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『唱え奉る河内國春乃井学園御詠歌部』第5話

第1話(末尾に全16話分のリンクあり)
(文字数:約7400文字)


5 デートだと 思えばデートの 二十分

 上には上があって、下には下があって、田舎には田舎があって、
 田舎に住んでいる人達も、田舎同士で「あっちよりはマシだ」って、口には出さなくても思い合っているところがあって、そう思えるのも多分、
 ここが極限で、この先は無い、って誰からも思われている田舎があるから。
「その、音谷おんやって場所僕ちょっと、行ってみたいんだけど……」
 本当なら高一の、秋も深まってきた頃に僕は、平日の昼間も家にいて受験勉強もあるし家や地域の手伝いもしているから、そう暇でもなかったけど、気になった事は気になってる内に解決させてしまいたかった。
 おじいちゃんは息を漏らすみたいにふっへっへと笑って、
「ビックリするでよ。ほんっまになぁんも無い場所で」
 言い方は、そんな感じだったけど多分、僕に見せたがっていて興味を持ってくれたのが嬉しそうだった。
 道幅が狭すぎて四輪の車はすれ違えないからって、
「二輪の免許を取ったならいつでも好きな時に上れるで。上る用事は無いやろうがよ」
 なんて言われながら最寄りの無人駅から山を十五分ほど上った、『音谷』駅で降りた。もちろんこっちも無人駅で、駅舎を出た瞬間からおじいちゃんは、両端だけで笑った口を開かずにいた。
 大抵の人が多分普通に思い描く「何にも無い所」を、思いっきりで追い越している。
 道沿いに家は並んでいるけど、板戸は閉まっていたり板塀の向こうだったり、その戸や塀もコケびっしりだったりツタが絡んでいたりして、だけど、きっともう誰も住んでいないと思えるほどには、変な臭いとかしなくって、逆に加工された木の良い匂いがして、絡んだツタに所々咲いている花は、どれも盛りだ。だから、枯れたり弱ったりした分は、毎日摘み取られている。

 これは、何だろう。

 解決させるつもりだったけど、良く分からない。良く分からない事なんだって分からなきゃいけない。かわいそう、とかじゃなくて涙が出そうになる。どうしてこんな所に住んでいるんだろう、じゃなくて、どうして僕はここに住めないんだろう。
 僕には無理だって、誰に頼まれたわけでもないのに思い切れて諦め切れてしまうんだろう。
 もう使われていない小学校の跡地に、ベンチが置かれていて、「どうぞ」ってマジックで書かれた貯金箱のそばには、封が開いてないペットボトルが2、3本並んでいる。
 ペットボトルなんだ、ってそこはちょっとシラケた感じに思ったけど、おじいちゃんは貯金箱に百円玉を入れて、一本取った。
 お賽銭を上げた後みたいに、貯金箱に向かって手を合わせている。ペットボトルじゃなかったら確かに、持って行ってはもらえないよねって、うなずきながら小学校を越えて、家の他には立ち木しか見えない道を、次の駅までのひと駅分歩いた。
「静かなのに音谷ってフシギだね」
「静かすぎてうるさく感じるでよ」
 駅までの間におじいちゃんと話した言葉はそれだけで、
「なぁ。ここからわざわざ下りて来る者もおらんでよ」
 って話し掛けられたのも、電車が走り出して音谷に並ぶ屋根が、全く見えなくなってからだった。
 二輪の免許を取ったらもしかしたら、いつでも好きな時に上って行くのかもしれない。上る用事は無いだろうけど。

