思うんです。結局、制度が難しいから、システムも煩雑にならざるを得ないんですよね。

ー いち企業であるヘンリーから、現行制度に対する提案をしていきたいということでしょうか。

はい。社内でもそんな話が出ていたことがあって、私もすごく共感しました。ややこしくて難しい領域だからこそ、なかなか変わらないし、手をつけようとする人が現れない。それが今の医療報酬制度なんだと思います。医療の現場を知っている身としても、もっと病院にも患者さんにも優しい制度に変えていきたいですし、ヘンリーがそれを牽引していければと考えています。

ー ありがとうございます。最後に、ヘンリーに興味をお持ちの方へメッセージをお願いします。

まだヘンリーに入社して3ヶ月程度ですが、これほど過去のキャリアを最大限に活かしつつ、子育てと両立できる職場に出会えるとは思っていませんでした。SE業界や医療現場は仕事の特性上、子育てや介護などのライフイベントとの両立が厳しいケースも多いと思います。でも、ヘンリーであれば積み上げてきたキャリアを諦めることなく、自分らしい理想の働き方が実現できるはずです。医療の分野でこれからも活躍したいと考える方には、ぜひ怖がらずに挑戦していただきたいですね。

インタビュー:荒川美波


ヘンリーでは、さらなる成長に向けて採用も積極的に行っています。ご興味をお持ちいただけた方は、ぜひお気軽にご連絡ください。