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アイデンティティ考

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 Pixivで公開してきた小説以外の文章を、
 noteに移して行きます。

(文字数:約1600文字)


 正体、あるいは身元、
 とか訳しちゃった方がしっくりくるな。

 厳密に言えば、
 あと哲学用語としては正確じゃないのかもしれないが、

 カタカナ語を良く分かんないまま、
 「自己同一性。ふんふん」
 と分かったふりしていないと、
 頭悪いみたいに思われそうで怖いから、
 無理にでも納得したように、
 自分でも思い込んでいるよりは。

 ついでに検索しましたが、
 アイデンティファイ、
 は正体を明かす、身元を示すで、
 アイデンティフィケーション、
 が証明書、IDの略ね。

 そんで、
 日本語になると更に奇妙な用語、
 「帰属意識」とも結びつけられているんだが、

 今回はこの帰属意識的アイデンティティについて、
 考えてみたいと思う。

 というのも帰属意識というものは、
 これまでの40年に渡る経験上、
 他人はやたらと気にして、
 時にそれだけで全てを判断してくるようだが、
 私個人にとっては実にどうだっていい、
 むしろ要らないくらいに感じている概念であるからだ。


1、世代的アイデンティティ

 詰め込み教育を経て、
 親世代のバブルが崩壊し、
 第一次就職氷河期に突き当たった、
 失われた20年世代だが、

 バブルが崩壊する以前に、
 我が家の経済は崩壊し、
 就職も周囲がやらないような方針で、
 進めたためにわりとスムーズだった。

 そもそも親の育て方が独特だったために、
 同世代と話など一切合わない。

2、地域的アイデンティティ

 一応は九州出身であるのだが、
 同じ九州出身者には申し訳ないくらい、
 世間からは隔絶した、
 陸の孤島的限界集落の出身である。

 当然に私の経験談は、
 九州の中であっても極めて特殊になる。

3、精神的アイデンティティ

 軽めに精神病患者だと思っているのだが、
 患者同士でコミュニケーションを、
 取ろうとされても上手くいかない。

 親から暴力を受けた事も無く、
 日常的な暴言はあっても怒鳴られた事は無く、
 命に関わるほどの育児放棄をされた事も無く、
 充分に愛されていたようなエピソードまである。

 「私達は被害を受けて苦しんできたけど、
  貴方は本当に異常だったのね。
  悪いけど御両親の対応は正しかったと思うよ」
 とか言われる。
 体感的には地獄の底まで落ち込む。

4、性的アイデンティティ

 何年か前から、
 Xジェンダーじゃねぇのかなぁ、
 と思っているんだが、

 身体も戸籍も女性な上に、
 恋愛指向も一応は女性で、
 結婚までしていて、
 特に不自由は感じていないために、
 主張する必要も無い。

 これがまた中途半端な容姿なもので、
 努力が足りないだけ、
 オシャレに興味が無いだけ、
 で済まされるだけだ。

 ふっと思ったんだが美人さんには美人さんで、
 「えー。もったいない美人なのにー」
 とか言うてやるのももうやめたらんか。

 「大丈夫。可愛いからもっと自信持って」とか、
 「そりゃ自信ある方がおかしいよね。
  諦めた方が楽だよ。うん」
 とか言われる立場でも、
 相当にうっとうしいから。

 どうあがいたところで、
 一人称が女性的「私」ではない感覚が、
 自分の内側に明らかに存在しているという、
 ただそれだけの事なんだよ!

 分かるかなぁ。
 分かんねぇだろうなぁ。
 でも言っとくよ。
 特に主張する必要は無いけど、
 存在だけでも認識してもらわない事には、
 意識される事すら見込めないから。

まとめ

 上記様々に自分の正体を探ってみたが、

 これまでも特定の集団に対しての、
 帰属意識を持とうともしてみたが、

 結果どこにも属せなかったので、
 要らない。

 自ら宣言したプログニャでいいや、
 と思っている。

 ってかそろそろ本格的に、
 屋号として活動しようか。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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