聖書読書記録(16週目112日分)
2022年9月14日~9月20日
歴代誌上29-1~29-30
歴代誌下1-1~31-21
主な内容:
列王記の内容の、
ユダ王国側をメインで取り上げて、
各王の治世に役職に就いた人達を細かく記した。
歴代誌上はソロモン王の即位まで。
歴代誌下はソロモン王の神殿建設から、
バビロン捕囚まで。
ざっくり感想(実にざっくり)
ソロモン即位前夜のダビデの祈りに度肝を抜かれた。
ダビデは全会衆の前で主をたたえて言った。「(略)
このような寄進ができるとしても、わたしなど果たして何者でしょう。わたしの民など何者でしょう。すべてはあなたからいただいたもの、わたしたちは御手から受け取って、差し出したにすぎません。(略)この地上におけるわたしたちの人生は影のようなもので、希望はありません。(略)」
……ってはっきり言っちまうんだダビデ!
しかも全会衆の前で!
それイヤだなぁ。
言わんとする事が決して分からんでもないけど、
私希望だけは保持していたい人間なんだよなぁ。
当時の原語でもホンマに「希望」という語で、
現代日本のように受け止められていたかだな。
あと神殿を建設した後のソロモンの祈りにホッとする。
もし彼らがあなたに向かって罪を犯し、ーー罪を犯さない者は一人もいませんーーあなたが怒って彼らを敵の手に渡し、(略)捕虜になっている地で、心を尽くし、魂を尽くしてあなたに立ち帰り、(略)御名のためにわたしが建てた神殿の方を向いてあなたに祈るなら、あなたはお住まいである天からその祈りと願いに耳を傾け、裁きを行い、あなたに罪を犯した民を許してください。
この「罪を犯さない者は一人もいません」、
というひと言が言える時点で、
ソロモンが並外れた賢者だったと分かるな。
そして今現在も存在するユダヤ教徒にとって、
神殿の壁はまさしく希望であり続ける事を理解する。
「もう破壊されただろ。無効だよ」
とか言われたって、
ユダヤ教徒に生まれ落ちた身には響くわけがない。
(イエスは復活したし、
お大師様は生きている事を思えば。)
ユダ王国の王のエピソードは、
列王記よりも詳しい。
治世は良くてもちょっと神信じなかったからって、
アサ王は足の病にかかり、
神よりも医者を信じたからって治らなかったり、
エルサレムの住民に淫行を行わせ堕落させたって、
ヨラム王は悪質な内臓の病にかかり、
ついには内臓が外に出るようになったとか、
主の罰わりかししっかりとえげつない。
ヒゼキヤ王がこれまでの王の罪を是正しようと、
めっちゃ頑張って頑張って頑張っているところ。
もうソロモン王からだいぶ経っちゃって、
主を信じる人も減っちゃって、
町によってはかえって馬鹿にされたりして、
味方少ないんだ。
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