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桃カステラなる品の話がしたい

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 「何それ美味しそう」
 なんてイメージを、
 ひと目で粉砕するビジュアルだぜ。

 覚悟しな。

(文字数:約1200文字+写真2枚)



どん


どどん

 

 1枚目の外装まではまだ、
 桃の果肉が入ったカステラかと、
 淡い期待でも抱いただろ。

 2枚目の狂気に満ちた砂糖菓子を、
 上面にびっちり貼り付けたカステラが、
 2個も入っているんだぜ。
 それで箱が長方形だったんだぜ。

 3月3日は桃の節句の、
 縁起物だという事で、
 毎年実家から送られてくるんだぜ。

 長崎出身の人間ですら、
 「聞いた事くらいはあるけど」
 「ものすっごく甘いよね」
 「毎年は食べない、
  ってか食べ切れないよねw」
 で済んでくれているだろう。

 長崎市は愛宕の菓子店
 万月堂の店主が、
 我が一族の中では早くに故郷を離れ、
 自分の店を持った一番の出世頭なんだ。

 ちなみにその店で修行した、
 父の弟にあたる叔父さんは、
 兵庫県の芦屋でパン屋を長年営んでいる。

 芦屋の、パン屋を、長年だ。
 その事実がステータスだ。

 腕は確かだ。

 狂気の砂糖菓子界においては、
 しっかりと風味もあって、
 カステラ部分もふかふかだ。

 しかし毎年はキツイ!

 しかも夫婦二人に2個も!
 (しかし1個では大阪までの、
  配送料の方が高くついて、
  割高感が否めない事は理解できる。)

 毎年ご近所にお裾分けもしていたのだが、
 みな一度くらいは珍しく思って食してくれても、
 翌年は「いらないです」になって、

 今年は配り先が尽きた!

 なのでnoteで記事にして、
 せめてこの菓子の存在だけでも、
 全国に知らしめてやる。

 皆想像しただけで顎の下辺りが甘くなるがいい。

 とは言え、

 古代において不老長寿の妙薬と考えられていた、
 桃をかたどった縁起物でございます。

 皆様どうですか。
 一生に一度くらいは。
 怖いもの見たさにでも。
 記事のネタにでも。

 お取り寄せの際は是非「万月堂」へ。
 (↑祖父の兄弟レベルの親戚、
  すなわち実際に回し者なので、
  宣伝はする。)

 桃の節句時期の2月と3月は、
 超多忙でネット注文が停止になりますが、
 何も3月に限らずとも!


余談:
 昨日配偶者にも切り分けました。
 「(・ω・)うん。美味しいよこれ。
  だけど量が恐ろしい(;・ω・)
  コーヒー飲みながら、
  ちょっとずつが丁度いい」

 母にも電話で伝えました。

 今までどうもありがとう。
 だけど今年までで良いよと。

 母も「そうよねぇ甘いものねぇ」と、
 受け止めてくれた上で、

 実は姉一家が大好きで、
 毎年5個も送るので(!)、
 そのついでに私にも送ってたという。

 ハマる人には毎年欠かせないほどに、
 ハマるようだな。

 桃カステラの名誉のために追記。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

何かしら心に残りましたらお願いします。頂いたサポートは切実に、私と配偶者の生活費の足しになります!