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多くの方にどうでもいい話題

 菩提寺から毎年、
 「高野山家宝暦」を頂けるので、
 元日のつれづれに一年間の吉凶を眺めてみた。


1、きっと多くの方には「知ったことか」

 高野山においては、
 暦の読み方を唐から正しく伝授されたのは、
 弘法大師空海ただお一人だけ
 というお話になっていて、

 高野山家宝暦にしか記されていない、
 六曜(大安とか仏滅とかのアレ)よりも上位に来る要素が、
 三つほどあります。

 甘露日  ……仏滅だろうが赤口だろうが大吉。
 金剛峯日 ……仏滅だろうが赤口だろうが吉。
 羅刹日  ……大安だろうが先勝だろうが凶。


2、二十八宿と十二直

 他の暦でも使われてるけど、
 お大師様が伝えた算出法のみが正しいとされている。
 自信満々で私はちょっと呆れるが、
 他を考えなくていい安心感に恐怖が滲むな。

 二十八宿 ……月の位置を元に算出。しかし、
       二十八種もあると正直意識する気がしない。

       女宿、虚宿、危宿が凶日ってのは、
       何かそうだろうなって思うけど、
       鬼宿はむしろ吉日ってのが意外。
       牛宿、壁宿が吉日ってのも、へー。

 十二直 ……十二種類あるけど、
      「建」が最良で「破」が最凶ってだけ覚えとく。


3、天赦日と一粒万倍日

 宝くじ売り場でも良く見かけるけど、
 高野山家宝暦見ても分かるような分からんような。
 その割りにボーナスポイントみたいなトリッキーデー。

 天赦日   ……とにかく吉日。
 一粒万倍日 ……吉日は倍増、凶日も半減。


4、十方暮れと天一天上

 謎の期間だけども農民感覚的にしっくりくる。

 十方暮れ ……十日間色んな事あんまり上手く行かない。
 天一天上 ……十方暮れの最後の日から、
       十六日間は基本吉。諸事発展する。

 まぁ作物育つ前には準備とか世話いるからな。


で、要するに

 何やかやで大抵の日は、
 どっかの要素で良い感じになるようになってるから、
 そこまで吉凶気にせんでええんちゃう?
 ってのが基本めんどくさがりな私の結論。

 甘露日とかと天赦日とかが重なって、
 誰にとっても今年は結構吉日らしいよって、
 日付を一応以下に挙げときます。↓
   1月 6日
   1月30日
   2月 2日
   3月21日
   4月27日
   6月17日
   6月29日
   7月11日
   8月18日
  12月 8日
  12月20日

 全部で11日、だけど、
 他は吉じゃないわけじゃないんでね。
 何か始めたい事があったら、
 この日に合わせとくかって感じ。

 信じるか信じないかはどうたら言うよりは、
 納得できる根拠なんざそもそも無いんだから、
 吉日やって思っといた方が気ぃ楽に過ごせるで、
 くらいのもん。

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