 部長と神南備が盛り上がって、話が大きく広がってる間に、僕は挨拶して教室を出る。深見駅で乗り換える電車は基本一時間に一本で、昼間はもっと少ない。
「張山くん」
 僕に続いて幸さんが教室を出て来た。
「途中まで、一緒に帰ってくれない? 良かったらなんだけど」
 良くない、なんて幸さんじゃなくてもそう簡単に言える気がしない。
 部長も堂々としてキリッと整ってるけど、幸さんもやっぱり、いつ見ても美人で、背は僕よりも少し低いくらいだけど、頭身のバランスが良くてもっと高いみたいに見える。並んで歩いていても僕と付き合ってるだなんて、多分思われない(現にサカクラとかシバタは「従兄弟か親戚か近所の姉ちゃんか」とか、「おい俺達の事紹介してくれよ」とか言ってきた)。
「すみません。何だか」
「え?」
 電車の席はまばらに空く時もあるけど、僕と幸さんは窓を向いて並んだままでいる。一度勧めたけど「すぐ降りるから」って微笑まれた。
「声掛けてもらって、そのまま入ったのに僕は、何にも知らないし分かってないなって……」
「何も分からない人がいてくれた方が良いのよ」
 なぐさめになっているのか分からないけど、また微笑んでくれる。
「分かっているフリしてるだけで本当は分かっていなかったり、今更聞けないとか、くり返し聞かされてやっと分かる事だってあるし、そうだったって思い出す事もあるから」
 教室にいる時にはそんなに色々思っているようには見えなかったけど、多分、見せないようにもしているんだろう。
「それに晃が楽しそう」
「そうですか?」
 ちょっと気を良くしかけたけどすぐに神南備が思い浮かんだ。
「神南備がもう弟子みたいになっちゃってますからね」
「みくりちゃんは一生懸命よねぇ」
 クスッて笑いながら言ってくる。みくりちゃんって呼ばれると、まるで神南備じゃないみたいだ。
「去年はほとんど誰も、残ってくれなかったから。まず興味くらい持ってもらえなきゃ、説明する方だってつまんないし」
「去年の部長は三年生の内の……?」
「去年も晃。晃が立ち上げた部活だもの」
 それじゃ無理だな、って何となく分かった。同級生から御詠歌とか教えられても、ちょっと説得力が無い。あと一応は先輩だから大人しく聞いていられるところもあるし。
「よく高一から興味持ちましたね」
「聞かされる機会がちょっと、多分人よりも多かったからね」
「お大師様ですか? 家が信仰しているとか」
「ううん。うちは、お大師様じゃないけど……、何て言ったら良いのかな多分、昔からのお友達」
 話しているうちに電車は、深見より手前で急行が停まる駅、『三鈷さんこしょう』に着いて、
「私、ここだから。またね」
 と笑顔で隣を離れて行った。

 それからは、部活の度に大体同じ流れで、教室を出て学校の最寄り駅で電車に乗って、三鈷の荘までの約二十分、幸さんと話をしながら帰る。
「あれって本当ですか? うちの校訓って」
「生徒手帳、持ってる?」
 正直そんなに大事に扱ってはいないけど、カバンの中で行方不明になって見つからないほどでもなかった。
「校訓のページ」
 開いて見たけど「河内國は独立国」なんて文句は書かれていない。
「透かして見て」
 まさか、と思ったけど電車の灯りに照らしたら、昔のハンコみたいな凝った書体で浮かび上がってきた。
「ステルスですか」
 って言ったら幸さんはちょっと、だけどおかしそうに笑った。
「よく部長こんなの見つけて……、あんなに熱っぽく語れましたね」
「ああ。だって創立者、私と晃の父だから」
 不意討ちを喰らったような気がしたけど納得した。
「創立者って春乃井さんじゃ……」
 って言ったら幸さんは吹き出して、顔を押さえて髪から突き出た耳の端が赤くなるまで笑い続けて、こっちが笑わせるつもり無い時に笑われても、相当恥ずかしい。
「ごめんなさい。春乃井は、河内國の美称なの」
「美称」
「ほら。難波の『みをつくし』とか、奈良の『あおによし』とか」
「すみません。両方とも僕は、ちょっと……」
 あおによし、でようやくぼんやり分かったくらいだ。
「父が古文書から無理矢理引っ張ってきた言葉だもの。難波や奈良みたいに広く知られていないし、分かるわけないわ」
 そう言ってもらえたけど多分なぐさめられている。
「あと父は創立者で、校長ってわけじゃないから。学校の経営なんかは素人だもの自分には無理だって、初めから理念に賛同してくれる人脈探して、うん、そこは結構力入れてやってたみたいね。今も面接官の一人に加えてもらえてるし」
 面接官の顔なんかもうほとんど忘れていて残念だけど、緊張させる雰囲気も無く、のんびり雑談しているうちに終わってしまった感じだった。
「今は、祖父母と一緒に暮らしています」
 そう話した時に、
「普段の呼び方で構いませんよ」
 って言われた事を覚えている。
「一緒に暮らしている人達をねぇ、そんな堅苦しい言葉で思い出しながら、話せないよねぇ」
 そう笑顔で話してきた人は、ずいぶんおじいさんだった気がするけど、部長と幸さんのお父さんがいたと知って思い出せたのはその人だけだ。

