気づいたら自分がいちばん年長者

「昨日、会社の先輩が亡くなって
 久々にOB会の名簿を見てたんだけど
 いつに間にか自分が
 いちばん年長者のグループになってて…
 上はもっとたくさんいると思ってたのに
 84才から上が誰もいなくて
 ショックだった…」

こうおっしゃるのは
今年、後期高齢者の仲間入りをするAさん(男性)

そりゃあショックでしょう
あと10年で自分も名簿から消える???
なんて、リアルな想像したんだと思います

中年になると、同窓会をやるたびに
冒頭の物故者紹介が長くなってきます

それで、同期が死ぬ確率って
どのくらいなんだろう?と思って
以前調べたことがあります。

それがこれ。

 年齢  男          女
10--14 10,000  10,000
15--19  3,333   5,000
20--24  1,667   5,000
25--29  1,667   3,333
30--34  1,429   2,500
35--39  1,111   2,000
40--44     714    1,250
45--49     455      833
50--54     278      526
55--59     172      370
60--64     105      256
65--69       70      172
70--74       46      106
75--79       26        57
80--84       15        29
85--89         8        15
90--94         5          7
95--99         3          4
100<         2          2

各年齢で毎年、
何人にひとりが亡くなるのかという観点で
統計局のデータを整理してみたものです

調べたのは2018年で少し古いのですが
だいたいの傾向は変わってないはず

これを見ると例えば、
50-54才男性では、
毎年278人に1人が亡くなる
ということがわかります

1学年500人、うち半分の250人が男とすると
50-54才では毎年、学年に1人が亡くなる
というイメージになりますね。

これが75-79才になると
毎年26人に1人が亡くなるので
1クラスに1人、っていう感じでしょうか。

こうなるとちょっと切実、というか
死がかなり身近に感じられるかもしれません

なにしろクラスの同級生が
毎年1人ずつ亡くなるんですから

お年寄りがよく
知り合いがどんどん減っていく
っておっしゃいます

男性の平均寿命83才なので
80-84才ではまだまだ
大勢の方が存命している印象がありますが
15人に1人は毎年亡くなるので
「どんどん減って行く」
という感覚になるのはよくわかります

翻って女性をみると
これがまた興味深い

90才まではどの年代でも
毎年の死亡確率は男性の半分くらい

いかに女性が頑丈か
あるいは男性がひ弱か
というのがわかるデータです。

さてAさんの場合、
毎年、同期26人のうち1人は亡くなります。
ロシアンルーレットみたいで
すごく怖いですね。

ただロシアンルーレットと違うのは
75才にもなると
当たる確率はもはや平等ではないってこと

同じ75才でも
元気で若々しい方と
すでにヨボヨボな方、
完全に分かれます

セラピストやっていると
たくさんの方の身体に触れて
たくさんの方の病気自慢?を聞かされます

それでなんとなく、
70才くらいが分かれ目なのかな〜
と思ってましたけど

改めてデータを見直すと
たぶん、分かれ目はもっと早くて
40-44才(男女とも)のような気がします

このあたりから
生存確率が5年ごとに
半分になっていくので。

健康に気をつけるのは
少しでも早い方がいい
ってことでしょう。

では今日はこの辺で。

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