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ついでに白状

 今のこのタイミングで書き残しておかなくては、
 いずれ変質するように思われた。

(文字数:約1700文字)


 中学時代という早々に、
 昨日の記事↓に書いたような経験がありながら、


 四十代を数年過ぎるまで、
 右肩に黒人格がピッタリと張り付いて、
 「死ね死ね殺す」と呟き続ける症状が、
 なくならなかったのだから、
 世の中ってヤツはまったく。

 「世の中のせいにするなよww」とは、
 あまりに聞き慣れた嘲笑だが、
 世の中のせいとしか言いようがない状況も、
 現実に存在する。

 私は大学3年生の頃に、
 今で言うオーバードーズをやらかして、
 丸三日ほど入院したが、

 オイオイその週末には親友と、
 ライヴに行く予定だったんだぜ。
 アルバムだって聴き込んでたんだ。
 いまだに悔やまれてならない。

 聴きたかった聴きたかった聴きたかった。
 アルバムタイトル曲がライヴで畜生。

 あ。

 20数年前にガチの病院処方薬でやったから、
 本気でギリギリ運良く生き延びたからね。
 あとちょっとでも錠剤多かったり、
 もう10分でも発見が遅れてたら、
 私は今ここにいないからね。
 プログラマーとして就職もしていなければ、
 配偶者とも出会っていないし、
 今日までの20数年間も、
 Pixivとnoteに公開した小説の数々も、
 存在していないからね。

 市販薬だってそれなりの事態にはなるぞ。
 他人を見てその恐ろしさを想像してくれ。

 私の場合は人格が、
 すでに三つに分かれていたもので、

 私自身は微塵たりとも、
 「死にたい」などとは思っていない事が、
 私の中でだけは明らかだった。

 もちろん両親にはそれは心配をかけたんだが、
 「お前に生まれてしもうたら、
  そりゃ死にたくもなるよなぁ」
 と理解を示された事が、
 絶妙に不愉快だった。

 姉は私を元気付けようとしてだと思うが、
 「あんたには同情できるけど、
  リスカはただかまって欲しいだけだよね」
 とか言ってきやがった。

 「それはダメだ姉上。私も同時にえぐる。
  それ私とちっとも違わないからな」
 「え? だってあんなんで死ぬわけないじゃん」
 「ああ死ななくて結構なんだよ(#・∀・)
  死なないうちにどうにかしろ&どうにかしてやれ
  って話じゃねぇか。追い討ちかけてやるな

  ってか実の妹が、
  本気で死のうとした方が同情できるって。
  大丈夫か姉上。自分が何言ってるか、
  きちんと理解した上で言ってるか?」
  「……ごめん」
  「ああ。言われて考えて、
   分かってくれるだけまだマシだ。
   あの両親よりは相当まともだよ私ら」

  「なんで私未遂した妹から説教されてんの。
   でもありがとう。他所では通じないけど、
   あの親たちと一緒じゃないのすごく嬉しい」
  「絶望するんだよ。フツーに」
  「だよねぇ。あの親に育てられて、
   社会に出るのキッツイよぉ」
   (↑姉は当時社会人2年目)

 要するに私は何が言いたいか。

 黒人格がいた場合であれば、
 周りの人たちに直接の責任は無い。

 彼あるいは彼女本人はもちろん、
 周りの人たちを愛していて、
 仕事などにもやりがいを感じていて、

 黒人格の存在など、
 ひた隠しにしていたに違いないからだ。

 なぜ黒人格が発生するのか?

 人生のどっかで人格が、
 破壊されるような経験でもしたんじゃね?

 黒人格がいるかどうかを、
 どうやって見抜けばいいの?

 いや。
 大概のヤツにいるぞ多分。

 周りの人や仕事を愛するが故に、
 自分自身にすらひた隠しにしてるだけだぞ。

 もはや誰もが何かしら持ってると思いながら、
 接していった方が良い。

 と言うより何の配慮も要らず、
 好き放題接していい人間なんか、
 そもそもいない。

 逆に聞きたいんだが、
 なぜ一人の人間には一つの人格しか、
 存在しないもののように、
 また存在してはならないように思われている?

 ひた隠しにするから暴れ出すんだ。
 存在に気づいてちょっとずつ、
 小出しにしていきゃいいんだが、

 それが許され難く感じるほどの、
 日常的な愛情こそ疑ってみた方が良い。

 それは本当に自分本人に必要なものか?

 

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