 二十分の間は周りから、もしかして羨ましく見えているのかもしれないけど、
「部長って昔っからあんな、その、堂々とした感じでした?」
 話のきっかけはいつも御詠歌か部長になってしまう。
「本当のこと話しても良い?」
 良くない、なんて答えにくい訊き方をされた。
「晃は話されたくないだろうから、聞いたこと、言わないで欲しいんだけど」
「ああ。はい。言いません」
 その流れから予想はついていたけど、
「今とは全然、違ってた。小学校の時に結構、ひどく、いじめられて……、学校に通えなくなったしごはんも、食べられなくなったりして」
 そこまで意外にも思わなかった。何かのきっかけでそれまでとは、別人みたいに研ぎ澄まされる奴って時々いる。
 良い奴だったらそのまま、今のいじめられっ子なんか何の関係も無い所まで、一気に飛んで行けちゃうし、嫌な奴だったら「昔の自分を思い出す」って、自分を見習え自分が変われた通りにしろとか、周りまで巻き込んでかえって、追い込みに来る。
「何か、変われるきっかけみたいな事って、ありました?」
 部長は多分飛んで行けた方だろうなって、思いながら訊いてみたら、答えに間が空いた。
「あ。すみません。言いにくい事だったら」
「ううん。良いのよ。今、考えてたの。多分なんだけど……」
 少しうつむいていた横顔が窓を見て、
「私に初潮が来たからだと思う」
 思いっきり、動揺しそうになったけどここで顔色とか変えてたら、電車の中で聞こえていたかもしれない人達に、気のせいかって流してもらえない。
 充分言いにくい事じゃないですか。言わなくていいんですよ。僕自身は、わりと、大丈夫。妹いたから、比較的。
「それからよ。自分の方が兄だって、言い張ってくるみたいになったのは。それまでは、ボク弟でいいとか、ずっとお姉ちゃんでいてとか、甘えてたのに」
 初日に双子の兄か弟かで、話がちょっと割れていたのはそのせいか。
「女だって思われたら、急に。どうしてかしら。女って、そんなに弱いみたいに見える?」
「いやそういう事じゃ、ないと思うんですよね……」
 部長と言うよりちょっと前の自分を弁護したいみたいな気持ちになった。
「僕にも妹いますけど、二つ下で、生まれた時からだからまた違うとは思いますけど、上のお兄ちゃんに負けるのは、もう仕方がないから諦めるとして、妹に追い越されるのは、自分でも情けないし周りからの、呆れられようバカにされようももうすごいんで」
「妹さんって、そんなにしっかりしているの?」
「ええ。まぁ、僕よりは」
「すごい。まだ中学生でしょう?」
「僕よりしっかりしていない奴も、そういないと思いますよ?」
「え?」
 って幸さんはちょっと吹き出して、
「やだ。ちょっとそれ何の冗談?」
 って言ってきたけどそれこそ、冗談にしか思えなくてムッとした。
「何って、ネガティブな事ばかりいつも思ったり言ったりしているし、そのくせ何かしっかり固まった、答えとか、意見とか出せるわけでもないし、周りからもちょっとしゃべる度にバカにされてたけど、自分でもうっとうしい」
「本気で言ってるの? それ」
「冗談でこんな事自分に言います?」
「私、弓月くんの事今からすっごく頼りにしているんだけど」
 目をやった幸さんは、隣の僕を見詰めて微笑んでいて、やっぱり美人だし僕より背が低いって、分かっているのに今隣にいるのに、僕より高く感じるし、
「本当よ。頼りにしているの。これからも、よろしくね」
 ってちょうど、「三鈷の荘」に着いた電車を笑顔で降りて行って、周りから見れば僕は見とれていたみたいに、思われたかもしれないけど。

 無人駅を出て懐中電灯で照らした道を歩きながら、思い返していたけど、
 幸さんはやっぱり一歩退いた所から、周りを見ている人で、種類は違うけどそれは、僕も同じで、同じ同士で気が合うかな、と思いながらいつも話をするんだけど、同じ同士だから気が合っちゃってお互い一歩退いたままだ。この距離が、お互い居心地良いって分かっちゃってる。
 落ち込む、ってほどじゃないけど元気が出るわけでもない。ため息をつきながら家に入ると、
「ただいま」
「ゆっ、ゆづきぃ? おおお、おかえり今日は、はやかったわね」
 どうしたの? って訊く気もしないおばあちゃんの声が台所から届いてきた。早くない。いつもと同じ時間だよ。
 嫌な予感どころか確信を感じながら居間に行くと、
「弓月よ」
 見ていた新聞紙を下ろして老眼鏡も外したおじいちゃんが、両端の笑みをほっぺたがシワッシワになるまで、引き上げてくる。
「えらいまたベッピンさんと、『でえと』をしてきたみたいやてな」
 田舎の情報連絡網だけは、まだ慣れないしこれからも一生馴染めそうな気がしない!
「ちょっと川北市に用があった、マツイさんがさっきおばあちゃんに、電話してくれたで」
 そして大抵の話が大幅に間違ってるし!
「白状せえやコラ」
 っておじいちゃん、何かプロレスの技みたいなもの掛けてくるけど、往年の技過ぎてどう掛かればいいのか分からないし、健康になってきたら今は、掛けてくるおじいちゃんの方が心配だし!
「部活の、先輩だよただの! 御詠歌部の!」
「ほえっ?」
 って驚いた感じに後ずさってくれた。
「分かってくれた?」
「いやそれじゃのうして、御詠歌部」
「あ」
 これまで二人に話していなかった。
「へーぇ、そがん部の。ほーぉ、弓月が。はーぁ」
 そしておじいちゃんの、この馬鹿にしてるのか呆れてるのか、次に怒ってくるのか笑ってくるのかも良く分からなくてイラッとするリアクションだけは苦手!
 そして台所の方からはカチャカチャと食器の揺れる音が近付いて来る。
「ふふ二人とも、こここコーヒーでもどぉお?」
「おばあちゃん話聞きた過ぎて挙動不審になり過ぎ。あとさりげなそうに入って来るのヘタ過ぎ」
「弓月が御詠歌をやりよんやて」
「わにゃっ?」
 そして二人とも驚いた瞬間の声が独特で、この先僕にもうつって他所でも言っちゃわないか心配。
「やってないよ本気では。部長も遊び半分だし」
 ふっへっへって笑い声は時々、イラッとくる事もあるんだけど、
「それはそうや。本気でやる者は山のてっぺんまで上らんにゃ」
 その通りだなって納得できる事を言ってきたりもして、侮れない。
「弓月よ」
 声がした時点で分かってたけど振り向いて見たおばあちゃんは、笑顔で涙目になってるし。
「偉い!」
 畑仕事続けてるからおばあちゃん、自分で思っているよりも両肩を叩いて来る手の力強いし。
「偉いでよ弓月ぃ!」
「おばあちゃん痛い痛い痛い! あと全然ちっとも偉くない!」
「お大師様との縁が出来てくれただけで充分でよ」
 おじいちゃんは、おばあちゃんの肩を叩いて手を放させてくれる。
「すぐやめるかもしれないよ?」
「ええ、ええ。出来たもんは途切れても、また別の形でつながるでよ」
 お大師様も僕は、正直どうだっていい本当には信じてなんかいないから、そこを喜ばれても困るんだけど。
「そいでベッピンさんは御詠歌部の人やて」
「うにゃあ。そんな御縁が」
 まだその話が残っていた。しかも黙ってたら話が勝手に進みそうだ。
「デートじゃない。帰りの電車が一緒なだけで、それも『三鈷』駅までの二十分くらいだし」
「二十分、隣に並んで話をしよんのやろ? それを『でえと』と言わんで何て言うんにゃ」
「そりゃおじいちゃんの時代はそうだろうけど」
「時代は変わっても違わんで弓月。ほお。『でえと』に感じんならこの話は立ち消えやな」
 思っていたよりあっさり、引き下がられて、引かれてしまうとどこか残念な、何かを間違えたような気がした。
 おばあちゃんが持って来たコーヒーを、ようやく三人で飲む。
「しっかし聞いた話では大層なベッピンさんを……、ほんまに隣おって何も思わんでにゃ」
「部長と双子の兄妹なんだよ。部長の顔とかしゃべり方なんかがチラついて、そんな感じに思えないって」
 なるほど、っておじいちゃんはうなずいた。
「他に誰か気になる女の子でもおらんでにゃ?」
「気になる、って、わけじゃないけど……」
 コーヒーを飲みながら考えて、
「僕の近くの席の、神南備って子が毎日どうでもいい話僕に持ってきてうっとうしい」
 一つを口にしたらずっと思ってたけど言えてなかった事が、後から次々出て来る出て来る。
「部活も一緒なんだから、そっちで話せばいいのに、友達と話してる時も気が付いたら近くで聞いてて、話に入ってくるし。みんなも呆れてるし。男子も女子もみんな、神南備への伝言僕に頼んでくるし、神南備への用事だってのにいなかったら、僕にどこに行ったか訊いてくる。そりゃ知ってるけど。ほとんど行動一緒だし、『図書室行ってくる』とか、わざわざ僕に言ってから神南備、出て行くから」
「その……、カンナビちゃんて子もベッピンか」
 おじいちゃんも、コーヒーを飲みながら考えているみたいに、おでこにシワを寄せている。
「まぁね。結構、うん。可愛い」
 ダンッ、と思ってもみなかった強さでマグカップが、テーブルに叩き付けられた。
「弓月ぃ!」
 このおじいちゃんから怒鳴られた事なんか、僕すっごく小さい頃の一回くらいしか無い。
「おのれはさっきから聞いておれば、おなご衆の気持ちをもてあそんでそいで、おもろいんか! それが関東のやり口か!」
「ちょ、っと何でそうなるのか分からない。あと気に入らない事関東のせいにするの本気でやめて」
「ほんまやな! ほんまに気付いてないんやな! それならじいちゃん怒りは収めるけども、それはそれで心配の止まらんぞ!」
「先輩さんもそれは気を使いなさるわ」
 っておばあちゃんも珍しく呆れた感じにため息をついていた。

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